永遠の0 (評価:★★★★) | そんなことより恋をしろ

そんなことより恋をしろ

『映画を観るよりもお前は恋をしろ恋を』
…そんな感じのブログです。

※※※ 注意 ※※※

 「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
 これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。

「『シネマ報告書2014』の掲載にあたって」



あざとくたっていいじゃない泣けるんだもの

★★★★

永遠の0



(2013年/日本/144分)

【 脚本・監督 】
山崎貴

【 原作 】
百田尚樹
【Amazon.co.jp限定】永遠の0愛蔵版 百田尚樹メッセージカード付


【 出演 】
岡田准一
三浦春馬
井上真央
吹石一恵
風吹ジュン
夏八木勲
橋爪功
山本學
田中泯
染谷将太
濱田岳
三浦貴大
新井浩文
平幹二朗




【あらすじ】

 司法試験に落ち続け怠惰な生活を送っていた健太郎は、祖母の葬儀の席で意外な事実を知る。それは、今まで祖父として接していた賢一郎とは実は血が繋がっておらず、実の祖父が別にいるというものだった。
 祖父・宮部久蔵は、太平洋戦争で特攻隊として命を落としており、健太郎は姉とともにかつての戦友たちを訪ね、亡き祖父の実像を調査するが、戦友たちが口にする祖父の姿は、卓越したゼロ戦の操縦技術を持ちながら、乱戦時に逃げ回っていた“臆病者”であり、生きて帰ることにこだわった腰抜けというものだった。
 しかし、余命幾許もない井崎に話を聞いたとき、祖父・久蔵の生きることへの執着の真実を知ることになる―


【コメント】

 行きつけのキャバ嬢のおねいちゃんが「『永遠の0』観ました?私2回も観に行っちゃった~チョー泣ける~」なんて言うもんだから、とてつもなく大ヒットしていることもあって、「しゃあない観てみるか」と、遅ればせながら足を運んだ次第です。
 ちなみに僕の父親は戦中の生まれでして、常日頃から太平洋戦争について耳タコなくらい聞かされてましたし、戦争映画好きな父親が言うには、「最近の戦争映画はみんな栄養満点でリアリティがねーな」とのことでした。まあ、十中八九これ観ても言うだろうな。

永遠の0


永遠の0


永遠の0


 そんなわけで観た本作、作りのまああざといこと。泣かせようという魂胆が見え見え。でも僕はしっかり泣きましたよ、ええ。ずるいよな~こういうの。
 いやでも、大ヒットしている理由は分かりますよ。岡田准一に三浦春馬、染谷将太、井上真央のフレッシュで爽やかな出演陣に夏八木勲、橋爪功、山本學のようなベテランが重厚な演技でもって脇を固める。空中戦の迫力もかなりの水準で見応えがある。そして、なんと言っても涙なしでは観られない感動のストーリー展開。あざといとは分かっていても、ついつい涙が頬を伝ってしまうわけです。
 というか、映画は斜に構えず素直に観て楽しんだものが勝ちですよ。

永遠の0


永遠の0


 本作が史実に沿って描かれているかどうかはよく分かりませんが、僕は本作に登場する若者の健太郎のように、本作を観た戦争を知らない若者たちが積極的に戦争のことについて勉強するいいきっかけになるんじゃないかと思うんです。昨今の靖国参拝問題とのタイミングが絶妙だったところもありますが、なぜ近隣国がこんなにも第二次大戦についてこだわっているのか?自分はそれに反撃できる知識を兼ね備えているのか?日本は本当に悪いことをしたのか?そもそもなぜ日本は世界大戦に参戦したのか?その知識こそ、近隣国がしつこく言う“正しい歴史認識”を持つことに他ならないと思います。その“正しい歴史認識”を持つことこそ、近隣国に対抗できる大いなる力だと思います。
 幸い、インターネットの急速な普及で、日本の自虐史観は崩壊し始めています。70年も前の事柄に未だに謝罪をし続けなくてはいけないことに疑問を持ち始めているんです。正しい戦争の知識を勉強し近隣国に対抗し続けていくためにも、比較的若者向けである本作の意義は大いにあると僕は感じます。
 これをきっかけにいろいろ勉強してみると面白いと思いますし、改めて先人の偉大さ感謝の意、そして靖国の意義を感じると思いますよ。


【2014年度 Myランキング】(1/19時点)

 本作は、本年度のベスト10中1位(暫定)にランクイン。
 泣ける映画もっと観たいな~


(ベスト)… ★★★☆以上が基準

  1位:永遠の0 ★★★★
  2位:トリック劇場版 ラストステージ ★★★★
  3位:
  4位:
  5位:
  6位:
  7位:
  8位:
  9位:
 10位:
  次点:
          


(ワースト)… ★★☆以下が基準

  1位:バイロケーション[表] ★★☆
  2位:
  3位:


<その他ランク外一覧>
大脱出






『永遠の0』公式サイトはこちら


「永遠の0」 オリジナル・サウンドトラック


ピースとハイライト (完全生産限定“胸熱35"カートンBOX)




にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村


映画 ブログランキングへ