現在、慶應義塾大学商学部4年のえびと申します。
このページにたどり着かれたということは慶應商学部を受験する思いが少しでもあると思います。
そんな読者のみなさんに有意義な情報を提供できればと思ってブログを書いております。
では、慶應義塾大学 商学部 A方式の対策を書いていきます。
(私が受験したのはだいぶ昔なため所々変わっているかもしれません。すべてを鵜呑みにせず、自分でも過去問を解いてどんな問題なのか感じてみてください)
○慶應義塾大学商学部A方式の特徴
【小論文が課されない】
これはなかなか大きいと思います。慶應の文系だとほとんど小論文が課され、そのため早稲田より敬遠されやすいですが、商学部だけは違います。
スタンダードな受験科目で受けられるので気分的には楽ですね。
(商学部で入試科目に数学必須なところは敬遠される要素ではありますが)
入試科目から考えると、
慶應商が求めている力は
英語→これからの時代に必要な情報伝達言語
地歴→最低限の知識や教養
数学→知識を繋ぎあわせ、新たなアイディアを産み出す論理力とデータを読み取る分析力の基礎
受験の話に戻りますが、
○入試科目と配点と時間
英語 200点(90分)
数学 100点(70分)
地歴 100点(60分)
の400点満点
例年なら7割(280/400)で合格ですが、2017年のような数学がかなり難しい年や地歴がえげつない年だと6割前半(250)が最低点となります。
○目標点の設定
英語→これからの時代に必要な情報伝達言語
地歴→最低限の知識や教養
数学→知識を繋ぎあわせ、新たなアイディアを産み出す論理力とデータを読み取る分析力の基礎
といった感じでしょうか。
受験の話に戻りますが、
○入試科目と配点と時間
英語 200点(90分)
数学 100点(70分)
地歴 100点(60分)
の400点満点
例年なら7割(280/400)で合格ですが、2017年のような数学がかなり難しい年や地歴がえげつない年だと6割前半(250)が最低点となります。
○目標点の設定
全科目受験者平均+15点に設定すれば合格できます。
つまり、平均より40点多くとればいいのです。
英語は配点が高いため苦手な人は注意!
合格が難しくなります。
ただ、私のように英語があんまり得意じゃない人でも受かるので絶対無理とはいいません。
○各科目の難易度と内容
結論
では、(国立併願者向けの)慶應商対策を紹介します。
まず、絶対にやっておいた方がいいのは英語です。
配点が高く、また、センターとは違った問題ですので過去問3年分は対策しましょう。
また、原型の動詞の語群を選んで、その動詞を名詞に変換して空欄を埋める独特な記述問題があります。
動詞+mentとか動詞+tionなら簡単ですが、そうでないものはしっかり覚えておきましょう!
たとえばremove→removalとかですかね?
英語は配点が高いため苦手な人は注意!
合格が難しくなります。
ただ、私のように英語があんまり得意じゃない人でも受かるので絶対無理とはいいません。
○各科目の難易度と内容
・英語:マークと記述の複合。ほとんどの問題がマークシート。文章は慶應の中では1・2を争うほど読みやすい。しかし、とにかく量が多いためTOEICのような情報処理能力が必要。速読ができる人にとっては一番受かりやすい。
・日本史:早慶の他の学部と比べるとやはり難易度は優しいが、記述問題があるため書く問題練習をしないと解けない可能性がある。
意外と戦後史や(政治・)経済の分野からも出題されるため注意。幅広く少し深めに勉強していると良い点がとれる(早稲田は広く深くじゃないと地歴選択は落ちる可能性大)
また、問題が比較的簡単なこともあり、ここで点がとれないとかなりのディスアドバンテージとなる。(特に浪人生はここで差をつけたい)
たまにものすごく難しい年がある。
・数学:まず、これだけは言っておきたいのですが、
慶應の受験経験がない人が書いたような記事が、
「慶應商学部の数学はセンターレベル」と言っていますが嘘です。
確かに簡単な年もありますが、時間制限がきついためセンターレベルなんてことはあるはずがなく、センターと違って記述問題もあります。ましてや受けてる層がセンターレベルとは別次元を想定した問題なのでそういった誤った認識を広げてほしくありません。
その記事をみた受験生が対策を疎かにして落ちたら、それはその記事を書いた方にも責任があると思います。
また、受験生は甘言に騙されないようにしてください。受験に抜け道や近道はありません。地道な努力がどの大学に入るためにも必須です。
内容はマークと記述の複合。
三角関数、微積分、確率、ベクトル、数列はほとんど毎年出てる気がします。
三角関数、微積分、確率、ベクトル、数列はほとんど毎年出てる気がします。
これらの分野は大学の講義で基礎知識として求められるため出るのは当たり前なのかもしれません。
数学も英語と同じように時間が厳しめです。おそらく見直ししてる時間はないと思います。
(ただし、数学の難易度が全体的に難しい場合、受験生全体が応用問題に答えられないため、簡単な問題、特にマークシート部分で合否が分かれる場合があります。その場合は無理に応用問題に挑戦せず、簡単な問題の見直しに時間を割くべきです。)
結論
日本史だけはゆっくり解けます。
あとは基本、超スピードで解いて、もし時間が余るようなら見直しすべきです。
いくら問題が優しくても、見方を変えれば、他の受験生も解けるため高い得点率が求められることになります。
簡単だからひとつのミスが不合格につながるので気をゆるめない!!
