【帚木116-3】古典文法~「かな」とは
勉強お疲れさまあいです。
この【重要古語】は、毎日一語ずつ詳解しています。
受験生の考えるヒントとしてご活用ください♪
↓今日の古文単語はコレ↓
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■【童(わらは)】…元服前の子ども
■【はべり】…~ます(丁寧の補助動詞)
■【し】…過去の助動詞「き」の連体形
■【女房】…貴族に使える女官
■【の】…~が(主格の格助詞)
■【物語】…散文の文学作品■【し】…過去の助動詞「き」の連体形
■【いと】…とても
■【あはれなり】…しみじみと心が痛む
■【悲し】…悲しい
■【心深し】…情愛が深い
■【かな】…~なあ(詠嘆の終助詞)
■【さへ】…~までも
■【なむ】…強調の係助詞■【はべり】…~ます(丁寧の補助動詞)
■【し】…過去の助動詞「き」の連体形
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※上の意味は、今回の文脈での意味です。
助動詞の文法的説明は繰り返し唱えてみてね♪
今日の古語詳解は「かな」の用法☆
では行ってみよ~♪
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このように、現代では「かな」は、軽い疑問のように用いられていますが、
古文では、辞書にもあるとおり、詠嘆の終助詞です!
ほら!こんなふうに、
今でもそのニュアンスは残っていますよね♪
o(^▽^)o
このように、時代の変遷にともない、
言葉はどんどん変わって行きます。
同じ詠嘆でも、奈良時代は「かも」が主流に用いられていましたが、
平安以降は、「かな」のほうが多く用いられるようになりました。
ここで、詠嘆の助詞を挙げておきますと…
「けり」「も」「かも」「かな」「な」「や」「よ」
ゴロ合わせで覚えたいような感じですが^^;
ただ、古文は、英作のような出題はありませんので、
こういう覚え方に、時間を費やすよりも、
多くの古文に接して、詠嘆だと分かるように慣れていってほしいと思います。
そのための【重要古語】カテゴリ☆
今日も参考になりましたかな。
(^-')b
● 本日の「源氏物語」まとめ
■帚木116(原文)
「…童にはべりし時、女房などの物語読みしを聞きて、いとあはれに悲しく、心深きことかなと、涙をさへなむ落としはべりし。…」
自力での現代語訳が難しい場合は、
下のリンクも復習してね♪
● 本日の古語~過去記事リンク~
■はべり
■女房
■いと
(※その他重要古語一覧はこちら )
あいでした
今日も最後までご愛読ありがとうございました