片頭痛とミトコンドリア その19 頭痛相談 | 頭痛 あれこれ

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 「慢性頭痛」は私達の日常生活を送る際の問題点に対する”危険信号”です。
 このなかで「片頭痛」は、どのようにして引き起こされるのでしょうか。
 慢性頭痛改善は、「姿勢」と「食生活」の改善がすべてであり、「健康と美容」のための第一歩です。

 先日、ブログの読者の方から、頭痛相談を個人的にメールでお受け致しました。
 そのなかで、サプリメントで不足した食事内容を補おうとされていました。さらに、緊張型頭痛と片頭痛が明確に区別されると思っておられるようで、片頭痛という頭痛がどのような頭痛なのかが理解されておられないように見受けられました。
 ところが、私のブログの読者であるということは、これまでの記事を悉にご覧頂いておられるということのようでした。ということは、私のブログの論旨が読者の方には正確に伝わっていないことを意味しています。まさに愕然とさせられた次第でした。
 このため、単刀直入に、今回のシリーズは「片頭痛とミトコンドリア」にして、「片頭痛がミトコンドリアの機能の低下することによって引き起こされる頭痛である」ということを明確にすることを目的としたものです。
 このため、まさに駆け足で、シリーズを完成させました。
 記事数は18編に及びました。


片頭痛とミトコンドリア その1 ミトコンドリアは「生命エネルギーの製造工場」
 
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12285119402.html


片頭痛とミトコンドリア その2 エネルギー制御はどのように・・
 
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12285306514.html


片頭痛とミトコンドリア その3 いろいろな食事の摂り方
 
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12285335273.html


片頭痛とミトコンドリア その4 生活習慣病との関連
 
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12285377352.html


片頭痛とミトコンドリア その5 マグネシウムの役割
 
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12285395272.html

 

片頭痛とミトコンドリア その6 鉄分の役割
 
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12285401263.html


片頭痛とミトコンドリア その7 脂質の役割
 
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12285407939.html


片頭痛とミトコンドリア その8 バランスのよい食事
 
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12285566328.html


片頭痛とミトコンドリア その9 規則正しい生活
 
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12285583148.html

 

片頭痛とミトコンドリア その10 ミトコンドリアの起源
 
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12285594713.html


片頭痛とミトコンドリア その11 遺伝情報としてのミトコンドリア
 
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12285609849.html


片頭痛とミトコンドリア その12 活性酸素
 
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12285620853.html


片頭痛とミトコンドリア その13 有害物質
 
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12285871310.html


片頭痛とミトコンドリア その14 腸内環境
 
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12285877233.html

 

片頭痛とミトコンドリア その15 セロトニン神経系
 
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12285884169.html


片頭痛とミトコンドリア その16 姿勢
 
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12285891189.html


片頭痛とミトコンドリア その17 慢性頭痛とは・・
 
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12285901721.html


片頭痛とミトコンドリア その18 片頭痛とは・・
 
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12285904653.html


 以上で、片頭痛が慢性頭痛のなかで、どのような位置を占め、片頭痛がどのような頭痛なのかが理解されたのではないでしょうか。
 専門家は、片頭痛は原因不明の不思議で・神秘的な”遺伝的疾患”とされるために、巷では、片頭痛を断片的にとらえ考え方が極めて曖昧模糊となっています。
 少なくとも、片頭痛がどのような頭痛なのかが理解されれば、あとは何をどうすれば明らかになるはずです。
 治療の原則は、規則正しい生活を送るだけのことでしかありません。すなわち、睡眠を十分にとり、適度に運動をし、食事をバランスよく摂取することに尽きるはずです。
 しかし、このような単純なことができないのが現代社会です。
 このなかのどこに問題があるのかは、患者さん個々で全く異なっています。こういったことは、ブログ上では、一般的なことを網羅して述べているため逆に、理解しにくくなっているものと思われます。
 外来の診察の場面であれば、直接、病歴を詳細にお聞きすれば、こうした「規則正しい生活」が送れていない要因の把握は極めて簡単なはずです。
 大雑把に分けるならば、ミトコンドリア関連なのか、脳内セロトニンの低下の問題なのか、それとも「体の歪み(ストレートネック)」のうちの3つのいずれの問題なのかがおおよそ見当がつくはずです。このように、片頭痛発症の主要因を推定した上で、まず、改善すべきターゲットを定めて効率よく片頭痛改善までもっていくのが原則です。
 ただ、先程の、規則正しい生活を送ること、すなわち、睡眠を十分にとり、適度に運動をし、食事をバランスよく摂取することの最低限度のことは行う必要があります。


 このように、片頭痛とはどういった頭痛なのかという正しい知識を身につけることが極めて重要になってきます。
 専門家の宣われるように、片頭痛の適切な治療とは、トリプタン製剤を服用することである、といったような単純なものではありません。


         未だに、ネット上で幅をきかす脳過敏症候群
          
http://ameblo.jp/yoyamono/entry-12281301551.html


 このような馬鹿げた考え方が未だに存在していることを忘れてはなりません。
 そして、緊張型頭痛と片頭痛が明確に区別できるかのごとく日常茶飯事に、頭痛外来を行っているホームページには当然のごとく掲載されています。
 このような間違った、誤った考え方を、真っ先に払拭しなくてはなりません。


 今回のシリーズ作成のきっかけとなった読者の頭痛相談から判断すれば、今後とも、繰り返して、「片頭痛がミトコンドリアの機能の低下による頭痛である」ということを徹底するまで述べていく必要があるようです。
  少なくとも、断片的な知識から、片頭痛治療を行ってはならないということです。
 あくまでも、片頭痛という全体像を把握した上で、自分の片頭痛そのものがどのような要因で起きてきたものなのかを判断しなくてはなりません。
 例え頭痛相談であったとしても、4,5回のメールのやりとりで、この点は明確になるはずです。

 こうした頭痛相談であったり、特別な治療方針で「頭痛外来」を行うからといって、有料で、それも医療機関でありながら特別料金を徴収するあり方そのものも、批判されるべきです。