では、(国立併願者向けの)慶應商対策を紹介します。
まず、絶対にやっておいた方がいいのは英語です。
配点が高く、また、センターとは違った問題ですので過去問3年分は対策しましょう。
また、原型の動詞の語群を選んで、その動詞を名詞に変換して空欄を埋める独特な記述問題があります。
動詞+mentとか動詞+tionなら簡単ですが、そうでないものはしっかり覚えておきましょう!
たとえばremove→removalとかですかね?
もしかしたら、
cover「報道する、覆う」→coverageが出るかもしれません。
(ただ単に私の英語の期末テストで出たからっていう理由ですがw)
(まだまだ未完成で申し訳ありません)
対策としては単語、文法、イディオムを極めることです。とにかく暗記するのが吉!!私はこれを続けて英語でなんとか合格点までありつけました。
目標点は135点以上をコンスタントに!
次に、やっておきたいのは数学!
たいてい穴埋め問題で前からやっていけば解けるセンターのような問題ですが、センターのように誘導がしっかりされていないため計算過程に飛躍がある場合があります。
対策としては単語、文法、イディオムを極めることです。とにかく暗記するのが吉!!私はこれを続けて英語でなんとか合格点までありつけました。
目標点は135点以上をコンスタントに!
次に、やっておきたいのは数学!
たいてい穴埋め問題で前からやっていけば解けるセンターのような問題ですが、センターのように誘導がしっかりされていないため計算過程に飛躍がある場合があります。
また、まれにかなり難しい問題がくるのでなめてかかると落ちます。
やっておくべき問題は商学部独特の問題ですかね。
企業の商品開発の利益計算とか?
それ以外の問題はやらなくていいかなと個人的には思います。
国公立の問題をやればいいと思う。
やっておくべき問題は商学部独特の問題ですかね。
企業の商品開発の利益計算とか?
それ以外の問題はやらなくていいかなと個人的には思います。
国公立の問題をやればいいと思う。
当たり前のことですが、受かりたいのであれば慶應商学部の過去問をしっかり取り組むべきです。
で、最後にやっておきたいのは日本史。
正直過去問なんてやらなくていい!
知識さえあれば受かるんだから。(どこの大学でもそうだと思いますが)
センターの時に日本史の勉強を完璧にして、あとは直前に少しやればいいと思う。
ということで、センターのときにやる勉強法は、まず、画数の多い漢字はかけるようにすること。
で、最後にやっておきたいのは日本史。
正直過去問なんてやらなくていい!
知識さえあれば受かるんだから。(どこの大学でもそうだと思いますが)
センターの時に日本史の勉強を完璧にして、あとは直前に少しやればいいと思う。
ということで、センターのときにやる勉強法は、まず、画数の多い漢字はかけるようにすること。
読みと書きが違う漢字も要注意。
2017年のでいうと伊達宗城(だてむねなり)とかですかね?
あとは用語集読みまくること。商学部は短文論述も出るから。
さらに、年号を入れておくこと。
覚える年号はその用語や一連の出来事の最初と最後の年号がよく出る傾向があります。例えば、鎖国の完成が1641年のオランダ人の出島移住とか。
より良い受験が出来ることを祈っています。
あとは用語集読みまくること。商学部は短文論述も出るから。
さらに、年号を入れておくこと。
覚える年号はその用語や一連の出来事の最初と最後の年号がよく出る傾向があります。例えば、鎖国の完成が1641年のオランダ人の出島移住とか。
あとは中学で出てくるような用語は年号を覚えておいた方がいいですね。
慶應商の日本史対策として良い参考書は、用語集を3回読み終えた人に限り、一問一答がおすすめ。
対策としてはこんな感じでしょうか。
オフィシャルな情報は以下のURLで調べてみてください。
慶應商の日本史対策として良い参考書は、用語集を3回読み終えた人に限り、一問一答がおすすめ。
対策としてはこんな感じでしょうか。
慶應商は慶應の学部の中では中間に位置しますが、そうやってなめてかかると落ちます、2016年の私のように。
(そもそも就活していると学部での序列とかほぼほぼどうでもよくなるので、気にしないほうがいいですよ)
周りの受験生は東大京大一橋志望者で、想像以上にレベルが高いのは明白。
そのため滑り止めとは思わず、十分に対策をして、受かってください。
周りの受験生は東大京大一橋志望者で、想像以上にレベルが高いのは明白。
そのため滑り止めとは思わず、十分に対策をして、受かってください。
オフィシャルな情報は以下のURLで調べてみてください。
慶應の入試情報
【★重要★】
