北京飯店(中華) | C.I.L.

北京飯店(中華)

さてさて、本日紹介するお店はオレが生まれ育った板橋区仲宿の商店街で大昔から営業している中華屋である。


C.I.L(Charismatic Itabashi Lover)
「北京飯店」

この店は味うんぬん以前に思い出のお店という点が優先されてしまっているので、もしかすると 「言うほどでもないじゃん!」 というご意見が返って来てしまうかもしれない。

でもね、昔(20年以上前) は仲宿っていうと今よりさらに外食不毛の地でね、ちょっと外で何か食べようと思っても選択肢があんまりなかったのよ。

今を基準に考えるとビックリするかもしれないけど、オレが子供の頃に中華屋というと、仲宿商店街のメインストリートにはここともう1軒あるかないかくらいだったはず。(ちょっと路地を入った場所にはいくつかあった)

で、ランチタイムともなるとさらに選択肢が減り、仲宿の不動通り寄りに住んでた人間にとって徒歩圏内にあるマシなお店が 【北京飯店・グリルふじ・蕎麦岡本・ユテーキゆたか】 の4軒くらいしかないっていう惨状でして。

これが不動通りの方に行くと青龍亭という美味しいラーメン屋をはじめとしてランチ候補が何軒かあったんだけど、ほんと仲宿は昔から外食に弱くてな。直線で6~700mもあるってのに。

そういう 「腹を満たしてくれた」 という思い出があるため、どうしてもこの店に対して評価が甘くなってしまうんだよねえ。(古くから仲宿に住んでる人はきっと同じような事を言うはず!)


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とかなんとか彼女様に思い出話を吹き込みつつピータンを肴にビールで乾杯!

ちなみに彼女様 と付き合うようになってからピータンをよく食べるようになったってのは秘密だ。

これもシャコやドジョウと同様に初体験の際の嫌な記憶があって避けてた食べ物なんだけど、一度トラウマ克服して慣れてみると、中華のスピードメニューとして素晴らしいポジションにいるなと感じるようになった。

未だに臭すぎたりグニャグニャ嫌な食感のピータンは苦手だけど、普通に出て来るタイプの物ならば悦びを感じながら食べられる。(この店のも悦べるピータンだった)


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そしてカレー・納豆と並んで彼女様の大好きな餃子。今回はスープ餃子(水餃子) をチョイス。街の中華屋のお約束として、鶏ガラの醤油スープに入ってくる。

こいつが昔懐かしい餡にしっかり味が付いてます系で、酒にも穀類にも合うナイスガイ。


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北京飯店のオススメメニューのひとつである広東麺。イカ・エビ・豚肉・野菜と八宝菜テイストな餡かけのかかったラーメンである。

具の量自体は普通だが、品目数が多いので満足度が高い。麺は細麺というには今となっては少し太いかな程度の昔ながらのちぢれ麺。

タンメンをちょっとゆるめの醤油餡かけにした的な素朴な味なんだけど、これがシミジミうまいんだよねえ。特に寒い冬はこれにコショウを振りかけて熱々のままいただくと幸せ気分に浸れる。

街の中華屋バンザイ!


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そんでもってオレが北京飯店で最も頻繁に食すのが炒飯である。

オレの中で炒飯で最も重要なのは味付けで、次にパラ度(※) なんだが、この店のパラ度はLV3のちょっとLV4寄りくらい。

※パラ度レベル
LV1 べちゃべちゃ
LV2 じっとり
LV3 しっとり
LV4 パラパラ
LV5 パサパサ
※ちなみに許容範囲はLV2~LV4まで。LV1とLV5は出来損ない認定。

パラ度的にはもう一声といったところなんだが、代わりに味付けが素晴らしい。中華のというより 「これぞ日本の焼き飯!」 という、微妙に味の素テイストな街の中華屋味なのである。

多くの日本人が求める炒飯ってこういう味付けじゃね?

これが醤油が立ち過ぎたり油の風味が弱すぎたりすると物足りないんだが、この店は 「日本の街の中華屋で食べたい炒飯」 として申し分ないバランスなのだ。

それに盛りもいいし、付いてくるスープもTHE中華屋味でたまらないし、思わず 「これこれ!これなの!」 と叫びたくなるような逸品である。(もうちょいパラだと完璧なんだけどなあ)



■総評
味:☆~☆☆(THE街の中華屋)
値段:☆~☆☆(それほど安くないが盛りはいい)
品揃え:☆☆(オムライスやカツ丼なんかもあったはず!)
店の雰囲気:☆☆
接客:☆☆
遠征:☆
デート:☆
DQN率:?

備考:味については 「THE街の中華屋」 以外の単語が思い浮かばない。ボキャブラリーが貧相ですまん。でもそれだけど真ん中な街の中華味だと思って頂けると幸い。決して使い過ぎてはいないけど 「塩と油と化調とわたし」 ってな感じ。

また今回は食べなかったけど、炒飯と並んでこの店のイチオシなのが味噌ラーメンである。こいつが実に思い切ったジャンク味で、味噌ラーメンなのに味噌の風味よりニンニク・ショウガのインパクトの方が大きいんじゃないかっていう塩梅。でもこれがね、ちょいとビールなんかで舌を湿らしつつがっつくのに最高のお味なんですの。

全体的に油と塩はそれほどキツくないので、ジャンク路線の中華屋と呼ぶのは少し抵抗があるんだが、かといってお上品でもないという普通さがたまらない。

お近くにお住まいの方は、「街の中華屋の基準値」 だと思って愛用するといいんじゃないかと。


■北京飯店
住所:東京都板橋区板橋区仲宿44-3
TEL:03-3961-9777
営業時間:11:30~21:30
定休日:水曜


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