正しい板橋区の歩き方 高島平編 その1 | C.I.L.

正しい板橋区の歩き方 高島平編 その1

先日アップした記事の中で、高島平を 「買い物目当てで訪れるに値する」 と評したが、言いっ放しになるのもナニがアレなので、実際に高島平で大人買い祭りを敢行してみた。


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今回は新高島平駅で下車し、そのまま中央卸売市場の板橋市場へ。その目の前にあるのがこのお店。ここでは梱包用品や、洗剤などの厨房周りの消耗品、それと紙コップや使い捨ての弁当容器といった商品を扱っている。

基本的に飲食店向きの品揃えなんだが、個人でもピクニックだキャンプだ赤塚公園(高島平にある巨大公園) でバーベキューだとなったらこの店の存在を思い出したいところ。

そうそう、そういえば近頃はバーベキューもやらせてくれない公園が増えているそうなんだが、赤塚公園はさすが板橋の公園というべきなのか、無許可で好き勝手にバベれます。バベってバベってバベり倒せます。なんだったらデフォルトでバーベキューセットが園内に設置されてて自由に使えます。

それでこそ板橋。


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さて、そんな梱包用品屋さんのお隣には、漬物屋・乾物屋・駄菓子屋・肉屋など6~7軒の卸し問屋が入っている市場がある。正式名称は 「総合食品卸売センター」 と言うらしい。(板橋歴36年にして初めて知った)


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ここは通りから奥まったところに入り口があるので、初見だと見落とす可能性がある。脇のうどん・そば400円の看板が非常に気になるが、脇目もふらずに直進あるのみ。


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すると建物の入口にさっそく殺意の波動を感じさせる値付けの清涼飲料水の箱が。しかしオレ様は成人病が怖いお年頃なのでなめらかにスルー。


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昭和生まれの人間なら誰もが心ときめくであろう駄菓子問屋さん。錦糸町や日暮里に行かずとも、同じような規模と品揃えと価格帯で駄菓子から玩具まで大人買いし放題。


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そうかと思うと日配品や缶詰や乾物なんかもお手頃価格で陳列されている。このカットトマトの缶詰75円ってのは安いなあ。

他にも3,000円未満でドカ盛りのバーベキュー用お肉セットが買える肉屋など、面白いお店が色々とあるんだが、長くなるので割愛。初手から買い込むとビニール袋を持つ手がちぎれちまう。

あ、これが注意点!

この辺りは業務用のスーパーとか卸し問屋の集合体が密集していて、一部の商品が被っているので、まずはざ~っと値段を見て回って、どこで何を買うのか作戦を立てないといけません。最初に目に付いたものを手に取って行くと悲劇が起こるので気をつけて。(大量買いするなら自動車で行った方がいいかも)

※ただし、中にあるお店は全て日祝休み!


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さて、お次は総合卸売りセンターの隣にある業務用スーパー・ヤスノへ。ここはブログ でもソラノートの番組 でも紹介しているが、品揃えの面白さからスーパーというより娯楽施設のような存在と化している。


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ここでも店頭にたたき売りという単語がぴったりなジュース類が山積みに。高島平はそんなにオレを糖尿にしたいのか。


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ここは3階建てで、1階は倉庫セール的なコーナーと、ご覧のように通常のスーパーのような冷蔵・冷凍食品コーナーとで構成されている。業務用と言いながらも、季節に合わせてエンド棚を作っていたり(今回は鍋特集だった)、一般の買い物客にも充分に対応してくれている。


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このヤスノの特徴を簡単に説明すると

・主に出自のしっかりしたメーカー品を扱っている
・ネットで調べる限り底値に近い価格で売られている
・選べて楽しい品揃え

といった感じだろう。

板橋というと腰が抜けるほど安いイメージがあると思うが、この店の場合は国内の有名メーカーの商品が多いため、そこまで冗談みたいな金額ではない。それでも価格ドットコムなんかの最安値に近い金額なので、一般的に見たらどれもこれも安い部類に入ると思う。

また上の写真はチーズコーナーなんだが、食卓で見慣れた 「いわゆるチーズ」 以外にも、アンチョビ入りだのなんだのと珍しい商品も何気なく混ざり込んでいる。このため、1品1品ちゃんと確認して回らないといけない蟻地獄のような店なのだ。(いくらでも時間を潰せる!)

ヤスノだけじゃなく、先ほどの卸売りセンターもそうなんだけど、純粋に安さだけを期待されると肩透かしになる可能性がある。あくまで 「信頼できる全国区のメーカー品を業者価格で売っている」 という点に注意。


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「ヤスノの選べる楽しさの例 その1」

冷凍コロッケばっかりこんなに種類が必要なんだろうか?


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「ヤスノの選べる楽しさの例 その2」

こっちの冷凍ケースには微妙に形の違うフライドポテトが何種類も。

なんだか過剰な気もするが、ここまで 「選ばせてくれる」 ってのは実に嬉しい。いっそアミューズメントパークを名乗った方がいいんじゃないだろうか?


