深緑色の意味

１５番：深緑色です。

深緑色は無意識を表します。

深緑色は「ナチュラル」「素朴」で「飾らない」イメージがあります。そこから、お互い気取らないで仲良く「助け合う」という感じが生まれてきます。直接的に作用をするようなイメージとは違い、深緑色は「間接的」でありどちらかというと「見守る」ようなイメージがあります。

緑色の瑞々しい葉よりも、日に照らされて時が経った葉、枯れかかった葉を連想させます。そこから、「疲れ」や「侘しさ」、積み重なった時を感じ、緑色の山々も昔の記憶として「郷愁」を感じるのでしょう。また郷愁というイメージからは「家庭的」な感じも出てきます。

深緑色は具体的ではなく「抽象的」な感じがあります。緑色の持つ集団の意識という意味においては、深緑色は集団の中でもとても自然な感じでみんなをまとめていく、みんなを「サポート」していくというような意味を持ちます。

赤色のような力任せの男性的な強いリーダーシップとは逆に、みんなと一緒に流れをつくっていくような「女性的なリーダーシップ」を感じさせます。

深緑色は元型のグレートマザーと結びつきます。ネガティブな側面と結びつくと、“包み込まれる”というよりも「飲み込まれる」という感じが強くなります。そして、育むというよりも「干渉」し、自分の思い通りに支配しようとしてしまいます。これでは「成長が止まって」しまいます。

緑色が社会、集団の意識を感じさせることに対して、暗い深緑色は「集合的無意識」を表します。集合的無意識とは心理学者のユングが提唱したもので、人の心の深層には古代から受け継がれて来た人類共通の意識があるという考えです。

深緑は深い森をイメージさせます。森は暗く、獣もいて、自分では「コントロールできない」ような危険もあります。しかし、その森の奥には聖なる場所があるかもしれませんし、宝が眠っているかもしれません。森は食べ物の宝庫でもあります。

【深緑色の心理的傾向】
疲れている時、自己受容したい時、歓びを見出したい時、厳しい時などに注意が向きやすい。

【深緑色の意味】
抽象的、郷愁、誠意、誠実、重厚、平和、雄大、成熟、野生、慎ましい、田園的、家庭的、ナチュラル、素朴、やすらか、安息、ノスタルジー、無意識のバランス、こだわり、自然なサポート、女性的なリーダーシップ、助け合い、間接的、見守る、人の面倒を見る、共感、ゆとり、素直、右脳的、集合的無意識、過去、森、枯れ葉、実。侘しさ、疲れ、飲み込まれる、過保護、干渉、成長を止める、遠慮、コントロール不能、理解不能、役割にはまる、自己を見失う、犠牲的、立場を失う、想像力の欠如、嫉妬、自分を責める、自己欺瞞。

■赤色■橙色■黄色■黄緑色■緑色■青緑色■青色■紺色■紫色■赤紫色■桃色■薄橙色■水色■茶色■深緑色■黒色■灰色■白色