「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
井口監督＆しょこたん本領発揮！
★★★★
（2013年／日本／99分）
【 脚本・監督 】
井口昇
【 原作 】
大槻ケンヂ
縫製人間ヌイグルマー (角川文庫)
【 出演 】
中川翔子
武田梨奈
市道真央
猫ひろし
高木古都
ジジ・ぶぅ
阿部サダヲ（声）
山寺宏一（声）
斎藤工
平岩紙
【あらすじ】
滅亡に瀕した惑星から飛び立った綿状生命体は、新たな故郷を求めて地球へとやってくる。
多くの生命体は海の藻屑と消えたが、2人の最強戦士はそれぞれぬいぐるみのテディベアに居場所を見つける。
ドゥーマアは、ピンクのテディベア“ブースケ”として、響子を“姫”として守るために生きる事を決意、ロリータファッションに身を包み、響子にダメ子とののしられる夢子と合体し、姫を守るよう命じるのだった。
一方、もう一人の戦士は黒いテディベア“デパルザ”としてタケシと合体し、人間をゾンビ化して操り、人類を滅亡させるという邪悪な計画を推し進めていた。
そして数年後、高校生に成長した響子にデパルザの魔の手が迫るのだった―
【コメント】
『電人ザボーガー』『ゾンビアス』『デッド寿司』に続く奇才・井口昇監督の作品が、さっそく年明けに観られるとあって、ワクワク心を躍らせながら新宿はバルト９に足を運んでまいりました。
見てください。チケット売り場の中央にはヌイグルマーＺブースがデカデカと設置されておりまして、そこには映画で使ったコスチュームと、ポスターにはしょこたんのサインが。真っピンクのかなりド派手ばブースで、みなさんここぞとばかりに写メりまくってました。
そう、僕が観に行った前日に、ここで初日舞台挨拶があったようで、その記念なんでしょうな。僕も生しょこたん見に行きたかったな～
中川翔子「ヌイグルマーZ」初日迎えダメ子衣装で舞台挨拶
http://natalie.mu/music/news/108563
そんなわけで本作、さすがブレない井口昇監督、相変わらずバカやってて非常に面白い。
本作はヒーローもの、そしてアイドル中川翔子主演とあって、ちょっとは毒が抜けてマイルドに作られていると思いきや、Ｒ１２＋指定という仕打ちを食らっており、中身を観れば血しぶきはほとばしるしお●ぱいは出るしのしっちゃかめっちゃかな展開で、クライマックスのお●ぱいビームのバカＭＡＸシーンを観ると「あ～やっぱり井口監督だな～」と大笑いしながらしみじみと感じましたね。
そんなバカバカしい展開もさることながら、本作の見どころはなんといってもロリータファッションに身を包んだしょこたんでしょう。彼女のキャラにバッチリハマっているし、なにより本当に可愛い！いや、ギザカワユス！
『デッド寿司』から続投の武田梨奈もアクション全開で見せ場満載だし、市道真央も魅力的。その他斎藤工や、声のみの出演だが阿部サダヲや山寺宏一と、なにげに豪華キャストとなっております。井口監督自身も、お●ぱいビームに逃げ惑う市民で登場しています。
そんなわけで、相変わらずのブレない井口ワールドを存分に堪能し、大満足で劇場を後にしました。ほんと、この人の作る作品はバカバカしくてショボくて、それでいて恐ろしいほど爆発力があって、全然飽きませんね。女の子ヒーローを作らせたらこの人に敵う監督はいませんよ。
これからもどんどんパワーみなぎる作品を作ってほしいです。今度こそ舞台挨拶観に行くぞ！
【2014年度 Myランキング】（1/26時点）
本作は、本年度のベスト10中2位（暫定）にランクイン。
うわ今のところ邦画しかない。
（ベスト）… ★★★☆以上が基準
１位：永遠の０ ★★★★
２位：ヌイグルマーＺ ★★★★
３位：トリック劇場版 ラストステージ ★★★★
４位：ジャッジ！ ★★★☆
５位：
６位：
７位：
８位：
９位：
１０位：
次点：
（ワースト）… ★★☆以下が基準
１位：バイロケーション［表］ ★★☆
２位：
３位：
＜その他ランク外一覧＞
大脱出
『ヌイグルマーＺ』公式サイトはこちら
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