【マンガ感想】
『絶対可憐チルドレン 18巻 (椎名高志)』
絶対可憐チルドレン 18 (少年サンデーコミックス)
小学館 2009-09-17 by G-Tools |
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【あらすじ】
超能力者の存在が当たり前になった21世紀に、“超度7”の最強エスパーが舞い降りた! かわいいけれど性格難ありの10歳児、薫・葵・紫穂の行く末は、地球を救う天使か、滅ぼす悪魔か…!?
毎度、同じことを書いておりますが、主なあらすじとしては、
このマンガの世界には、少数ですが突然変異で超能力を持っている『エスパー』がおり、
その『エスパー』と『人間』との共生と対立を描いている作品です。
主人公・皆本光一は、あるとき、10年後にエスパーを殺す事ができる『高出力熱線銃』で、
自分を慕ってくれている『エスパー・明石薫』を撃ち殺す(?)という未来を知ってしまい、
ひたすらその『最悪の未来』に向かわないように悪戦苦闘する、ということを中心に描いています。
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ここからは18巻の感想。
18巻では、『皆本光一』・『三宮紫穂』・『賢木修二』の3人が、『パンドラメンバー』が潜伏していると
思われるマンションに潜入し、その3人が『パンドラメンバー』と共に行方不明になる話から、
『黒い幽霊』の『ファントムドーター』と名乗る女性が攻めてくる話などが描かれました。
その18巻の注目は、やはり『ザ・チルドレン』の3人が『最悪の未来』を知るシーンですね。
このシーンは、『パンドラ』のリーダー・『兵部京介』が、『明石薫』・『野上葵』の2人に対して、
「将来、ザ・チルドレンの3人がパンドラのリーダーになる」と衝撃の未来を伝えた事から始まります。
『ザ・チルドレン』の3人は、当然、その事実に驚き、『B.A.B.E.L.(バベル)』に真実なのかどうかを
問い合わせたところ、現時点で、『B.A.B.E.L.(バベル)』が把握している範囲(一部の事実を隠して)を
『蕾見不二子』により伝えられ、『ザ・チルドレン』の3人が『最悪の未来』を知ることとなりました。
そのシーンで気になったのが、その事実を知った『ザ・チルドレン』の3人の反応が思った以上に、
楽観的であったことですね。 個人的には、このシーンから一気に『最悪の未来』まで進んでしまう
ような重要なイベントなのだと勝手に思っていたので、結構肩透かしを食らった感じになりました(^^;。
まあ、まだ全然実感が涌かないというのもあると思いますし、『B.A.B.E.L.(バベル)』から『パンドラ』へ
裏切るまでの過程が全て不明である点も楽観にならざるおえないのかもしれませんけどね(^^;。
そして、その事実を知った『ザ・チルドレン』に対して、次は『黒い幽霊』が攻めてきます。
こちらの方は、次巻へ話が続いてしまったので、感想は次巻のときに後回しにするとして、
今後は、この『黒い幽霊』のみが『ザ・チルドレン』の敵として描かれていくことになりそうですね。
(『パンドラ』自体、『ザ・チルドレン』を倒そうとする目的で攻めてきているわけではなさそうなので)
当然、あの『最悪の未来』に、この『黒い幽霊』が関わってくるのでしょうね。
というか、もう18巻なので、もうそろそろ話を進めて欲しいところなのですけど・・・。
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【総評】
安定して面白いです(^^ゞ。
『最悪の未来』を知った『ザ・チルドレン』の3人が今後、
どのような行動を取っていくのか、次巻以降も楽しみです。
点数的には
92点
です。
では、ここまで。