全体に指示や話をするために、先生の方を向いてほしい時があります。
 
「静かにして先生の方を見てください。」
「おへそを先生に向けましょう。」
「姿勢を正して、こっちを見ます。」
 
色々な指示がありますが、私が好きな指示に
 
「話をするので、先生の目を見てください」
 
と言うのがあります。
 
 
理由は、一つに子供がより集中するからです
 
先生の目を見るためには、顔を向けて目の焦点を合わせることが必要になります。離れている人の目に焦点を当てるのは、よく見なければいけないので、自然と先生の方に集中することになります。
 
 
また、向いてきた子と目を合わせて「見つめる」「微笑む」などの行為をすることで、子供を安定させる効果もあります。
 
これは、「見つめる」「微笑む」と言った行為は脳内に「セロトニン」という物質を発生させる効果があります。
 
セロトニンというと抗うつ薬や統合失調症薬などで聞いたことのある人もいるかと思います。セロトニンは気分を安定させ、理性的な行動を維持する効果もあると言われ、別名「幸せホルモン」と言われたりもします。
 
このセロトニンを増やす行為としてセロトニン5という活動も提唱されています。
 
 
具体的には、「目を見てください」と指示をします。落ち着きがない子も目線は向けてくれますので、その時に目を合わせます。怒った顔ではなく穏やかな顔で見ます。
(見つめて、微笑んでセロトニンを出します)
 
すると、静かになり、ゆっくりですがこっちを見てくれます。その時に同時に、「しっかり聞く姿勢ができてますね(*^▽^*)」と褒めます。
(「褒める」もセロトニンが出る活動なので、さらに落ち着きます。)
 
 
つまり、やんちゃな子・落ち着きのない子に対して「先生の目を見ます」という指示をすると、「目を合わせる」「微笑む」「褒める」という3つのセロトニンを出す機会が作れるので、落ち着かせて話を聞かせることができます。
(絶対ではありませんが、効果がある子は多いと感じます。)
 
 
なお、クラスでやる時の注意として、目の合わない子が「先生!こっち見て!」と話しかけてくるので、逆にうるさくなる可能性もあります(笑)
 
話を聞く姿勢を作りたいけど、やんちゃな子・落ち着きのない子が集中してない、という時に使うといいかと思います(*^▽^*)
 
参考になれば幸いです!
 
 


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死人テストという言葉を知っているでしょうか?

 
 
これは応用行動分析学(ABA)などで使われる言葉で、
 
死人にできることは行動ではない
 
という考えです。
http://abahaffy.com/?p=2309(紹介サイト:子供の言葉と遊びの研究所)
 
つまり、死人にできることは行動ではない。そして、行動できないことは目標にすることはできない。
 
という意味を持ちます。
 
この考えは、子供に指示をするとき有効です。
子供は、死人にできること(=行動ではないこと)はどうすればいいのか、わからないからです。
 
  • しゃべりません→死人にもできる
  • 走りません→死人にもできる
  • 動きません→死人にもできる
 
このように死人にもできることは、行動ではないので、言われた子供は混乱してしまいます。
 
 
反対に、死人にはできないことは何でしょう?
 
  • 口を閉じましょう→できない
  • 歩きます→できない
  • しゃがみます→できない
 
このように、
 
生きている人間でないとできないこと = 子どもにとって行動できる指示
 
になります。
  • ちゃんとしなさい!
  • 静かにしなさい!
  • 走りません!
  • 泣きません!
  • じっとしてなさい!
  • おしゃべりしません!
 
今までを振り返ると自分の指示が子どもに伝わらなかった理由がわかります。
 
  • ちゃんとしなさい!→おへそを先生に向けます。
  • 静かにしなさい!→お口は閉じます。
  • 走りません!→歩きます。
  • 泣きません!→深呼吸してください。
  • じっとしてなさい!→席に着きます。
  • おしゃべりしません!→黒板を見ます。
     
私の指示が伝わらなかった子は「言うことを聞かない子」ではなく、「何をすればいいかわからない子」でした。そして、伝わる言い方が理解できれば、子供に対してのアプローチも改善できました。
 
先生や大人次第で、子どもの行動が変わります。
 
子供に話しかける前に、「これは死人にできるかな?」と考えて見てはいかがでしょうか?(*^▽^*)
 


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漢字が苦手な子がいます。

作文と同じくらい苦手意識をもっている子が、多いと思います。
 
そもそも6年間で毎年150〜200字の漢字を覚えるのですから、子どもは大変です。できなくても仕方ないとも言えます。
 
 
しかし、先生は教えて使えるまで指導しなければいけません。
 
私がやって効果があったと思う指導方法を書いてみます(^^)
 
 
1、漢字ドリル
最初に漢字ドリルに取り組みます。ドリルは書き順が一つずつ示されており、効果的に書き順を覚えます。
 
また一画ごとに色分けもされている教材が多く、イメージで記憶することができます。
 
実際に書くときは、薄いグレーの線でなぞり書きをするので、正しい形を覚えることができます。
 
例文もあり、読めば文章で覚えることができます。
 
最初は漢字ドリルを行い、基本を覚えることが有効だと思います。
 
 
2、空書き
 
指を出して、空中に全員で漢字を書きます。
これで、先生が書き順や覚え間違えをしてないか確認します。
 
何十人もいて見ることが大変であれば、苦手な子を意識して見るとよいかと思います。
 
もしくは、隣同士向かい合わせでやり、お互いの書き順を確認させながら、やってもいいかと思います。
 
「いーち、にー、さん・・・」ではなく、
「いちにさんしごろくななはち・・・」と速く書かせます。
 
速く書くほうが子どもの脳が活性化して、覚えやすくなると言われています。
(これは根拠となるエビデンスは見つけられませんでした。現場の先生の実感です。)
 
