日本国のまやかしの歴史④ 連合国に降伏したのに、米国だけに降伏したように錯覚させている | 鳥頭三太郎の生活と意見と愚痴とぼやき及び鳥頭日記あるいはオポッサムの遠吠え且つ懺悔録または自己批判文及び居酒屋談義あるいは備忘録

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 私の日々思うことや、見た映画や読んだ本の感想や、ネットで見つけた情報なんかを皆様にお知らせしようと思います。
 なお、私のいうことにはいろいろ間違いもあると思いますので、100%信用してしまわないよう気を付けてください。

 私も最近まで知らなかったのですが、第二次世界大戦で大日本帝国に対して宣戦布告し、 大日本帝国降伏前の1945年6月26日に 連合国憲章(Charter of the United Nations)に署名した51ヵ国が連合国(≒国際連合)原加盟国です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 United Nationsは、1942年の連合国共同宣に署名した対枢軸国共同戦線諸国の正式名称になり、1945年6月の連合国憲章により、永続的な集団安全保障体制(≒軍事同盟)として整えられたもののようです。

 

 

 

 

 

 有事の際には連合国憲章第7条に基づき、安全保障理事会が指揮する「連合国(≒国連)軍」が敵対国に対処することになってますが、ほとんどの独立国が加盟したので、無意味化(死文化?)しています。

 

 

 

 

 

 なお、連合国(United Nations)を外務省がまやかし翻訳したのが「国際連合」で、日本ではこちらの方が一般的になっていますが、和英対訳を見ればまやかしが明らかです。

 

https://www1.doshisha.ac.jp/~karai/intlaw/docs/unch-je.pdf

 

 

 

 

 こういうことをするから「日本の常識は世界の非常識」がさらにひどくなってしまうのでしょう。

 

 

 

 

 「国際連合」という言葉を使うと、「連合国憲章敵国条項」により、日本の国際的な「身分」が「執行猶予中の犯罪国家」あるいは「捕虜国家」のような状態である事実がまやかされてしまいます。

 

 

 

 

 というかそのような状態であることをごまかすために「国際連合」という言葉をひねり出して「(戦時中の)連合国=United Nations≠(戦後の)United Nations=国際連合」であるかのように印象操作したのでしょう。

 

 

 

 

 まことに姑息なまやかしです。

 

 

 

 

 私もずっと騙されていました。

 

 

 

 

 官僚の言うこと、することには、このような姑息なまやかしが多いので、ほとんど詐欺師のような集団ですから、ゆめゆめ信じてはいけません。

 

 

 

 

 まあ、「敵国条項」は暫定措置とされてましたから、そのうち世の中平和なって安定すれば削除されるだろうと希望的観測をして、とりあえず(自分の任期中)その場しのぎをしておくつもりだったのでしょう。

 

 

 

 

 大日本帝国敗戦後、進駐してきて占領したのは大部分が米軍(一部イギリス及び英連邦軍)だったので、日本人の多くは米国(のみ)と戦争して、米国(のみ)に負けたような錯覚を抱いてしまったようです。

 

 

 

 

 実は私もそうでした。

 

 

 

 

 しかも、すぐに米ソ冷戦がはじまってしまい、朝鮮戦争勃発以降、日本は「連合国(主に米国)の占領国」から実質的に「米国のみの占領国」に変えられてしまいました。

 

 

 

 

 以後、元々第二次世界大戦では「米国のみと戦争」し「米国のみに降伏した」ように印象付けるよう、マスメディアやいわゆる「知識人」を動員したような気がします。

 

 

 

 

 その後「日米安全保障条約(+地位協定+日米合同委員会)」という、究極のまやかしシステムの完成により、米国が存在する限りそのパシリのドミニオンのようなものである状態から抜け出せない状態が固定しました。

 

 

 

 

 

 「日米安全保障条約」というのは私も最近まで中身を読んだことが無かったので知らなかったのですが、免責だらけのインチキ保険のような内容で、日本の安全を米国が保障するものではないようです。

 

 

 

 

 

 

 上掲の記事の中に、米国の義務は『日米共通の軍事的脅威に対処する行動』となってますので、米国には脅威でなく日本にのみ脅威である場合は米国は何もしなくていいことになるのかも。

 

 

 

 

 日米安保条約の効能というのは、「最大最強の暴力団国家である米国のテリトリー(なわばり)になっておけば他の中小暴力団国家は手を出さないだろう」という点くらいでしょう。

 

 

 

 

 「日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約」→「日米安全保障条約」→「日米安保条約」という名称でまやかしているとしか思えません。

 

 

 

 

 日米安保条約は1970年以降は自動更新になっており、一年前に予告すれば破棄できることになってます(保険みたいですね)。

 

 

 

 

 

 

 保険の契約みたいに、一年前に解約の意思を表示すれば破棄できるのですが、そうするとどうなるかオリバー・ストーン監督が解説しています。

 

 

 

 

 

 

 米国からインフラを破壊されてしまうそうです。

 

 

 

 

 うちはオール電化にしてしまったのですが・・・。

 

 

 

 

 日本とドイツは、ソ連崩壊後の混乱期の1990年~2000年代初期頃に「敵国」状態から抜け出そうとあがいたのですが、結局「敵国条項」は削除できませんでした。

 

 

 

 

 特に米国が反対したそうです。

 

 

 

 

 

 実体的に日本国憲法よりも上に日米地位協定+日米合同委員会があり、その根拠として日米安全保障条約があるという「安保体制」が、現在の日本列島住民の「どうしてこれほど現実性(リアリティ)が無視できるのか?」状態をもたらしたのでしょう。

 

 

 

 

 

               ありがとうございます