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「 お~い、 誰か いないのか? 」



俺は 叫び続けた。




そのころ 鏡の向こうには 俺の両親 会社の上司と同僚 警官 それに 白衣姿のレイコがいた。



そして 鏡の裏側から 俺の姿を 見つめていたのだ。



そうです、 その鏡は マジックマラーだったのです。



俺からは 外の様子は 全く見えないが 外からは 俺の 今の姿が 覗かれていたのだ。



もちろん その事実を 俺は 全く知らなかった。



俺は 身動き取れないベッドの上で もがいて 叫び続けた。



しかし 間もなく 疲れ果ててしまった。



同時に 拘束された 手足や 胴回りの 痛みが ますます 強くなってしまっていた。



頭の中の混乱と 痛みとで パニック状態が ますます増悪した。



その時に 部屋のドアが開いた。



そして 白衣姿のレイコと 両親達が 入ってきた。



警官以外 みんな 白衣姿だった。 



その中でも レイコの 白衣姿は とんでもなく 異様だった。



白衣の下には 全く 何も 着ていないようだった。



つまり 真っ裸の 白い素肌の上に 白衣を 羽織っているだけの 姿だったのだ。



豊かな乳房も くびれて腰回りも 下半身には あの黒い陰りまで 見え隠れしていたのだ。



そんな姿の レイコは 艶っぽくて 色気と フェロモンが 溢れていた。



何度か見たことがある裸でも この状態では 全く違うものに見えた。



もっと 新鮮で 素晴らしいものに見えた。







( つづく )




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