 
3、指書き
 
机の上に指を置いて、直接書きます。これは指先の神経を通してダイレクトに頭にインプットされるので、効果的です。
 
また聞き手で、逆の手のひらに書く方法もあります。これも刺激があるので覚えやすい方法です。ただ、手のひらが小さいとうまく書けない子がたまにいます。
 
 
4、なぞり書き
 
ここまでだけでもかなりの子が覚えますが、特に苦手な子は、なぞり書きのある、プリントを再度渡して書かせます。
 
 
5、そのほか
 
隣の人の背中に書きます。書いたら交代します。
触れ合いもあり、楽しく覚えられます。低学年にはいい方法かと思います(^^)
 
 
以上の方法は、複数の体の感覚を通して覚えます。
 
 
漢字ドリル、なぞり書き
→強い視覚、運動感覚
 
空書き
→視覚、強い聴覚、運動感覚
 
指書き
→強い触覚、強い聴覚、運動感覚
 
 
子どもによって得意な感覚器官が異なるので、複数の手段を組み合わせると、どの子も覚えることができます。
 
 
 
ここまでは頭に入れるインプットになります。これと、脳からアウトプットする活動を組み合わせて習熟を図ります。
 
 
アウトプットの方法
1、テスト
漢字ドリルにはテスト形式の練習問題が入っているので、実施します。
 
2、ノート
普段の授業で進出漢字を使う場面が出てきたら、「書けるかな?」と言ってミニ問題にします。
 
3、日記、作文
文章を書いて自分で漢字を使う中で覚えます。
 
4、漢字練習帳
「漢字を繰り返す書く」「漢字を使って文章を書く」など子どもに合わせて課題を出します。
 
 
以上の方法を組み合わせて予定を組みます。
 
 
◆一週間予定
 
毎日の国語授業の最初に、漢字指導を入れます。
 
月→漢字ドリルで5〜8個ほどの進出漢字を覚える
火→3〜4個空書き、指書き、漢字ドリルの問題
水→3〜4個空書き、指書き、漢字ドリルの問題
木→進出漢字全てを空書き、指書き、文章作成
金→漢字テスト
 
多く見えますが、一つひとつの活動は少ないので5〜10分で終わります。
細かい変更はありますが、こんな流れで私はやっています。
 
 
一応、私のクラスは漢字テスト・漢字50問テスト共に平均90点以上は取れています。
 
漢字ができると文章を書くときも負担が減り、どの子も書きやすくなります。
結果、漢字と文章が相互に伸びるいい循環ができます。
 
 
現場の先生には基本的な情報かとは思いますが、困っている先生が入ればと思い書かせてもらいました!
 
参考になれば幸いです!
 
 
 


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EDUPEDIAさんに、新しく

 

「静かにする」ができるクラスにする方法

 

という記事を投稿させていただきました。

 

「子供がなんか落ち着きがない」

「もっと静かに聞ける子に育てたい」

 

という先生がいましたら、参考にしていただけると嬉しいです(*^▽^*)

 

(以下でEDUPEDIAさんのサイトに飛びます。)

https://edupedia.jp/article/5883258ffa57e2282a83c7e9

 

 

 

 


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私のクラスにノートを書けない子(Cくん)がいました。

 

4月、授業中ノートを書く気配がありません。

 

前年度の担任に聞くと、

「やる気がない子」

「すぐ他のことに興味を持って集中しない」

「厳しく指導した方がいい」

とのことでした。

 

1週間授業をしてCくんのノートを見ると、ノートはほとんどかけてないのですが、授業の感想は書けていました。

 

しかも、字も普通で内容も十分書けていました。

 

そこで、書くときと書かないときの違いを調べると、「黒板の板書をノートに写すことはできない。しかし、自分の意見は書ける」ということに気づきました。

 

なぜこうなるのでしょう?

 

一つ仮説を立てました。

「視覚的ワーキングメモリ(短期記憶)が弱いので、黒板の字を見てもノートを見るまでに忘れてしまうのではないか」

という仮説です。

 

子供の中には見たものを覚えておく力が弱く、すぐに忘れてしまう子がいます。

黒板を見てもノートを見るまでの間に忘れてしまうのです。

 

そこで対応策として、

板書をする前に口頭で「黒板に〜と書きます。」と言って書くようにしました。

 

するとCくんは、普通に書き始めました。私は板書後「〜と書くんですよ。」と言いながらノートを見に行きました。

 

結果、周りの子と同じように書くことができていました。

 

 

書けた理由は、Cくんは聴覚ワーキングメモリは普通(聞いたことは覚えていられる)だったからです。

 

こうしてCくんは、ノートを書くことができるようになりました。昨日のブログ<作文指導「長く書く力」> で作文指導について書きましたが、そのときはクラスでもトップの量を書いてきました(*^▽^*)

 

 

子供の中には視覚的ワーキングメモリと聴覚的ワーキングメモリの、片方が苦手な子は結構存在します。

 

しかし教える側が把握しきれずに、単なるやる気がない子と判断してしまうことは結構あります。「黒板の字を写すことができない」とは想像できないからです。

 

結果、怒られて自信をなくしてしまう子もいるので、子供の得意不得意の把握はとても大事だと思います。

 

知識と指導方法があれば、より多くの子を成長させることができます。イライラもなくなりストレスフリーに近づいていきます(笑)

 

もし、やる気がない思われる子がいたら、まずその子の能力について知ることから始めてはいかがでしょうか?(*^▽^*)

 

方法の一つですが、参考になれば幸いです!

 

 

 


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