ここが変だよ日本人② ほんとに神様を信じているのかどうか怪しい | 鳥頭三太郎の生活と意見と愚痴とぼやき及び鳥頭日記あるいはオポッサムの遠吠え且つ懺悔録または自己批判文及び居酒屋談義あるいは備忘録

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 私の日々思うことや、見た映画や読んだ本の感想や、ネットで見つけた情報なんかを皆様にお知らせしようと思います。
 なお、私のいうことにはいろいろ間違いもあると思いますので、100%信用してしまわないよう気を付けてください。

 あまりNHKの宣伝はしたくないのですが、先日「ブラタモリ」で驚くような話を聞きました。

 

 

 

 

 

 なんと、石灰岩採取のために「神体山(=山そのものが御神体)」を削ってしまうという神を恐れぬ暴挙を行ってしまったようです。

 

 

 

 

 似たような事例は各所にあります。

 

 

 

 

 

 まことに恐れ多いことです。

 

 

 

 

 形式的に神主さんに祝詞を挙げてもらってお祓いとかすれば、何をしてもいいくらいに思っているようで、神様(御神体)をなめまくっています。

 

 

 

 

 以前の記事で、日本人の多くは神社の氏子でお寺の檀家だということを書きましたが、私もそうだったのですけど、自分が氏子である神社のご神体がなにかを知らないで拝んでいたりします。

 

 

 

 

 まあ、私も現代人なのであまり信心深い方ではないのですが、結構多くの人は神社のご神体がなにかとかはあまり気にしていないように思います。

 

 

 

 

 ほんとは神様とか信じてないのが実態なのではないかと思うのですが、元々は基本的にアニミズムらしくて、あらゆるものに神(≒霊=アニマ)が宿っており、怒らせると祟るからご機嫌を取るために祀る(祭る)というものだったらしいです。

 

 

 

 

 

 社長や上司を怒らせると祟られるので、ご機嫌を取ればご利益があるだろうと期待するのと同じ理屈のようです。

 

 

 

 

 自然を怒らせると祟られるという恐れが自然破壊を止めていた面もあるようで、江戸時代くらいまではテクノロジー的にも弱体だったので、それほど自然破壊が問題になるようなことはなかったようです。

 

 

 

 

 明治以降、殖産興業→富国強兵→脱亜入欧で、人間が自然を支配するという考え方(西欧人間中心主義(ヒューマニズム))が日本文化にも浸透してゆき、平気で自然破壊するようになってしまったようです。

 

 

 

 

 そもそも、日本人は神様と人間の区別もつかなくなっているようで、米国では「オマハの賢人」と呼ばれているウォーレン・バフェット氏を「投資の神様」と呼んでいます。

 

 

 

 

 明治以降1945年の敗戦まで、神様を祀る側(神主)の元締めだった天皇を「現人神(あらひとがみ)」や「現御神(アキツミカミ)」と言って神様扱いしていましたので、以前から神様と人間の区別がつかなかったようです。

 

 

 

 

 天皇が「現人神」「現御神」と信じ込まされていた日本人は、敗戦後に天皇が「人間宣言」したので訳が分からなくなり、何を信じればいいのかわからなくなってアイデンティティクライシスに陥った人もいたみたいです。

 

 

 

 

 

 現在では「賢人=神様」ですから、バフェット氏が損したりすると「神様だって人間だから損することもある」とか、訳の分からないことを言う輩が現れたりします。

 

 

 

 

 アブラハムの宗教と総称されるユダヤ教、キリスト教、イスラム教では旧約聖書が共通の聖典であり、「唯一神信仰」で共通しています。

 

 

 

 

 これらの宗教の信者である科学者は宇宙に存在する普遍的な法則を知ることが「唯一神」を知ることだと考えているようで、有名なアインシュタインの「神はサイコロを振らない」という言葉は、神の存在を前提としていることを示しています。

 

 

 

 

 

 「万有引力の法則」で有名なアイザック・ニュートンも熱心なキリスト教徒でした。

 

 

 

 

 

 

 彼らが科学的な研究をした動機は「唯一神」を知ることだったようです。

 

 

 

 

 私は現代人ですから、宇宙には何らかの法則があることを信じていますので、唯一神という概念が宇宙の法則そのもの、あるいは宇宙の法則を作った存在だとすると唯一神の存在を信じていることになるでしょう。

 

 

 

 

 なんらかの宇宙の法則(≒唯一神)の存在を否定する現代人はあまり多くないと思いますので、唯一神を信じているとも言えるのではないかと思うのですが、自分が唯一神の信者だということを自覚してないだけだと思います。

 

 

 

 

 現在の若者には「神様のお告げ」は信じなくても「宇宙からのメッセージ」は信じるというのも結構いるようです。

 

 

 

 

 人類が束になっても唯一神(=宇宙の法則)には逆らえないでしょうし、逆らえば自滅するでしょう。

 

 

 

 

 現代の文明(科学・テクノロジーなど)は、人類が自滅する方向に向かっているような気もします。

 

 

 

 

 

                ありがとうございます