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どれぐらいの間 眠ったのだろうか?
次に目が覚めた俺は 何故か 病室らしき部屋の ベッドに 寝かされていた。
さっきの 半ば 監禁されていた病室とは 違うようだ。
眠っている間に 病院にでも 連れてこられたのかな?
俺は 周りを見回した。
窓もある 普通の 病室だった。
レイコと 両親の姿は なかった。
女性の看護師さんが 入ってきた。
「 お目覚めですか? ご気分は 如何ですか? もうすぐ手術ですので その準備に 入りますね。 」
手術???
俺が 手術を 受けるのか、 今から?
慌てて 俺は 看護師さんに 尋ねてみた。
「 手術って・・・ 俺が・・・ですか? 何の手術を 受けるのですか? あの~ 両親や レイコ いや 連れの女性は 今 どこに いるのでしょうか? 」
看護師は 不思議そうな顔をしていた。
「 両親? 連れの方? 何の話でしょうか? あなたは 天涯孤独の身の上で 今回の手術の承諾も 会社の上司と 同僚の方が 責任を持つって言うから・・・。 このような ケースは 本当は ダメなんですが・・・、 今回は 病気が 病気ですから・・・。 さあ 準備に入らせてもらいますよ。 」
俺は その 看護師の言っている意味が 全く理解出来なかった。
「 ちょ、 ちょっと 待って下さい。 説明して下さい。 これは どういうことでしょうか? 何の手術を 俺は いえ 僕は 受けるのでしょうか? それに 病気って・・・? 両親や レイコは?? 」
頭が混乱して 舌が うまく回らなかった。
( つづく )
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