教師をバカにする問題児"モンスターチルドレン"が増えてる

http://matome.naver.jp/odai/2141554140043505001

 

 

 

先生を目指す人が一番悩んでしまうのが、

 

モンスターチルドレン、モンスターペアレント

 

の存在ではないでしょうか?

 

※教師として、子どもと保護者をモンスターと呼びたくはないですが、ニュースの名称になっているので、このまま呼ばせていただきます。


 

 

まずモンスターチルドレンです。1学年の中に必ず存在すると考えていいです。

 

私は男性であり、かつ職場の状況で引き受けざるおえないので、毎年モンスターチルドレンの担任になります(笑)

 

 

じっさいに私が持ってきた子では、

 

 

・机に座らない

・授業中に歌を歌い始める

・周りに暴言を吐いて、暴力を振るう

・基本タメ口

・先生大学はどこ?から入る

・授業なんか意味ねぇじゃん→出て行く

 

 

 

初日に、こんな感じから入ります(笑)

 

 

一番大変な時で、男子の半分ほどがモンスターチルドレンのときもありました。

 

 

一人一人に対応して、信頼関係を築いて、保護者の信頼を得て、ほめて成長させて、しかって悪いことをしないよう指導する・・・となんとかトラブルの少ない普通のクラスになっていきます。

 

 

確かに大変なんですが、子どもは最初からモンスターなわけではありません。

誰だって喧嘩しない、楽しい場所がいいので、指導を間違えなければ、普通の子に成長していきます(≡^∇^≡)

 

 

モンスターになる原因は、ほぼ環境のせいです。

 

 

・頭ごなしに否定する先生

・共働きで、まともに相手をしない親

・先生の言うことなんて聞かなくていいと吹き込む大人

・事故で独り身になる

・両親が離婚した

 

 

など不安や悲しみが、歪んだ形で問題行動として出てきます。

 

 

 

このような子どもの状況を把握し、きちんと対応すればほとんどの子は、普通の子に戻ります。


 

なお対応として重要なのは、

  1. その子が悪いと決めつけない
  2. 確実に悪いことをした時に叱る
  3. ほめる場面を設定する
  4. 友達にならない

 

を意識しています。

 

1、その子が悪いと決めつけない

→モンスターチルドレンはだいたい間違いを起こします。しかし、間違っていても自分なりに言い分があってやります。

 

だから、話を聞いて、何をしたのかはっきりさせる、どの行動がまずかったのか理解させる、やらないと約束させる、これだけで叱らなくても、同じことはしなくなります。

 

「お前が悪い」ではなく「この行動が悪かった」という視点で話します。

人格まで否定してしまっては教育ではありません。

 

 

 

2確実に悪いことをしたときに叱る

とはいえ、叱らなくてはいかない場面はあります。

 

・危険なことをした場合

・3回注意をされても直さないとき

 

この2点は叱ります。

 

このように限定すると自分が悪いと明確になります。

 

また子どもは喧嘩が上手です。一つでも先生が間違ったことをいえば、そこだけをついて反抗するようになります。

 

確実に悪いときに絞って叱ります。そうすれば、先生に対して簡単に反抗することもできなくなります。

 

 

 

3ほめる場面を設定する

叱って大人しくなっても、それで終わりではありません。人として成長させないと、また同じことを繰り返します。

 

そのためには、自分が正しいことをしたら認められる、という自己肯定感を持たせることが重要です。

 

そうはいっても、いままで悪さばかりした子です。なかなか良いことなんてできません。

 

なので私はまず、頑張っている姿をほめるようにします。

 

計算問題や漢字練習など、誰でもできることを取り組ませます。

(場合によって競争形式にします)

 

そうすると、取り組んだ分が自分の成長になるので、そこをほめることができます。

有名な100ます計算でも、何回もやればスピードが上がっていくので、その成長、努力をほめることができます。

 

そうすると、「頑張れば認められる」ということがわかります。周りの子にぶつけていたエネルギーが授業に向くので、それだけで問題行動が減ります。

 

そうして、少しずつほめられることを見つけて、自己肯定感を持ちます。

 

1年間続ければかなり変わります。(≡^∇^≡)

 

 

 

4、友達にならない

これは、子どもは先生には先生としての役割を望んでいます。決して友達になってほしいわけではないです。

 

新人の先生が、子どもと距離を縮めようと、友達のように振る舞う場面が見られますが、子どもにつけ込まれるチャンスを与えることになるので、オススメはしていません。

 

先生は、

 

・楽しい授業で成長させてくれる

・正しいことと、間違ったことを、きちんと教えてくれる

・喧嘩をしたら仲直りさせてくれる

 

という役割をまっとうし、信頼される先生になってください。

 

 

信頼をもった先生なら、子どもとの距離はすぐに縮まります(≡^∇^≡)

 

 

 

以上です!次はモンスターペアレントについて書こうと思います!

 

 

 


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