★日本の産後事情、オマタ事情

★フランスのオマタ事情に感心しました

★フランス式ケアの細やかさ



さて、すみません、ようやく骨盤ベルトまでたどり着きました


こちらは、私の今の視点から見た骨盤ベルトのことを書いていますので、これがすべてではありません


こういう意見もあるのか、という視点で読んでいただき、取り入れ方をご自身で決められるとよいと思います




日本で行われている産前産後のケアといえば、ほとんどが骨盤ベルトだと思います


骨盤ベルトは、使い方によっては、妊婦さんの腰痛などをとても楽にしてくれますが、正しい使い方をきちんと指導してくれる人が少ない、という現状があります


産院で骨盤ベルトは売っていても、つけ方を指導してはもらえない、とか



これは、骨盤への影響が大きい分、つけ方を間違えると害にもなるので、使おうと思ったら、きちんと指導してくれる人を見つけた方がいいと思います



ただ、かならずしも必要なものではないと思っています



骨盤ベルトを使うきっかけとしては、

妊娠中に腰痛が出てきた

骨盤が開きすぎないようにする必要がある(赤ちゃんが下がるのを予防する)

逆子を予防する

ゆがみを予防する


などがあると思いますが、腰痛をきっかけにベルトを考える方が多いです


ですが、妊娠中に腰痛になったり、骨盤が開いてきたり、赤ちゃんが下がり気味だというのは、ほとんどが骨盤内の筋力不足であることが多いのです


骨盤がゆがんでくるのも、姿勢が悪かったり、骨盤内の筋力不足です



骨盤内の筋力はとっても大切です


妊娠中に大きくなってくる子宮を支えてくれたり

出産の力になったり

赤ちゃんにとって居心地の良い暖かい環境を作ったり

産後の骨盤を自然な位置に戻してくれたり



筋力がないと、これらのことがうまくいかない可能性が出てきます



なので、妊娠中は、骨盤ベルトで痛みを予防するよりも、骨盤周りをしっかり動かし、まっすぐな姿勢を保ち、骨盤周りの筋肉を育てることがとっても大事になってきます



ところが、ベルトで支えてあげると、自分の筋肉がなくても支えることができます


つまり、意識して筋肉を育てていかないと、逆に自分の筋肉は落ちていってしまうのです


これでは、快適な妊娠生活、産後の体をつくるという目的とは逆方向に行ってしまいます



ベルトを使うならば、必ず筋肉を育てるエクササイズや、散歩を一生懸命併用することがとても大事です


でも、それを意識している人がとても少ないのが現状


ベルトをしなければ痛くて動けないというならば、動くためにベルトをつけるのはいいと思います


絶対安静で動けません!という方以外は、ベルトをしてでも動いた方がいいです



もともと、骨盤ベルトの大元、トコちゃんベルトの指導では、きちんと骨盤体操のエクササイズ指導が一緒にされているはずなんです



そういうところがおいていかれて、痛みが出たら、とりあえず骨盤ベルト、という指導がとても多くなっていますから、筋力が育っていない妊婦さんも多いのです


そして、早くから痛みが出てくるような妊婦さんは、もともとあまり動くのが好きではないことが多いので、痛みがある中ではますます動く気にならない人が多いですよねー



筋肉、ほんとに大事なんですよ


大股で歩くだけでも育っていきます


昔から、妊婦は歩け、ぞうきんがけをしなさい、というのはほんとうに理に適っています



ベルトをつけるなら、ちゃんと自分の体に合っているかをチェックしてもらってください


装着して動いたときに違和感がないか、つけ方が正しいかをきちんと見てくれる人を探してください


ベルトの種類によっては、座っていてもつけていられるものもあれば、立っているときを中心にしたほうがいいもの(立ったり座ったりだとずれやすいもの)もあります


使うならば、ご自身が使うベルトの特徴を、よく考えて使ってみてくださいね


ギューギューに締めすぎて、血流が悪くなっていたり、むくみが出やすくなっている人もいます


それをしていた方が快適か?ちゃんと自分の体を感じながら妊娠生活過ごしてくださいね



産後の骨盤ベルトについては、別記事に続きます







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