【帚木116-2】古文常識~「女房」とは | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

【帚木116-2】古文常識~「女房」とは

おはようございますラブラブあいです。

 

この【イラスト解釈】は、古文常識や識別問題などを書いています。

毎日読んで、基礎知識を定着させてくださいね♪



↓今日の源氏物語はコレ↓

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「…童にはべりし時、女房などの物語読みしを聞きて、いとあはれに悲しく、心深きことかなと、涙をさへなむ落としはべりし。…」
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【源氏物語~これまでのあらすじ】

桐壺帝の御子である光源氏は、臣下に降格してからも継母である藤壺宮を忘れられないでいました。ある五月雨の降る夏の夜、宮中の宿直所で、光源氏は頭中将(源氏の義兄)と、女性論の話になり、そこに友人の左馬頭、藤式部丞が加わって、さらに話は盛り上がります。「品定め」とは、身分を定めるという意味。頭中将は、女性の身分を3つに分けます。それを受け、左馬頭は具体的な女性の話をし、どういう人を妻とすべきか論じます。

今日の古文解釈は、「女房」について

では行ってみよぉ~♪

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古文でよく出てくる「女房」というのは、

今のように「妻」を表すのではなく、

 

多くは女官のことを意味します。


 

【女房(にょうばう)】

①宮中で、局を与えられて后に奉仕した女性

②貴族などの家に仕える女性

③女性、夫人

④妻

(※『全訳古語例解辞典』小学館 より)

 

 

つまり、基本的には、局(=部屋)を与えられた女官のことで、女性奉公人というニュアンスの強い言葉です。


 

「女房」は、主に中流階級の貴族の娘たちがなります。

そして、上流階級の貴族に、奉公人としてお仕えするのです。


 

奉公人というのは、現代の日常生活にはなじまないシステムなので、ちょっとわかりにくいかもしれませんが、

 

単に、身のまわりの世話をするだけでなく、

学問を教えたり、今回の左馬頭つきの女房のように、

物語の読み聞かせをしたりするんです。

 

源氏物語【イラスト訳】で古文・国語の偏差値20UPし大学受験に合格する勉強法

 

今のように、学校や受験勉強はなかった時代☆

 

こんなふうに、上流階級の人たちは、

知識を身につけていくわけですね♪


 

ちなみに、女房たちは、すべて独学です;

(`・д´・ ;)

 

あなたは、中流階級女房タイプですか?

それとも、上流階級貴族タイプ?

 

(o^-')b

 

今回のイラスト訳はこちら↓

http://ameblo.jp/aiaia18/entry-10811632135.html

 

あいでしたラブラブ

※夕方5時ごろに、【本日の重要古語】を更新しますね♪