【マンガ感想】
『絶対可憐チルドレン 16巻 (椎名高志)』
絶対可憐チルドレン 16 (少年サンデーコミックス)
椎名 高志 小学館 2009-03-18 by G-Tools |
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【あらすじ】
超能力者の存在が当たり前になった21世紀に、“超度7”の最強エスパーが舞い降りた! かわいいけれど性格難ありの10歳児、薫・葵・紫穂の行く末は、地球を救う天使か、滅ぼす悪魔か…!?
毎度、同じことを書いておりますが、主なあらすじとしては、
このマンガの世界には、少数ですが突然変異で超能力を持っている『エスパー』がおり、
その『エスパー』と『人間』との共生と対立を描いている作品です。
主人公・皆本光一は、あるとき、10年後にエスパーを殺す事ができる『高出力熱線銃』で、
自分を慕ってくれている『エスパー・明石薫』を撃ち殺す(?)という未来を知ってしまい、
ひたすらその『最悪の未来』に向かわないように悪戦苦闘する、ということを中心に描いています。
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ここからは16巻の感想。
16巻からは中学生編が始まりました。
正直なところ、中学生編に入ることにより、キャラクターの性格などが変化して、
今までの面白さ+魅力が無くなってしまうのではないかと心配しておりましたが、
特にキャラクター設定を弄ることなく、前巻と同様に面白い作品に仕上がっておりました(^^ゞ。
そんな16巻で一番気になったのが、やはり『シャドウ・オブ・ザ・チルドレン』です。
この話は、中学生になったことで、今後、チルドレン達の緊急出動が増える可能性が高く、
小学校自体のように急な病欠や早退を繰り返すには無理があるので、チルドレンにそっくりな『人形』を
作り、それを優秀なエスパーに操作させて、その留守をバックアップしようという話です。
この『人形』を担当するのは、『黒い幽霊』に操られ、その後、チルドレン達の活躍により命を助けられた、
『ティム・トイ(操作)』と『バレット(護衛)』の2人です。彼らはチルドレンとの戦いにより記憶を失ったものの
『末摘花枝』による治療を受けることで、『黒い幽霊』による催眠を徐々にですが退けつつあり、
彼らの超能力の方も8割がた回復してきているようです。
彼らは、『記憶は無いが恐らくチルドレン達に助けられた』ということを潜在的に理解しており、
何とか、チルドレン達の役に立ちたいという思いからこの任務を志願してきました。
多少偏った女性観を持っているものの(笑)、良い感じにチルドレン達の性格をコピー出来ていまして、
その人形達と、チルドレン達との比較が、非常に面白いコメディーとなっております(^^ゞ。
そして、そんな中、『黒い幽霊』のメンバーと思しき人物・『雲居悠理』が新登場します。
彼女は、チルドレン達と接触するために、中学生の同級生として登場した女の子で、
現時点で彼女の目的は不明ですが、『紫穂』曰く、どこかで会った事があるらしい?
今後、彼女がチルドレン達に対して何かしらのアクションを起こすこととなるのは間違いなく、
目的によっては、チルドレン達との対立が描かれていくことになるのだと思います。
そんなこんなで、次巻へ続いていきます。
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【総評】
久々にコメディー要素満載で、面白かったです(^^ゞ。
シリアスも良いですが、やはりこの作品はコメディー要素満載の方が面白いですね。
点数的には
94点
です。
では、ここまで。