花子とアン　あらすじネタバレ　第20週「海にかかる虹」第115話

花子とアン　あらすじネタバレ　第20週「海にかかる虹」第115話　8月11日（月）

花子とアン 20週全体のストーリーはコチラ

大正15年（1926年）
歩（横山歩）、４歳でもうすぐ５歳になる夏。

さて８月のある日の事。
英治（鈴木亮平）と花子（吉高由里子）は、吉平（伊原剛志）とふじ（室井滋）も誘い海水浴へ行く計画を立てて楽しみにしていた。
明日の海水浴を前に、前日の夜、吉平とふじが甲府から到着した。
歩は明日になるのが楽しみでしかたがない様子で、今から水着を着て
ふじと吉平を出迎えた。

吉平＞「歩、グッドイブニング♪」
歩＞「おじぃやん、おばぁやんグッドイブニング♪」

部屋中のあちらこちらに、てるてる坊主つるしまくりであった。

花子＞「歩ったら明日が待ち切れなんで朝から大騒ぎさ！」
吉平＞「ああ…こんだけてるてる坊主つるしゃあ明日はきっと晴れるら。」

ところが…翌日はあいにくのどしゃぶりで、おまけに雷鳴まで響く始末。
やむなく海水浴は中止となり、
花子は海水浴に持って行くつもりで作ったお弁当を家で広げるとみんなに勧めて、
歩には、目を閉じて今自分は海にいるんだと想像してみるように言う。
吉平も英治も協力して畳の上で泳ぐマネまでしてみせるが
「でもここはおうちだもん…。」と歩はいっこうに乗って来ない。

歩はすっかりふてくされて、どうやって花子がなだめても部屋に閉じこもりすねていた。

（美輪ナレーション）
一方蓮子は…。
おや？こちらは順調なようですね。

外から純平が帰宅する。
「お母様ただいま。」
蓮子は「お帰りなさい。」と言いつつ仕事から手が離せないでいたが、
「棚におやつが入ってますよ。」と伝えると、
純平は自分で棚からお菓子を出して食べようとしていた。

その直前、浪子が来て「純平。手は洗ったのかい？」と聞くと
「まだです。」と純平。
浪子は「お外から帰ったらきちんときれいに手を洗いなさいって言ってるでしょう。」
と純平を叱り「蓮子さんも仕事にかまけてないでちゃんと注意しなさい。」
と小言を言った。

「申し訳ございません。気を付けますお義母様。」と即座に詫びる蓮子。
「ほら早く洗いなさい。きれいに洗うんだよ。」と純平に言う浪子。
それから浪子は、すやすやと眠る富士子を話題にする。
「それにしても富士子はいい子だね。生まれた時からたくさんお乳は飲むし、よ～く育つよ。」
それを聞いた純平が浪子に
「ねえ、おばあ様。僕が生まれた時はどんなだった？」と尋ねる。
答えようがなくて浪子が戸惑っていると
「おばあ様は純平が生まれた時の事知らないのよ。」と蓮子が教えた。
「ちょっと蓮子さん…」それ言っていいの？という風に浪子が言った。
純平はたた単純に疑問に思って「どうして？」と聞くのだが…。

（美輪ナレーション）
龍一と引き離され実家に連れ戻された蓮子は一人で純平を産みました。
それを幼い息子にどう説明したらよいのか蓮子は言葉が見つかりませんでした。

再び村岡家。
「歩ちゃん。みんなと一緒にお弁当食べましょう。」と花子は話しかけても、
「雨なんか嫌いだ！ずっと降らなきゃいいんだ！」とまだすねている歩。

そんな歩に花子は即興で『人々のために雨になった雲の話』を作って聞かせる。
「今日のようにある暑い夏の朝の事です。
小さなひとひらの雲が海から浮き上がって青い空の方へ元気よく楽しそうに飛んでいきました。
ずっと下の方には下界の人間が汗を流しながら真っ黒になって働いておりました。
雲は思いました。
『どうかしてあの人たちを助ける工夫はないのだろうか』
こちらは空の下の世界です。
あんまり太陽の光線が強いので人々は時々空を見上げては雲に向かって
『ああ…あの雲が私たちを助けてくれたらな』というような様子を致しておりました」
傍で英治が花子のお話によく合う絵をスケッチブックに描いていた。

