「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
ありがとうトリック でも もしかして
★★★★
(2014年/日本/112分)
【 監督 】
堤幸彦
【 脚本 】
蒔田光治
【 出演 】
仲間由紀恵
阿部寛
生瀬勝久
野際陽子
東山紀之
北村一輝
水原希子
中村育二
石丸謙二郎
池田鉄洋
吉田鋼太郎
【あらすじ】
日本科学技術大学教授であり物理学者の上田次郎のもとに、村上商事の加賀美と名乗る男が訪ねてくる。彼は、赤道スンガイ共和国の奥地にあるレアアースの採掘権を獲得したが、その地域に住む住民と、住民たちが信奉する呪術師が立ち退きに応じないため、呪術師が持つ霊能力の嘘を暴いてほしいと、上田に協力を依頼に来たのであった。
上田は、呪術師のことは隠し、自称売れっ子マジシャンの山田奈緒子を連れていくことに。現地にはなぜか矢部刑事と秋葉刑事がおり、ともに呪術師の居る村へ向かうが、そこでは恐ろしい霊能力を持つ呪術師が待ち構えていた―
【コメント】
あぁ・・・本当に終わってしまうのかい、トリックよ・・・
『劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル』のラストで「ネクストステージにご期待ください!」と謳っておきながら、4年ぶりの復活でもうラストステージとなってしまうのかい・・・
そんなわけで、『劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル』鑑賞時のコメントにさんざん僕のトリック愛を書き並べているので、再度ここで語るのもクドイかもしれませんが、
僕は、TVドラマ版のファーストシーズンの初回から観ています。
僕は、その後のTVシリーズならびに劇場版をすべて観ています。
僕は、さらにTVシリーズならびに劇場版のDVDをすべてコレクションしています。
つまりは、14年来の「トリック」の大ファンなのであります。
それくらい大好きな「トリック」も、これでいよいよ幕引きとなるわけで、出会いであるファーストシーズン初回の頃の自分を思い浮かべつつ本作を鑑賞したわけです。
もうね、いいんです、作品の出来なんて。
今回の小ネタはダチョウ倶楽部推しの本作、完結編にふさわしく、のっけから小ネタのオンパレードで、あのキャラこのキャラが登場し集大成感を出していますが、先に観た「SPEC」シリーズを考察してみても、「トリック」を生み出した堤幸彦監督のネタ出しの手腕に陰りが見えてるな~とは感じましたし、ぶっちゃけて言っちゃうと、公開直後にTVで放映した「新作スペシャル3」のほうがトリックらしくて面白かったと思います。
ですが、これまで14年間このシリーズのファンであり続けた僕にとっては、本作は特別な作品であることに変わりはないんです。それを証拠に、ラストシーンは14年応援し続けてくれたファンのためのプレゼントと言っても過言ではないですね。僕はこのシーンを、14年前の自分を思い出しながら感慨深く見入ってしまいました。
トリック、楽しいひとときをありがとう。さようなら、山田と上田。
・・・とはいえ、僕は一抹の希望を持っています。
というのも、名物場面である冒頭の習字のシーン。「おしまい」「でも」「もしかして」という意味深な言葉が登場しています。つまりは、未練タラタラなんです。
仲間由紀恵や阿部寛の年齢的な限界なのか、はたまたギャラの高騰なのか、本作を完結編とした背景はよく分かりません。しかし、堤幸彦も仲間も阿部も、そしてレギュラー出演者全員まだやる気は残っているような感じがしますね。事実、「トリック」は『劇場版2』でとりあえずの完結をしているにもかかわらずシレッと復活したわけですから、数年経ったらまたシレッと復活しちゃうんじゃないか、そんな気がします。僕の希望的観測ですが。
復活するとしたら6年後のトリック20周年が濃厚ですかね。仲間由紀恵40歳、阿部寛56歳。う~ん・・・でもまた山田&上田に帰ってきてほしい!
【2014年度 Myランキング】(1/12時点)
本作は、本年度のベスト10中1位(暫定)にランクイン。
まあ「トリック」は特別です。
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
1位:トリック劇場版 ラストステージ ★★★★
2位:
3位:
4位:
5位:
6位:
7位:
8位:
9位:
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
1位:
2位:
3位:
<その他ランク外一覧>
大脱出
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