皆さま、おはようございます!

 

今朝は沿線に温泉地が数多くある吾妻線から、こちらの駅の訪問記でした。e08131/吾妻線・金島駅

吾妻線・金島(かなしま)駅です!

吾妻線の起点の渋川駅からひとつ目の駅でして、

昭和20年1月に信号場として開設、同8月5日に金島駅に昇格しました。

 

今ではすっかり観光路線と化した吾妻線ですが、

ひと昔前は貨物列車が頻繁に運行されていたんですよね。

自分、今でも吾妻線と聞くとEF12型電気機関車を思い浮かべますから。

吾妻線は、群馬鉄山で産出された鉄鉱石を輸送するために

敷設された路線です。

金島駅も、増便された貨物列車を

行き違いさせるために設けられたのではないかと思いますが。

 

そんな金島駅も、今では周辺は住宅地へと変わり、

通勤・通学客の玄関口になってましたよ。e08130/吾妻線・金島駅

国鉄時代は大きな木造駅舎があったようですけど…

こんな小っちゃな簡易駅舎に変ってたのですね。

 

金島駅は無人駅ですから、簡易駅舎化は止む無しか。e08132/吾妻線・金島駅

 

駅の近くには金島温泉があるようです。e08139/吾妻線・金島駅

富貴の湯さん、ネットでいろいろ調べて見たら、

多くの温泉マニアが大絶賛する日帰り温泉だったようで。

源泉を加水することなくかけ流ししているんだとか。

こんだけ本格的な温泉なのに、たった400円で入浴できるそうですよ。

今度、吾妻線巡りをした時は絶対に寄ってみよっと!

 

金島駅は相対式ホーム2面2線構造です。

それと、駅舎がある南側に保線車両の留置するために側線と。

この構造は、開業時からは大きく変わっていないようですね。e08133/吾妻線・金島駅e08134/吾妻線・金島駅e08137/吾妻線・金島駅

 

さてさて、金島駅から西側、祖母島駅方向を見ると、

でっかな高架橋が見えるのですよ。e08135/吾妻線・金島駅

 

なんの高架橋なのか、近寄ってみますと…e08136/吾妻線・金島駅

上越新幹線だ!

16連のE4系Maxが通過中だからすぐにわかりました。

 

実は、この上越新幹線の開業に

金島駅がとっても寄与していた時期があったそうです。

と言いますのも、山間部であるこの付近から

新幹線を建設するための資材を搬入するために、

金島駅から現場まで一時的に引き込み線を延ばして、

そこから資材を搬入したそうなのですよ。

 

昭和50年に撮影された航空写真に、この様子がバッチリ残っておりました。e08138/吾妻線・金島駅

赤線が新幹線建設の現場まで延びる貨物線ですが、見えますかね?

貨物線まで敷いて資材輸送したのは、

東北新幹線の新花巻駅(矢沢駅)にも例がありましたけど、

他では聞いたことがありませんでした。

なお、上越新幹線開通後はこの貨物線、直ちに撤去されたようで、

現在は跡形もなくなってしまったようですね。

 

過去の歴史を探ると必ず貨物輸送が絡んでくる吾妻線。

定期の貨物列車が途絶えた現在の姿は、

ファン的にはちょっと物足りなさを感じるかも。

 

 

訪問駅リスト(JR線)
吾妻線

↑(渋川駅方面)
金島駅(平成26年6月22日)
祖母島駅(平成26年6月22日)
小野上駅(平成26年6月22日)
小野上温泉駅(平成26年6月22日)
市城駅(平成26年6月22日)
中之条駅(平成26年6月22日)
群馬原町駅(平成26年6月22日)
郷原駅(平成26年6月22日)
矢倉駅(平成26年6月22日)
岩島駅(平成26年6月22日)
川原湯温泉駅(平成26年6月22日) ・新駅舎(平成27年4月29日)
長野原草津口駅(平成26年6月22日)
群馬大津駅(平成26年6月22日)
羽根尾駅(平成26年6月22日)
袋倉駅(平成26年6月22日)
万座・鹿沢口駅(平成26年6月22日)
大前駅(平成26年6月22日)


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