白色の意味

１８番：白色です。

白色は表面に現れた意識を意味します。

白色は黒色の対局にある色であり、黒色の闇に対しての「光」を表します。光は意識の思考力、または洞察力を表します。

黒の死は、“闇に向かう”というイメージで“死んでいく”状態そのものを表しますが、白色の死は“光へ向かう”というイメージで「再生」のための死を意味します。

白色は、間違ったものをもう一度まっさらな状態にするというイメージで、「リセット」や「切り離し」という意味が出てきます。また、自分のニーズを切り離すことは「禁欲」となります。

全ての色が含まれた白色は「明るい」感じだけになり、「完全性」や「神性」を感じさせます。完全ということから「正しい」「真実」「悟り」という意味になり、完全になる、汚れが無い状態になるということから「浄化」という意味も出てきます。

真っ白く、何も書かれていない紙のようなイメージとして「純粋」「無垢」「素直」という意味が出てきます。また、「処女」を意味します。しかし、白色が“乳”のイメージを持つと「母」という意味にもなります。乳の白さは乳児がまだ目を開けない頃から口にするこの世の始めの飲み物であり、「誕生」「起源」と「目覚め」という意味が出てきます。

白色の輝きからは「新しさ」を感じさせます。整理整頓され、スッキリとした「シンプル」で「清潔」な感じがあり、そこから「頭が良い」「クール」「気高さ」「無欲」というイメージが出てきます。しかし、清潔も強すぎると「潔癖」となってしまいます。

白色は“何も感じさせない”ということからも「頭が真っ白になる」「色を失う」「忘却」というイメージもあります。頭が真っ白になるというのは「強いショック」によって色を失ってしまったという場合もあります。しかし、真っ白になるくらいなら悪気はないのだけれど、何か企んでそうに感じる時には「白々しい」ということになります。

白色は全ての色が消えたということから、何も語らない、何もしない「沈黙」を意味します。

白色は白い霧のように「朧げ」な色として“幽霊”のイメージがあります。幽霊は生も死もない「空虚」な存在です。

全ての色の総和である白色は元型のセルフと結びつきます。セルフは心全体の調和を司ります。曼荼羅、円形、十字、四角などの対称的な形、宝石や結晶などもセルフと結びつきます。神や女神、仏やキリストなど神的なイメージもセルフと結びつきます。

【白色の心理的傾向】
気持ちをリセットしたい時、清潔さが欲しい時、何かを始めたい時、誠実な時、やる気が無い時、拒否状態の時、寂しい時などに注意が向きやすい。

【白色の意味】
純粋、純真、無垢、新鮮、素直、明るい、本質、神、完全、完璧、孤高、誕生、起源、目覚め、繊細、純化、正義感、正しい、真実、平等、浄化、総和、再生、悟り、新しい、シンプル、清潔、頭が良い、理性的、クール、気高い、無欲、拡張、博愛、誠実、質素、潔白、清楚、信用、平和、手放す、リセット、開放感、霊性、汚れない、処女、母、雪、光、陽。防衛、諦め、色を失う、冷たい、沈黙、分離、切り離し、白々しい、禁欲、潔癖、真っ白になる、忘却、朧げ、空虚、降伏、負け、自己否定、非社交的、完璧主義、無意味、理想、儚い、傷つきやすい、隠遁、荒涼、冷酷、幻覚、幻想。

■赤色■橙色■黄色■黄緑色■緑色■青緑色■青色■紺色■紫色■赤紫色■桃色■薄橙色■水色■茶色■深緑色■黒色■灰色■白色

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