SLの世界でよく聞かれる事で「どこか面白い所ないですか?」
そんな時私はCocololo Island Resort(http://www.cocololoisland.com/
)と答えます。
そしてみなさん必ず、すでに知っていますw
http://slurl.com/secondlife/Cocololo%20Island/177/245/23
技術の粋を集め、素晴らしいホテルやアトラクションが満載で、
SLの表現力の限界に挑戦したと言っても過言ではないCocololo Island。
本日はそのオーナーRocky Sassoonさんにお話をお伺いしました。
尚、cocololo内の細かいレポートは4gameのこちらを
参考にしてください。
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emo8889 Xeno: SL始めたきっかけをお願いします。
Rocky Sassoon: きっかけといえばSLの前にTSO(TheSimsOnline)というネットゲームをしていたので
TSOが寂れてしまって新しいゲームを探していて、
なんとなく同じようなゲームを始めてみた、という感じです。
世界の人とコミュニケーションがとれるMMOっていうんでしょうか、
着せ替えとかには興味がなくて、外国人とコミュニケーションが取れるゲームを探していたんです。
emo8889 Xeno: 実際始めてみたSLの印象はどうでしたか?
Rocky Sassoon: はじめたときはほとんど日本国内で情報が流通していなくて、
数少ないBlogを見たりしながら、はじめの数日はブラブラ飛び続けていました。
人が少ないなーという印象でしたね。
emo8889 Xeno: その時は人が少なかったんですね。
Rocky Sassoon: とにかく、人と会うのが大変で、なかなか人と会えない。
ゲームのやり方も全然わからない、そんな感じだったので、ただブラブラですw
それで偶然に日本人プレイヤーと出会って、桃源郷という日本人コミュニティへ連れて行ってもらって
それからいろいろ教えてもらいながら物を作り始めました。
「将来南国に移住したいという夢があった」
emo8889 Xeno: それからcocololoの計画を始めると。
Rocky Sassoon: SLでは万物をプレイヤーが作っているということがわかって、
自分なりの楽しみ方をしようと思いました。
自分は将来リタイアしたときに南国に移住したいという夢があったので、
それをSLで一足早く実現できるのではないかと、それでSIMを買ったんです
自分で作ってしまおうと。
emo8889 Xeno: SIMを買ってからどのような段取りで?
Rocky Sassoon: 本当に運がよかったのですが、当時周りに腕の良いビルダーさんが何人もいたので、
彼らに声をかけて建物を作ってもらったり、全体の構想を手伝ってもらったりしました。
私はアトラクションを設置したり、まあリゾートとしての仕上げというか
あまり作業には関わっていないんです。
mixiが参入しましたが、その建築をした方や、目立たないけれど玄人から高い評価を受けている人などで、
そのビルダーさんたちは今でもSLトップクラスですよ。
emo8889 Xeno: ちなみに作業の工程相談などは全てSL内で完結させたんですか?
Rocky Sassoon: そうです。
ビルダーさんにRLの設計士の方がいたので、はじめに私の希望を聞いてもらい、
SIM全体の設計図を作ってもらって、後はそれぞれ担当分野をせーの!って感じでw
emo8889 Xeno: なるほど。
Rocky Sassoon: 建物以外の部分は私が気ままに作りこみました
あの頃はまだ広い土地で物を作るということが一般的ではなかったので
みんな物作りに飢えていたのかもしれませんね。
あと力がある人に才能を思い切り発揮して欲しいとも思っていました。
emo8889 Xeno: cocololoで設計図を作って「せーの!」って難しそう。
Rocky Sassoon: 時には意見が衝突することもありましたが、みなさんプロでした。
私のイメージを見事に形にしてくれました。
emo8889 Xeno: Rockyさんのイメージですか。
Rocky Sassoon: はじめに、アジアリゾートの「AMAN Resorts」
っぽく作ろうというテーマがあったので
そのイメージを全員が共有できたのだと思います。
あとは細かい所、例えばこのホテルもSLなのだから寝室とかは作らないでオープンエアーにしようとか、
壁で囲まれた部屋は要らないね、とか、そんな要望をちゃんと形にしてくれました。
RLを模倣するのではなく、SLらしいリゾートを作りたかったんです。
emo8889 Xeno: 伺っていると比較的スムーズに製作できた感じですね。
製作期間は6ヵ月と伺いましたが。
Rocky Sassoon: みなさん忙しいので時間はかかりましたが、作業は全体的にスムーズでした。
グランドオープンまでは半年かかりましたが、4ヶ月くらいでほとんど出来上がっていましたね。
作業期間としてはかなり短いですよ。
emo8889 Xeno: その出来上がり後の2ヶ月間は何の期間だったんですか?
