皆さま、おばんです!

吾妻線の終点である大前駅、
鉄道ファンの間ではちょっと有名な駅でした。
普通列車の他に特急列車やリゾート列車など、
多彩な列車が走る吾妻線ですが、
その多くは大前駅のひとつ手前の万座・鹿沢口駅で運転を終えてしまい、
終着の大前駅にやってくる列車は1日に5往復だけでしたの。
しかも、朝の列車を逃すと次は午後2時前まで列車がないという…

そんな、ちょっと気の毒な感じの大前駅に昨年6月にお邪魔しましたよ。

f03020/吾妻線・大前駅

まずは大前駅の概要からです。
昭和46年に吾妻線・長野原草津口駅より西寄り区間が延伸、
その際に終端駅として開業したのが大前駅でしたの。

駅前には駅前温泉「つまごい館」がありました。

f03022/吾妻線・大前駅
ちなみに入泉料は500円という破格値。今度立ち寄った時は、絶対に入ろ~っと!

あとは公営団地と住宅がパラパラと。
f03025/吾妻線・大前駅
f03021/吾妻線・大前駅

そもそも大前駅が所在する嬬恋村の中心への最寄駅は
お隣の万座・鹿沢口駅であることと、
大前駅は終端駅では珍しい無人駅であることから、
多くの列車が大前駅には顔を出さずに
万座・鹿沢口駅で折り返してしまうんですよ。
確かにこんな大前駅(失礼!)で特急列車の発車待ちとか、
絶対にありえないし。

ただですね、大前駅だけではなく
万座・鹿沢口駅も単式ホーム1本だけの棒線構造であるために
列車を退避させることが出来ず、
待避線代わりに大前駅に回送列車がやってくることがあるのでした。
時にはこんな列車も姿を現します。
1日に5往復の定期列車しか運行されない大前駅ですが、
実はとても楽しい駅でしたよ。



こちらが大前駅の単式ホームです。
f03023/吾妻線・大前駅
f03024/吾妻線・大前駅

ホーム全長は90メートルで列車4両が停車できる長さですが、
線路自体はホームから更に奥にも延びておりますので、
6両編成のリゾートやまどりだけではなく、
7両編成の651系特急も退避させることが可能なんですって。

f03028/吾妻線・大前駅
運転室の足場まであるじゃないのよ。

そしてこちらが大前駅の待合室です。
動画で運転士さんが休憩されていたのもこちらの待合室ですぞ。

f03026/吾妻線・大前駅
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画像手前(ホーム終端寄り)よりトイレ、一般人向け待合スペース、
職員さん(運転士さん)向け休憩スペースっすね。
職員さん向けのスペースって、中はどんな風になってるのかしら?
ゴロ寝が出来て、テレビやネットまで楽しめる環境だったりして。
もしそんなんだったら、家賃払いますので住まわせてください。

大前駅のホーム中央にいらっしゃる道祖神さまです。

f03029/吾妻線・大前駅

最後にどうでもいい話ですが、
かぐや姫とかがコンサートを開いた「つま恋」って、
ずっと嬬恋村のことだと思ってました。
この勘違い、40年ぶりに晴れたんですけど…
つま恋って、静岡県にあったんすね。



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