皆さま、おはようございます!
今朝は沿線に温泉地が数多くある吾妻線から、こちらの駅の訪問記でした。
吾妻線・金島(かなしま)駅です!
吾妻線の起点の渋川駅からひとつ目の駅でして、
昭和20年1月に信号場として開設、同8月5日に金島駅に昇格しました。
今ではすっかり観光路線と化した吾妻線ですが、
ひと昔前は貨物列車が頻繁に運行されていたんですよね。
自分、今でも吾妻線と聞くとEF12型電気機関車を思い浮かべますから。
吾妻線は、群馬鉄山で産出された鉄鉱石を輸送するために
敷設された路線です。
金島駅も、増便された貨物列車を
行き違いさせるために設けられたのではないかと思いますが。
そんな金島駅も、今では周辺は住宅地へと変わり、
国鉄時代は大きな木造駅舎があったようですけど…
こんな小っちゃな簡易駅舎に変ってたのですね。
富貴の湯さん、ネットでいろいろ調べて見たら、
多くの温泉マニアが大絶賛する日帰り温泉だったようで。
源泉を加水することなくかけ流ししているんだとか。
こんだけ本格的な温泉なのに、たった400円で入浴できるそうですよ。
今度、吾妻線巡りをした時は絶対に寄ってみよっと!
金島駅は相対式ホーム2面2線構造です。
それと、駅舎がある南側に保線車両の留置するために側線と。
さてさて、金島駅から西側、祖母島駅方向を見ると、
上越新幹線だ!
16連のE4系Maxが通過中だからすぐにわかりました。
実は、この上越新幹線の開業に
金島駅がとっても寄与していた時期があったそうです。
と言いますのも、山間部であるこの付近から
新幹線を建設するための資材を搬入するために、
金島駅から現場まで一時的に引き込み線を延ばして、
そこから資材を搬入したそうなのですよ。
昭和50年に撮影された航空写真に、この様子がバッチリ残っておりました。
赤線が新幹線建設の現場まで延びる貨物線ですが、見えますかね?
貨物線まで敷いて資材輸送したのは、
東北新幹線の新花巻駅(矢沢駅)にも例がありましたけど、
他では聞いたことがありませんでした。
なお、上越新幹線開通後はこの貨物線、直ちに撤去されたようで、
現在は跡形もなくなってしまったようですね。
過去の歴史を探ると必ず貨物輸送が絡んでくる吾妻線。
定期の貨物列車が途絶えた現在の姿は、
ファン的にはちょっと物足りなさを感じるかも。
訪問駅リスト(JR線)
吾妻線
↑(渋川駅方面)
金島駅(平成26年6月22日)
祖母島駅(平成26年6月22日)
小野上駅(平成26年6月22日)
小野上温泉駅(平成26年6月22日)
市城駅(平成26年6月22日)
中之条駅(平成26年6月22日)
群馬原町駅(平成26年6月22日)
郷原駅(平成26年6月22日)
矢倉駅(平成26年6月22日)
岩島駅(平成26年6月22日)
川原湯温泉駅(平成26年6月22日) ・新駅舎(平成27年4月29日)
長野原草津口駅(平成26年6月22日)
群馬大津駅(平成26年6月22日)
羽根尾駅(平成26年6月22日)
袋倉駅(平成26年6月22日)
万座・鹿沢口駅(平成26年6月22日)
大前駅(平成26年6月22日)