「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
もっとバカになれ!
★★★
(2013年/アメリカ/108分/Machete Kills)
【 監督 】
ロバート・ロドリゲス
【 出演 】
ダニー・トレホ
ミシェル・ロドリゲス
ソフィア・ベルガラ
アンバー・ハード
レディー・ガガ
アントニオ・バンデラス
キューバ・グッディング・ジュニア
ウォルトン・ゴギンズ
ウィリアム・サドラー
デミアン・ビチル
メル・ギブソン
【あらすじ】
メキシコの元連邦捜査官マチェーテは、アメリカ大統領から直々に、アメリカにミサイルを向けるメキシコにいる“マッドマン”と呼ばれる革命家を殺してほしい依頼を受ける。
しかし、マッドマンの心臓にはミサイルと連動したスイッチがあり、心臓が止まればミサイルが自動的に発射される仕組みになっていた。
マチェーテは、それを解除できる唯一の人物であり、世界一の武器商人であるヴォズまでマッドマンを連れて行こうとするが、ヒットマンがマチェーテ達に襲いかかる―
【コメント】
2007年の映画『プラネット・テラーinグラインドハウス』の偽予告編からまさかの製作となった『マチェーテ』の待望の続編。これはマジで3部作にさせるみたいですね。
とはいえ、本作が公開される劇場数のまあ少ないこと。都内で5館しか上映されないという。前作より少ないんじゃないですかね、これ。しかも、公開初日は映画デーの1日。新宿バルト9は夜まで予約いっぱいで、しかたなく渋谷まで足を運んで鑑賞した次第です。
そんなわけで、滑り込みセーフで渋谷の映画館で鑑賞した本作。
前作と同様、あえてのB級臭、いわゆるグラインドハウス風味を意識して製作されており、マチェーテを筆頭に今回も魅力的なキャラに溢れております。お●ぱいマシンガンやチ●コピストルは笑いどころ、バカバカしさの醍醐味のひとつではありますが、今回はやっぱり映画初出演のレディ・ガガが光ってましたね~まあ、中盤で少ししか登場していませんが、本作では確実に爪あとは残したと思いますよ、ええ。
ストーリーもとにかくスピーディーに進むし、しっちゃかめっちゃかな展開ながらもきちんとまとまっているし。しかしですね、前作でも書きましたが、やっぱりイマイチバカさ加減が突き抜けてない!普通のB級アクション映画の域を超えられていないんですよね。
ロドリゲス監督はやっぱりマジメ。整合性を合わせようとして、細かい部分を無視できない人なんだと思います。整合性の中でバカをやろうとするから、制約が出来てイマイチボケきれていない。「コマけぇことはいいんだよ!」の姿勢で映画を作れない人なんだと思います。ゆえに、本作も突き抜けられなかったんでしょう。
もっと言えば、ラスボスであるメル・ギブソンがどうもインパクト不足。前作のスティーブン・セガールの存在が凄すぎて薄いです、メル・ギブソン。
とはいえ、しょっぱなの偽予告編『マチェーテ・キルズ・アゲイン・・・イン・スペース』は本気で作られそうな勢いですね。本作のラストがまさかの・・・でしたからね。「マチェーテ」3部作、いよいよ佳境ですね。なんだかんだ言っても楽しみだったりします。
【2014年度 Myランキング】(3/1時点)
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランク外。
B級もイイネ。
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
1位:新しき世界 ★★★★
2位:永遠の0 ★★★★
3位:ヌイグルマーZ ★★★★
4位:トリック劇場版 ラストステージ ★★★★
5位:ジャッジ! ★★★☆
6位:
7位:
8位:
9位:
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
1位:バイロケーション[表] ★★☆
2位:
3位:
<その他ランク外一覧>
大脱出マイティ・ソー ダーク・ワールドオンリー・ゴッドスノーピアサーラッシュ/プライドと友情土竜(モグラ)の唄 潜入捜査官 REIJIキック・アス ジャスティス・フォーエバーマチェーテ・キルズ
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