Rocky Sassoon: なかなかログインできない人もいましたので、オープンには気を使ったんです。
お金をかけて宣伝はしたくなかったので、あちこちに色々とネゴして回って
海外の取材を受けたりメディアに載せてもらったり、知名度を上げることに専念したんで。
それで知名度が上がったところでオープンという作戦でした。
おかげで、オープンしてからはなんの宣伝もすることなく、人で賑わうSIMになりました。
予想以上の出来です。
emo8889 Xeno: オープンした時の率直な感想をお願いします。
Rocky Sassoon: 肩の荷が下りたという感じでしたね。とにかく素敵な建物が沢山出来ていたので、
彼らのためにも露出して知名度を上げる事が私の使命と思っていましたから。
emo8889 Xeno: ではcocololoの素敵ポイントをいくつか。
Rocky Sassoon: まずは景観ですね。本島とハート型の島に分かれているのですが、それぞれ景観が綺麗だと思います。
あとはひとつひとつの建物と、楽しめるアトラクション。
見て楽しめて、体験して楽しめる。そんなSIMだと思います
emo8889 Xeno: ではRockyさん自身のお話をお伺いしますが
最初に南国を作りたいからここまでやりこむエネルギー、どこからそこまでの力が沸いてきたんですか?
Rocky Sassoon: RLで頑張っている自分へのご褒美とでも言いましょうかw
儲けるとかは頭になくて、とにかくストレスのない世界で楽しんでやろうと思ったんです。
それでSLをやり始めたら楽しいので、突っ走ってきましたw
emo8889 Xeno: SL楽しいですからね。
Rocky Sassoon: 楽しいですねー。
私の場合は特に海外の人達との交流が楽しいので、SLは特別に楽しいんですよ。
ここに来てくれる海外の人と仲良くもなれるし、自分から色々な場所へ行って遊んだり。
だからcocololoは日本人専用っていう感じにはしたくなくて。
だからWebsiteとかも全て英語で作ったんです。
emo8889 Xeno: 元々英語は得意なんですか?
Rocky Sassoon: さっき言ったように、ゆくゆくは海外に住みたいので英語は好きでした。
それでTSOというゲームで日常会話を覚えて。
得意ってわけではないんですが、SLで覚えられるのが楽しいんです。
ビジネス英語はできませんよw
「海外の方との交流はSLを続けている大きな理由」
emo8889 Xeno: 海外の方との交流が本当に楽しいみたいですねー。
それ以外にSLの楽しさってどんな事がありますか?
Rocky Sassoon: 海外の方との交流は私にとってSLを続けている大きな理由です。
それ以外は、他のゲームを知らないので比較はできないんですが、
自由度が高いのが楽しいですよね。
なんでも作れるし、手元で作ったものがすぐに世界に出せる。
RLでWebsite作ったりしても相手が見えないけど、SLでは見えますからね。
直接評価をもらったりできるっていうのも大きいですね。
emo8889 Xeno: 色々な製作とかもされたり?
Rocky Sassoon: 最近はじめましたw
プリムで形を作るとかいうことだけではなくて、プリム+テクスチャ+スクリプト、で
良いものが出来るっていうことを再認識したのがcocololoが出来た後って感じです。
テクスチャにしても、ただ写真をパクって貼るんじゃなくて
自分で納得のいくものを描いて、とか、そういうのに最近ハマり始めたんです。
emo8889 Xeno: こんな素晴らしい場所にいると自作も妥協できないですねw
Rocky Sassoon: そうなんですwだからここでは私はあまり作らなかったんです。
今は別に土地を借りて、そこでコツコツやっています。
とにかくSIMの完成とかオープンに神経を使っていたので、作る時間もなかったんです。
emo8889 Xeno: じゃあ最近は物作りにかかりっきりですか。
Rocky Sassoon: はい、今はそうです。目的もなく好きなものを作るのが楽しいです。
またそれらが集まってきたらやりたいことも形になると思っています。
emo8889 Xeno: やりたいこと?
