「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
ヒットガール思春期編
★★★
(2013年/アメリカ・イギリス/103分/Kick-Ass 2)
【 脚本・監督 】
ジェフ・ワドロウ
【 製作 】
マシュー・ヴォーン
【 出演 】
アーロン・テイラー=ジョンソン
クロエ・グレース・モレッツ
クリストファー・ミンツ=プラッセ
ジム・キャリー
【あらすじ】
平凡な高校生活に飽き飽きしていた街のヒーロー“キック・アス”デイヴは、再び町の平和を守るべく“ヒット・ガール”のミンディと日々特訓に励んでいた。
しかしミンディは、普通の女の子として生きていくためにヒット・ガールを封印してしまう。一方でデイヴは、キック・アスに触発されたスターズ・アンド・ストライプス大佐らと出会い、ヒーロー軍団“ジャスティス・フォーエバー”を結成する。
だが、キック・アスに殺された父親の復讐を果たそうとするレッド・ミストがマザー・ファッカーと名を改め、悪党軍団を引き連れて姿を現し、次々とジャスティス・フォーエバーたちを抹殺していく―
【コメント】
本作の第1作『キック・アス』が公開されたのがもう4年前ですか。相変わらず月日の流れは残酷です。これを観に渋谷に繰り出したのがつい最近のように感じますね。それくらい僕は歳を取ったというわけです。
まあ僕のことは置いといて、本作のヒロインでありますクロエ・グレース・モレッツも、今やハリウッドを賑わす若手女優として、身も心も大きくなっていることにも月日の早さを感じる次第です。
そんなわけで、都内でたった一館での上映だった前作も、口コミであれよあれよの全国拡大という偉業を達成し、いよいよ待望の続編が公開とあって、非常に楽しみにしていました。
ふむ、なるほど。一言で言ってしまえば“ヒットガールの思春期編”といったところでしょうか。
「私、フツーの女の子になります!」とばかりに、悪党退治のために失った思春期の思い出を懸命に作ろうとオシャレしたり学校のイケてるティーンガールの仲間になったりムキムキマッチョなイケメンボーイとデートをしたりするも、やっぱり自分がすべき使命に目覚め悪党どもと対峙する、という、まあぶっちゃけて言えば、よくある若きヒーローやヒロインのスランプを描いたものになってます。
『キャリー』でもそうでしたが、相変わらずクロエちゃんの可愛いこと。前作ではまだ小学生でしたが、本当に可愛く成長しましたね。成長してもヒットガールのコスもピッタリハマってますし、気の強いクロエちゃんもグッド。
しかしながら、前作の痛快感や爽快感はなく、ヒットガールを封印した後の普通の女の子エピソードやお悩み相談のシーンが、本作のテンポをストップさせてしまっていて、なんだかもどかしかったですね。前作のようなハチャメチャで突っ走るような疾走感が本作にはなかったのが残念。民間ヒーローたちの集合も悪くはなかったんですが、ただただ乱闘している場面を見せられているだけで、魅力あるアクションシーンとは言い難いです。
そしてなによりも、ジム・キャリーの使い方がもったいなさ過ぎる!ストライプ大佐はジム・キャリーである必要があったのか?なんか、特段の活躍を見せないまま殺されてしまったような感じがあって、ストライプ大佐とは一体なんだったのか?と。
というわけで、これはこれで悪くはないと思いますが、前作の痛快な展開を期待したら、それは残念ながらハズレです。結局のところ、本作も『キャリー』と同様、クロエちゃんの可愛さを堪能することにあると思われます。3はないかもね。
【2014年度 Myランキング】(2/22時点)
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランク外。
今回もイマイチ。
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
1位:永遠の0 ★★★★
2位:ヌイグルマーZ ★★★★
3位:トリック劇場版 ラストステージ ★★★★
4位:ジャッジ! ★★★☆
5位:
6位:
7位:
8位:
9位:
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
1位:バイロケーション[表] ★★☆
2位:
3位:
<その他ランク外一覧>
大脱出マイティ・ソー ダーク・ワールドオンリー・ゴッドスノーピアサーラッシュ/プライドと友情土竜(モグラ)の唄 潜入捜査官 REIJIキック・アス ジャスティス・フォーエバー
『キック・アス ジャスティス・フォーエバー』公式サイトはこちら
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