2F／英語字幕のDVDを使って勉強する方法とは？〜多読で英語脳を作ろう

(2019年10月2日更新)

●英語字幕のDVDを使って勉強する方法とは？

リスニングレベル2ではとにかく、
英語字幕をつけてDVDを見まくるという段階です

そして、この英語字幕を見るにはいくつかの
ポイントがあったのですがもう一度おさらいです

詳しいことは前回のブログ(→こちら)に書きましたが、
ポイントはとにかく、
ゆる～く続けていくということでした

実際にチャレンジされた方から、
質問を色々頂いたのですが、

●全然ついていけないけど、そのまま流していいのか
●わからないまま続けても大丈夫？

つまり、

▶いい加減な理解のまま、見続けることに意味はあるのか？
という質問なのですが、、、

答えはもちろん Yes となります

といいますのも、
このDVDの英語字幕で読むというのは、
いわゆる多読のトレーニングなのです

つまり、たくさんの言葉に触れるということです
英語に触れる時間の長さ、量で勝負するイメージです

一方、これまでに学校でやってきた英語学習は
丁寧に、ひとつひとつの文法、単語を理解して
細かく理屈を考えていくような手法でした
こちらは精読トレーニングです

つまり、一つの文をじっくり、丁寧に理解するということです
英語を読めるその深さ、つまり質で勝負するイメージです

英会話を身につけるには、
精読と、多読を両方やるのがよいのですが、
俺ら日本人に圧倒的に足りていないのが
実はこの多読トレーニングなんです

ーーー

●いやいや多読とかこれまでいっぱいしてきたし

、、と思われたかもしれません

おっしゃるとおり、
学校で、試験勉強で、大学受験で、、、
いったいどれぐらいの英文を読んできたことか、、、、

俺自身も、渡米前に
塾で中高校生に受験英語を指導していた経験があり、
今は研究職なので情報収集は基本的に英語です
自分で言うのもですが、英語を読んできた量に関しては相当だと思います

しかし、、、しかしなのです
ここで言う多読の意味はちょっと違うんです

単純に【大量に読むこと＝多読】ということではないのです
ここは多くの人が勘違いしている盲点ではないでしょうか

多読の意味とは？？

答えはこちら、、

▶【やさしい英語を大量にインプットすること】

そうなんです

もうアホみたいに難しい英語ばかり読んできてるんですね
時事問題や環境問題など内容もそうですが、
単語も、表現も日常では使わないような難しいものばかりです

このブログで、何度も言ってきてることですが、
日常会話では難しい表現は一切必要ありません

というか、むしろ
簡単な単語、簡単な表現に置き換えて
いかにして表現できるかが英語を使いこなすポイントです

学校では
「ひとつひとつを丁寧に訳す」
精読のトレーニングは十分すぎるくらいやっていると思うのですが、
簡単な英語を、大量にスピーディーに読むというのは
あまりフォーカスされなかったのではないでしょうか？

リスニングレベル1で紹介したディズニーやジブリのような、
中学レベルの、日常で使えるやさしい英語DVDを大量に見ることで
気楽にやさしい英語を多読することができます

、、、やさしい英語なら、簡単な本を読書でもええのでは？？

もちろん、読書は効果的です
メルマガでも紹介しましたが、特に漫画はおすすめです

しかし英語DVDにしかない、
英語DVDならではの、英語脳を鍛えられる圧倒的な利点があるのです

ーーー

●DVDの多読で英語脳をつくろう

さて、このDVDにはあるけれど
本にはない圧倒的な利点とは、、、なんでしょう？？

▶映像があることでイメージで感覚的にとらえられる

これは、これまでにもお話しした通り、大きな利点です
映像を見る事で、直感的に言葉を捉えることができます

しかし、イメージという部分で言えば、
漫画や絵本でもある程度クリアできそうな気がします
実はもう一つ、DVDにしかない最大のアドバンテージがあるんです

その答えはこちら、、、、

▶【英語をナチュラルスピードで読める(読まされる)】

これですね
DVDの英語字幕はどんどん先に進んでいきますので
セリフを強制的に速読させられることになります

俺自身も渡米前は、
普段、じっくりゆっくり英語を精読していたので、
本を読む時はたっぷり時間をかけている感じでした

しかし、実際にDVDの英語字幕を見ると、
これがまあ恐ろしいスピードで字幕が進んでいきます

語順が日本語と英語は全然違うので、
ひとつひとつ日本語に訳していると、
後ろから前に戻っていくような読み方になってしまい、全然理解が追いつきません、、、、

よく巷で言われるように
【英語を英語のまま理解する】
つまり英語を日本語を介さずに意味へ直結させる「英語脳」を身につけないと
DVDのネイティブスピードについていくのはなかなか厳しいかと思います

英語を英語のままって、、、、どうやって？

英語脳についての詳しい話は
長くなるのでまた別の機会にお話ししますが
英語脳を身につける方法のひとつは実は簡単で、、、

▶【やさしい英語を大量に、スピーディーに読むこと】なんです

これを続けていくと、
英語に対する感度が上がるといいますか、
英文が見た瞬間にわかるような感覚になっていきます

以前に幹と枝葉の法則で書いたように（→こちら）
実はあらゆる言葉はシンプルな500個くらいの単語で
全て言い換える事ができるんです

つまり、やさしい英語DVDを
大量に、スピーディーにインプットすることで
会話に絶対に必須な英単語、フレーズを、
瞬時に、考えなくてもわかるようになることがねらいです

DVDを一時停止すれば意味がわかるねんけど、、、、

もしあなたがこのような場合
英語をひとつひとつ日本語に置き換えている可能性が高いです

もちろん、
いきなり英語だけで考えるなんて無理なので安心してください
簡単な英語をたくさん速読しているうちに、
日本語にいちいち訳さなくてもわかるように
少しずつ、少しずつわかるようになっていきます

俺自身も、
日本語を全く使わないように意識したというわけではなく、
簡単な英語をたくさん読んだり、聞いたり、使った結果、
わざわざ日本語に戻さなくても英語がわかるようになったという感じです

というわけで、
今回もあせらず、ゆる～くがやっぱりポイントです
簡単なものを大量にというコンセプトで
ぜひチャレンジしてみてください！

ーーーー

今回は英語脳の話でしたが、

●スピーキングではやさしい英語で瞬間英作文をする
●リスニングではやさしい英語を大量に速読する

つまり、どちらにしても
「やさしい英語」と「瞬発力」が
英会話を身につけるための2大コンセプトというわけなんです

大量に読むっていってもな～、、、
だんだん飽きてくるしな～、、、

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