Rocky Sassoon: 例えばcocololoはテーマありきで作り始めて、作った後は虚脱感に襲われたw
夢中で作っていましたから。
でも、今は作りたいものを作って、それらのパーツが集まってまた新しいSIMをやりたいな、とか。
順序が逆ですね・・・でも、それもアリかなと思っています。
emo8889 Xeno: じゃあ結果何が出来るかは最後の方までわからないw
Rocky Sassoon: いや、ぼんやりと見え始めていますけれど、RLの模倣じゃないものをやりたいので
それが見えるまでが楽しいのかなって思ったりしてます。
長く楽しもうと思っているので。
emo8889 Xeno: その計画ってもうある程度動いてるんですか?
Rocky Sassoon: 全然です。パーツパーツが頭の中に出来上がっていて
ぼんやりと全体像が見えてきてあとはRLでないものをどうやって作るか。そこが一番難しいんですが。
emo8889 Xeno: 「RLでない」というキーワードが沢山でてきますね。
Rocky Sassoon: 自分では作る意味がないと思っているだけです。
ただ、RLではできないことができるのがSLなのでそう思っているだけですが。
仁徳天皇稜とかは作りたいですけどねw
「SLは心を解き放てる世界、想像力を解き放てる空間」
emo8889 Xeno: RockyさんにとってSLの世界って何でしょう。
Rocky Sassoon: くどいようですけど、RLとは違う世界ですね。
RLでいろいろ制約があってできないことができる世界。
屈折してるのかなw
emo8889 Xeno: もうひとつの世界のような感覚?
Rocky Sassoon: まさにそうです。
綺麗に言うと、心を解き放てる世界、想像力を解き放てる空間っていうのかな。
emo8889 Xeno: ちょっと話の内容変わりますがRockyさんが好きな場所とかありますか?
Rocky Sassoon: 難しいな・・・w
最初のころはアムスとかNAKAMAとかありましたけど見慣れてくると興味もなくなってしまって。
場所というよりは髪の毛とか服とか、新作を見たりするのは面白いですね。
注目しているクリエーターは沢山います。
emo8889 Xeno: ファッションとして?
Rocky Sassoon: いや、このアバタなんて1年以上変えてないし、無頓着ですw
クリエイトという意味です。
emo8889 Xeno: クリエイトとして服や髪を見ると。
Rocky Sassoon: 自分も初めのころ作ってみたりしたので、難しいところはわかっていすから
例えばシャツの襟元を綺麗に出すのが難しいとか、そういうところを綺麗に作ってるなーとか
細かいところですね。
テクスチャを綺麗に描いてる人とも興味ありますね。
emo8889 Xeno: 今SLが爆発的に流行ってますが
Rockyさんから楽しむコツを教えていただけないでしょうか。
Rocky Sassoon: ユーザの数だけ楽しみ方があると思うので
自分なりの楽しみ方を見つけるといいと思います。
物を作ることがすべてではないし、単に観光するだけでも楽しいし
自分なりの楽しみ方が見つかれば長続きするでしょうしね。
emo8889 Xeno: 読者の方にCocololo Island ResortのPRをお願いします。
Rocky Sassoon: ひところ、アカウント作り立ての日本人のユーザが毎日のように
ぽつんと座って海を眺めていました。
ぼんやりしたいとき、ぜひ遊びに来てください。
あと、デートスポットとしても楽しめるので、カップルの方もぜひどうぞ。
emo8889 Xeno: ちなみにカップルになれない人は・・・w
Rocky Sassoon: ここでナンパしてもいいかもですw
女性の一人旅も多いですよ。
emo8889 Xeno: ありがとうございました!
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Second Lifeの世界だからこそできる南国リゾートがここにあります。
そしてそこから伝わってくるのはRockyさん自身の楽しむ為の情熱。
その力と素晴らしいクリエイターさんたちの技術が一つになって出来たのがCocololo Island Resortで、
何度足を運んでも飽きない美しい景色や建物が、
SLの可能性を無限のものとさせてくれている事に気が付きました。
自身のブログ
にもあるようにRockyさんは本当に気さくな方で、
その人柄がこの結果に結びついているのも言うまでもありません。
まだ行ってない方、是非一度このCocololoに足を運んでください。
そしてこの素晴らしい場所でSLの表現力を体験してみてはいかがでしょうか。