趣味でなんとなく書いていたブログですが、困っている子へのアドバイスを聞かれました∑(゚Д゚)

 

私なんぞで力になれるかわかりませんが、少しでも力になれたらと思いますので書かせてもらいます。コメント欄で書いていたんですが、内容が長くなりそうだったので、コメントをいただいた方の許可を得て、ブログの方に書くことにしました。


<内容>

ADHDの ものすごく暴れん坊君がいます。
勉強は放棄でいつも図書室とか学校充を徘徊……。
教員や管理職の方たちが 一生懸命努力していますが、変わらない。

 

という内容です。

 

発達障害のお子さんへの対応に、悩んでいる方も多いと思います。

 

あくまで直接関わっているのもではないので、自分だったらこうするという内容しか書けませんが、参考にしてくれたらと思います。

 

 

 

 

まず今まで書いてきた記事の中に、特別支援的な考えを取りれた学級経営の方法を書いたものを載せておきます。

 

⑴授業の型を変えることで、子どものストレスを軽減させる方法

<大事と思われていることをやめてみる> 

⑵じっとしているのが困難な子どもへの一斉授業の方法

<一斉授業が上手くいかない時は?> 

⑶自分の気持ちを上手に表現できない子どもへの対応

「反抗する」「暴れる」そんな問題児に、どう接していくか?

⑷子どもの指示の方法

指示を出しても動かない子への対応

⑸発達段階に応じた、伝わる言い方

子どもに伝わる「叱り方」

⑹ほめる時のコツ

<「すごいね!」ではなく「ありがとう!」>

 

 

 

 

ではもし、私がADHDの子どもを担任した場合の対応を、書いていこうと思います。

 

最初にやることは2つです。

 

①先生と子どもとの関係

②先生と保護者との関係

 

 

 

 

まず①の先生と子どもの関係です。

 

私は子どもと関係を作るために、最初に遊びます。

鬼ごっこ、お絵描き、一緒に踊る、歌う、ゲーム、内容はなんでもいいです。

 

 

発達障害といっても、子どもの様子は多岐に渡ります。

ADHD(注意欠陥多動性障害)の子どもにも、色々いますが特徴として

 

・不注意・・・集中力がない、計画性がない

・多動性・・・じっとしていられない、力の加減がわからない

・衝動性・・・結果を考えず行動する、思わず手が出てしまう

 

この3つがあります。

 

想像できるかと思いますが、ADHDの子は周囲との関係構築が困難です。

先生にも注意される場面が多く、喧嘩やトラブルも頻発します。

 

その状況が続くと、新しい先生だからといって信頼されません。

 

なので、話すことができる、話を聞いてくれる状態を作ります。そのために最初に遊んで関係を作ることが重要だと考えます。

 

 

 

次に②の先生と保護者との関係です。

 

ADHDのお子さんの保護者は、はっきり言って大変です。一生付き合って生きていく家族の方の心配はつきません。

 

そして、多くの場合に保護者の方は学校から厳しい報告を伝えられます

また、小学校に来るまでに、すでに幼稚園や保育園の先生にも、連絡帳や電話でよろしくない内容のお話を聞かされ続けます。

 

そのため、小学校に入ると学校に任せきりになってしまう保護者もいます。また、保護者自身にも発達障害を有しているケースもあるので、関係作りが困難なことも多いです。

 

そんな状況で私が関係づくりで意識することは下の2つです。

 

1、電話や連絡帳での連絡はいいことだけを伝える

2、トラブルの連絡は直接会って言う

 

 

電話や連絡帳では、

「今日こんなことをしたんですよ!」「とってもいい子でしたよ!」

と、いいことを報告します。

 

ADHDを持つ子どもの保護者の方にとって、多くは学校からの連絡は悪い報告になります。

しかし悪い報告ばかりですと、当然ストレスがかかります。

連絡のたびに「またあの子が何かしたの・・・」となってしまうと、そのストレスが家庭で子どもに向いてしまうこともあります。

 

学校で怒られ、家で怒られたら、子どもはまともではいられません。

 

まずは、学校と保護者で仲良くなりましょう。悪いことが1回あっても、10回以上いいことを伝えていれば、保護者の心理的負担も少なくなります。

 

ストレスが減ると、家庭での子どもへの対応も優しくなります。

これだけで、子どもにかかる負担は激減しますので、多くの場合子どもは安定します。

 

 

また、悪い連絡は直接面談でいいましょう。

連絡帳など、文字で伝えると実際より怒っているように伝わることがあります。

 

メールでも自分の文面を見て、なんか誤解されないかな?と思って絵文字をつけたりしますよね(*^▽^*)

 

電話は音声よりはいいですが、やはり顔が見えない分、誤解を与える可能性があります。直接あって話せば、事実を優しく和らげて、心配を減らしながら伝えることができます。

 

先生にとっても大変ですが、一度子どもを安定させてしまえば、劇的に負担も減ります。長い目でみて、子ども、先生、保護者にとっていい方法を選んでいけたらと思います。

 

 

 

まずは、先生、保護者、子どもで信頼関係を作ることを書きました。

特別支援を要する子どもはすぐには変わりません。

長い目で成長させていくために、ストレスの少ない安定した環境を用意することが大事かと思います。

 

 

また、子どもの具体的な関わりも大事だと思いますので、次のブログに書きたいと思います。

 

 

 


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