【マンガ感想】
『DEAR BOYS ACT3 5巻 (八神ひろき)』
DEAR BOYS ACT3(5) (講談社コミックス 月刊少年マガジン)
八神 ひろき 講談社 2010-10-15 by G-Tools |
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【あらすじ】
瑞穂対成田中央、白熱のインターハイ準決勝戦は第3クォーター! 哀川の3ポイントシュートに対し、森山は新人戦関東大会で瑞穂を完全に挫かせたプレイを再現し、精神的なゆさぶりをかける。一気に勝負をかけてきた成田に、瑞穂は「切り札」を出さざるを得なくなり‥‥。
バスケットボールをテーマとした作品です。
今巻で、全シリーズ・58巻目(+おまけが一冊)となる超長期連載作品です。
週刊連載ならば50巻は珍しくはありませんが、月刊連載で50巻オーバーは驚くべき数字です。
連載開始が1989年で、今年で20年目・・・、私は単行本の3巻目からリアルタイムで集めているので、
なんだかんだ17年間~18年間くらいの長い付き合いとなります(^^;。
当然、私が集めている漫画の中で最も古くから集めている作品でして、
冗談なく、私は、この作品と共に成長してきたと言っても間違いないかな、と思っています。
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ここからは、5巻(事実上58巻目)の感想。
5巻では、1巻より始まったインターハイ準決勝第2試合『瑞穂vs成田中央』の試合の続きが
描かれていまして、第3Qの5分間ほどの争いが描かれております。
3Pシュートが決まったことで、一気に逆転するために『哀川和彦』がワンマンプレイに走るものの、
『成田中央』のディフェンスに完全に封じ込められ、完全に試合の流れが『成田中央』へ・・・。
ここをチャンスと感じた『成田中央』が試合を一気に決めるべく、第3Qながらもオールコート
マンツーマンディフェンスで勝負に出てくる。 『瑞穂高校』は切り札・『三浦蘭丸』を投入するが・・・。
というのが5巻の展開でして、主に、『成田中央』のディフェンスのレベルの高さと、『瑞穂高校』の
選手層の薄さが印象深く描かれました。
そんな5巻のメインとなるのが、やはり『三浦蘭丸』の投入ですね。
『三浦蘭丸』とは、『瑞穂高校』のサウスポーのシューティングガードで、3Pシューター。
連載当初はそれほど活躍しなかったものの、連載が続いていくうちにその才能を開花させ、
今や、超高校級の3Pシューターの一人として大活躍中しているキャラクターです。
(得意技は、3Pラインの1メートル手前からの3Pシュート)
そんな『三浦蘭丸』がこの『成田中央』戦についに投入されたのが5巻です。
『杏崎沙斗未』曰く、本来ならば、『三浦蘭丸』は“勝つため”に投入される予定であったようですが、
残念なことに試合が『瑞穂高校』の超劣勢であるため、“負けないため”に投入されることとなりました。
とはいえ、このタイミングでの『三浦蘭丸』の投入は絶妙のタイミングであったようで、『瑞穂高校』の
メンバーに笑顔が戻り、徐々に、『瑞穂高校』の方へ試合の流れが移り変わっていくこととなります。
(↑3Pラインの1メートル手前からの3Pシュートを放つ『三浦蘭丸』)
そして、今巻のラストで、ついに『三浦蘭丸』の見事な3Pラインの1メートル手前からの3Pシュートが
決まり、9点差まで縮めることに成功しました。 このシュートの意味合いはかなり大きいもので、ただ
点差を縮めただけではなく、『成田中央』のオールコートマンツーマンディフェンスを攻略に成功したと
いう意味合いも含んでおりまして、恐らく、今後の展開に大きく影響してくるのではないかと思われます。
ということで、次巻以降は、『瑞穂高校』の追い上げがメインとなりそうですね。
まあ、『成田中央』がこのままズルズルと負けていくとは思えないので、そこら辺も要注目かな。
次巻も楽しみです。
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【総評】
今巻は、『三浦蘭丸』の投入という見せ場があったので、なかなか面白く読むことが出来ました。
まあ、もう少し、試合ペースを上げて欲しいところですけど・・・ね。
点数的には
85点
です。
では、ここまで。