次はモンスターペアレントです。
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教師をバカにする問題児"モンスターチルドレン"が増えてる
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⑴教師をバカにする問題児"モンスターチルドレン"が増えてる 教育ニュースについて考える
これも根本的な問題は、モンスターチルドレンと同じだと考えています。
私が経験した具体的な訴えの一例を書きますと
・食事のマナーが悪いから学校で指導してくれますか?
・初任の先生はレベルが低いので任さないでほしい
・なぜ宿題をもっとださない、うちの子の学力が下がってもいいのか
・うちの子がクラスの男子に悪口を言われたから、相手の子を呼び出してください、すぐに
このような訴えを受けたことがあります。
基本的に、自己中心的と思われる訴えが多いです。
ただここで考えなければいけないことは、保護者の方も決して嫌がらせ目的でしているわけではないということです。
(まれに担任と相性が悪く、嫌がらせに近い状態になることもありますが)
保護者といっても、一人の人間ですので、いろいろな人がいます。
・問題を抱えたまま大人になってしまい、親になってしまった人
・夫婦間の問題を抱えてしまった人
・地域で孤立してしまっている人
・共働きで子どもの相手ができない人
など、不安がある人が学校へ文句という形で表そうとしているケースがほとんどです。
モンスターペアレントへの対応では、
・事情をよく聞く
→頭に血が上っていることがあるので、相槌をうちながら、メモをとりながらよく聞く
→原因を全て聞き出すことで、不安が明確になり落ち着いてくる
・理由を説明する
→相手の言い分を聞いたのち、説明を求められたら、しっかり自分の意見を伝えてください。
→ただし理由や根拠が不十分な状態であれば、下手な言い訳はしないほうがいいです。相手に火に油な状態になるのでしたら、確認不足だったと認めて、今後の対応の話し合いにシフトしてください。
・一人で対応しない
→どんなことでも、学年主任、管理職に報告して一人で行わないようにしてください。若い人ほど「自分でなんとかしよう」と考えて行動しがちです。当事者ではない、第3者のほうが問題を客観的に見ることができるので、適切な解決に向かうことができます。
・できないことを引き受けない
→先生にはできること、できないことがあります。安易に相手の要求に応じないようにしましょう。あとでやっぱり無理ですとなると、信頼関係が崩壊し、修復不可能になります。
食事のマナー指導や宿題の量の変更ぐらいならいいですが、
初任の先生はレベルが低いので任さないでほしい
→担任が確定しているのであれば、変更はできません。学校では、一番いい体制を考えているので、初任の先生の良さを伝えて、安心させる方向に持っていかなくてはいけません。
うちの子がクラスの男子に悪口を言われたから、相手の子を呼び出してください
→個人情報なので、相手の承諾なしで連絡先を教えることは絶対にできません。勝手に教えると、違法になります。
トラブルの犯人を必ず捕まえてください
→学校は警察ではないので、あくまで指導がメインです。もちろん犯人を探しはしますが、必ず捕まえるという約束はできません。本当に悪質なケースであれば、警察との対応になります。
以上のようなことに注意しています。
いろいろ書きましたが、人間同士の問題なのでトラブルは大なり小なりあります。
そして、最も基本的なモンスターペアレントへの対応は、そもそもトラブルを起こさない学級を作る、ということです。
保護者が電話をかけてくる前に、先に電話をしてしまいましょう!
楽しいクラス、おもしろい授業をして、子どもから保護者に話してもらいましょう!
懇談会で、写真を見せ、ムービーを流し、子ども作品を掲示し、目一杯子どもの様子を伝えましょう!
担任が子どもだけでなく、保護者も大事にしています!という姿勢を見せることが何より、子どもにとっていい環境作りにもつながります。
もし保護者の方が見ていらしたら、どうぞ担任の先生に協力してあげてください(≡^∇^≡)
先生を目指している人は、不安にならないでください。保護者の方々はともに子どもを成長させる、よきパートナーです(*^▽^*)
すべては子どもためです!
以上です!見てくれてありがとうございました!
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