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2階の乾物コーナーも地味にオススメ。自炊の機会が多い人や、マジメに主婦をやっている人は一度訪れるべき。名のあるデパートやスーパーで売られている商品が揃っているので、電車賃と手間を考慮してもこっちに来た方がお得かもしれん。


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オレ様の大好物である、広島の海苔メーカー・やま磯さんのさるかに合戦ふりかけも、このようにポップ付きで常備。また、やま磯の青のりってのも置いてあって、それもそれでとても風味が良くてオススメ。やま磯の青のりとさるかに合戦ふりかけをブレンドしてご飯にかけたりすると殺傷力抜群である。


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カレールーがこんだけ並んでると何を買っていいかわからん。


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今回ビジュアルにヤラれて衝動買いしてしまった乾麺の中華麺。一見すると細めのストレート麺かと思うんだが、よく見てみるとしっかり縮れている。2~3分で茹で上がるらしいので、鍋後ラーメンにちょうどいいかも。


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当然のことながら、うどん・ひやむぎ・そうめん・そば・パスタなんかも1kg単位であれこれ揃っている。この辺の商品は家族層だけじゃなく、単身層にも便利かもしれん。

ただ単身者が2kgのペンネを買って行くとも思えないが。(ペンネで2kgってとんでもないサイズよ)


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お家で中華を作る時に欠かせないウェイパーは、どこのスーパーに行っても高級品で、店によっては1,000円超える場合もあるんだが、ここでは税込912円と我慢どころ。


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そうかと思うとこっちの 「塩20kg 1,150円」 ってのは、もはや高いのか安いのか判断できない。これコンクリじゃねえの?しれっと工事現場に置いといたら絶対に間違うぜ?


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オレがヤスノに来る度にニヤニヤしちゃうドレッシングコーナー。青じそ・和風・シーザー・中華・フレンチ……といったメジャーどころから、ジェノバ風だのタイ風だのあまり見かけないような品物も。何か買ってみたい気もするんだが、1本がデカすぎるので怖くて手が出ない……。せめて味見だけでもさせてもらえないもんだろうか?


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恐ろしいのはドレッシングだけじゃない。そのすぐ近くには 「炒めた具材と混ぜるだけ」 の中華料理の素がこんなに。青椒肉絲・八宝菜・回鍋肉・エビチリ・麻婆豆腐と、見てはいけない物を見せられた気持ちにさせてくれる。

こんな調子で1階から3階まで駆けずり回り、目星を付けた商品を買い漁ったところで次の目的地へ。


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一度駅の方まで戻って三田線の高架をくぐり、高島通りを渡って団地内へ。この団地の1階は商店街になっており、飲食店や床屋などが軒を並べている。

ところで、団地商店街の場合も 「軒を並べる」 という表現であってるんだろうか?


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ここはファミリー名店街という名称らしい。高島平地区には、他にも団地の1階を商店街やスーパーにしている場所があり、一等地になると 「高島平駅出口の目の前!1階が松坂屋!裏が公園!」 という素晴らしい立地だったりする。家が松坂屋の上ってどこの王族なんだよ。


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次の目的地は高島平駅前なので、三田線に乗っても良かったんだが、1駅分だし駅間の距離が短いしで団地の遊歩道を歩く事に。高島平の団地一帯は空間をゆったり取ってあるので、ジョギングにもお散歩にも快適である。


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そんなこんなで団地から団地を渡り歩いてやって来ました高島平。ここはつい先日の記事 で紹介した中央商店街である。


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前回は八百屋しか紹介しなかったので、今回は魚屋や肉屋も取り上げようかなあと思ったのだが、時間が悪かったのか魚屋にはいまひとつコレという商品がなかった。残念。


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その代わり肉屋には100g68円の豚の切り落とし(国産) というナイスな特売品が!これなら大山の値下げ競争し過ぎな狂った肉屋ともタメ張れる。(ただし大山は特売品になると豚ひき肉48円・豚切り落とし58円・牛切り落とし78円……とかいう金額なんだが)


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だがやっぱこの商店街で安さと品質で群を抜いてるのは八百屋なんだよなあ。どこで買っても高値が付いちゃってる商品でも、なぜかこの店ではべらぼうに安い。小ねぎが2束入って100円ってのは安い。これは安いぞ。その隣のセロリの株が100円ってのも値付けにヤケッパチさを感じる。


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また全国的にびっくり高騰中の白菜が1玉100円。値札だけ見て飛びかかろうとしたところ、品物を見てみたらいくら安くてもちょっと買いたくないなあというクオリティだったので急ブレーキ。


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だが店の奥ではキレイなピカピカの白菜様が半カット150円で超お買い得だった。おいおい、どう考えても当たりはこっちの方だろ。しかも1玉100円の白菜よりも、こっちの半カットの方がズッシリ重かったぞ。

やっぱ品質と値段のバランスを考えたら、この八百屋が区内最安値だと思うんだよなあ。それともよく探せばこれクラスの無茶な値付けをしてる八百屋が他にもあんのかなあ?奥が深すぎるぞ板橋区。


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大人買いし過ぎによる両手の痺れと痛みを感じながら、「今度は車で来よう」 と固く誓ったオレであった。いくらなんでもビニール袋で運ぶには無理のある重さになっちまった……。


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ちなみに中央商店街の八百屋で買った分だけでこれ。超巨大なきゅうり・白菜半カット・セロリ1株・長ネギ・玉ねぎ・ニラ・納豆6個パックと、これだけ買って968円っていう。まさか1,000円行かないとは。

というわけで、この記事によって 「高島平一帯は隠れたお買い物スポットである」 というオレ様の主張をご理解頂けたなら幸いである。

手で持って帰る事を考えるとバカみたいな買い方は出来ないけど、三田線で1本なら試しに来てみるといいんじゃないかい?



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■番外編 「正しい板橋区の歩き方」 シリーズ
正しい板橋区の歩き方 大山編その1
正しい板橋区の歩き方 大山編その2
正しい板橋区の歩き方 大山編その3
正しい板橋区の歩き方 区役所前編 その1
正しい板橋区の歩き方 志村坂上編
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正しい板橋区の歩き方 小竹向原編その2
正しい板橋区の歩き方 突発徒歩デート編その1
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正しい板橋区の歩き方 突発徒歩デート編その3
正しい板橋区の歩き方 ぶらり東武東上線の旅 その1
正しい板橋区の歩き方 JR板橋駅編その1
正しい板橋区の歩き方 高島平編 その1



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