「さあ雲は何て言ったと思う？」と歩に聞く花子。
「助けてあげるよって。」と歩。
「そうね。でも雲は人間の世界に近づくと消えてしまうの。」と花子が言うと、
「消えちゃうのぉ？」と歩が寂しそうに聞く。
「それでも雲は勇ましくこう言ったの。
『下界の人たちよ。私は自分の体にどんな事が起きても構わない。あなたたちを助けよう。私は自分の命をあなたたちにあげます』
下へ下へと人間の世界に下っていった雲はとうとう涼しいうれしい夕立の滴となって自分の体をなくしました」
「雲は死んじゃったんだね。」と悲しそうに言う歩に
「ええ…。でもね雲が降らせた雨で苦しい苦しい暑さからたくさんの人や動物や木や草花が救われたのよ。」
と教える花子。
歩＞「じゃあ雨の事嫌ったら可哀そうだね。」
花子＞「うんそうね。今日は雨で海に行けなくて残念だったけど今度の日曜日に行こうね。」
「うん。」歩はようやく機嫌を直して言った。
「僕分かったよ。雲はね、雨を降らせて消えちゃったあと虹になるんだよ！」
「てっ…。」花子は、まだ幼い歩が素敵なお話のオチを作った事に驚いた。
「お別れにお空の虹になったんだ。」
英治は歩の文才を
「歩は神童に間違いありませんよ！」と手放しで喜んだ。
その親バカぶりに吉平も同意する。

その後、吉平とふじはかよの店を訪れた。
ふじ＞「立派なお店じゃんかよ！」
吉平＞「ああ自分の店を持つなんて俺の娘にしちゃ出来すぎじゃん。かようんとこさ頑張っただな。」
かよ＞「おとうもおかあもゆっくりしてってくれちゃ。」
吉平＞「かよ。もう郁弥君の事は大丈夫か？」
かよ＞「こぴっと頑張ってればきっと郁弥さんが見ててくれる。ほう思ってるさ。」
そんなかよを、ふじは、いじらしくも頼もしく思い見つめた。

次の日曜日には必ず海へ行こうと歩と約束した花子であったが、
梶原が急ぎの翻訳の仕事を持って来る。
歩の好きそうな本ではあるが、たった１０日で仕上げてくれないかと言われる。
そこまで急ぎとは思わず引き受けてしまった花子は、
歩との約束を果たすがために、この後、翻訳の仕事に掛かりっきりになるハメに…。

梶原は引き受けてもらえた事を喜んでいるが、
そこへ歩が「お母ちゃま日曜日これ海で着るんだよ！」と言って花子の水着を見せに来る。
「１０日で本当に大丈夫？」と思わず聞き返す梶原。
内心冷や汗ながら「大丈夫です。」と答える花子。

（美輪ナレーション）
さて花子はこの海水着を着る事ができるのでしょうか？ごきげんよう。さようなら。

花子とアン　最終回　予想

花子とアン　あらすじネタバレ　第22週　まとめ
花子とアン　あらすじネタバレ　第22週「新しい家族」
花子とアン　あらすじネタバレ　第127話　8月25日（月）
花子とアン　あらすじネタバレ　第128話　8月26日（火）
花子とアン　あらすじネタバレ　第129話　8月27日（水）
花子とアン　あらすじネタバレ　第130話　8月28日（木）
花子とアン　あらすじネタバレ　第131話　8月29日（金）
花子とアン　あらすじネタバレ　第132話　8月30日（土）

花子とアン　あらすじネタバレ　第21週　まとめ
花子とアン　あらすじネタバレ　第21週「ラジオのおばさん誕生」
花子とアン　あらすじネタバレ　第121話　8月18日（月）

花子とアン　あらすじネタバレ　第122話　8月19日（火）

花子とアン　あらすじネタバレ　第123話　8月20日（水）

花子とアン　あらすじネタバレ　第124話　8月21日（木）

花子とアン　あらすじネタバレ　第125話　8月22日（金）