また、慶應には入試前申し込みの奨学金があり、4年間学費の半額以上を出してくれる制度があります。
(完全給付型で、お金を大学に返す必要がありません)
地方出身者限定(関東も一部地域は適用)ですが、該当する受験生はぜひ応募してみてください。
以下のURLに詳しい情報が載っています。
・「慶應義塾大学 学問のすすめ奨学金」
【追記】
昨今、A方式とB方式の合格最低点の乖離が話題となっていますが、そこで誤った判断をしないよう注意を促したいと思います。
それは、「A方式とB方式で合格最低点がかなり開いている(Bのほうが最低点が高い)ため、B方式の人はA方式で受験したら受かっていたのでは?」という考えです。
ここ数年の傾向を見てみれば、それは可能かと考えられますが、AとBの点数乖離の原因を見誤っていると思います。
B方式受験者はA方式で受けたほうがいいと考える人は「B方式のほうがAより圧倒的に英語地歴は得点が上であり、数学のディスアドバンテージをそれらで巻き返せる」と考えているようです。
しかし、この考えが正しいのは数学の受験者平均点が異常に低い場合に限られます。
各年の最低点の差(B-A)を見てみると、
18年:28点
17年:68点
16年:25点
15年:25点
となっております。
特に顕著なのは2017年の入試ですね。ちなみにこの年に私は受けました(数学の記述白紙で出したのに受かったの奇跡です)。
平均を見ると数学の平均が28点とダントツ低いのがわかります。なおかつ、論文テストがものすごく簡単な年だったようで、そのため乖離が70点近くあります。これによって変な誤解が広まってしまったのかもしれません。
2018年の乖離がそこまで酷くない理由は数学が難しかった一方、論文テストも難しかったためです。
つまり、数学の問題が難しいときだけB方式の人はAで受けたほうが合格する確率は上がります。しかし、そんなことは受験が終わってからしかわかりません。結局は運に任せることになります。もし、数学が簡単な年で、B方式の人がAで受けたとすると、40点以上の差を英語地歴で埋めなければならない可能性があります。これはB方式で受験するより難しいと思います。
ここで私が言いたいのは、A方式のほうが頭がいいとか、B方式のほうが賢いとかそういうことではありません。
「データの本質を見抜けるようになろう」ということです。ただ、最低点だけを見るのではなく、最低点の乖離の裏側にある原因を考えようということです。
私もまだまだ勉強中ですが、慶應商学部では統計学や計量経済学でデータの扱い方などを学べるので、ぜひ一緒に勉強しましょう!
【追記】
何か受験生にエールを送りたいと思いましたが、実際何を書けばいいか迷った結果、大学生活がどれだけ楽しいかを伝えることにします。
私が大学生になって楽しかったことは、1年のときに楽器を始め、ライブにも出させてもらいました。大勢の前で自分が主役となって演奏したのは今考えると本当に貴重な体験でした。また、三田祭前夜祭で自分の好きなバンドのライブにも見に行き、プロの凄さを実感しました。
2年の夏にはスペイン旅行に行き、大学で習ったスペイン語が現地で役に立って感動したのを覚えています。また、居酒屋でバイトして接客のなんたるかを学んだりと本当に充実しています。(ずっと大学2年でいたいほど)
大学3年ではゼミに入り、経営学の面白さに改めて気づかされました。やはり主体的に何かを学ぶのはかなり楽しいものですね。
また、夏休みには短期留学でアメリカに行き、念願だったアメリカの文化を肌で実感できる機会を頂きました。
そして、大学の最後の締めの就活は浪人生時代より苦しく、何度も挫折しましたが、なんとか自分の希望にぴったりの企業から内定を頂くことが出来ました。受験を頑張って、結果を出したエピソードは就職活動で必ず評価してもらえると思います。(もちろん学歴が高ければどんな企業にも受かるとは言いきれませんが)
【追記】
こうして文字におこすと、「え?文系ってめちゃくちゃ遊んでない?」と思われるかもしれなせんが、これは受験生を鼓舞するための偏向報道ですのであしからず。
(大学の英語や第二外国語の講義はきついし、試験期間にはどんなに頑張っても徹夜が強要されたりと、辛い面ももちろんあります。また、慶応商学部は3年生が一番忙しいです。ゼミに就活、授業にバイトで毎日自転車操業です。本当に2年の生活が恋しくて思いを馳せています。また、文系の就活はかなり厳しいです。コロナで採用人数を絞ってることもあり、とても苦戦し、苦い思いもしました。)
ここで挙げた私の大学生活はほんの一例で、読者が実際に大学に入ってできることはもっと無限にあります。それをぜひ、受験で勝ち取ってください。
これが受験生へのエールになれば幸いです。
より良い受験が出来ることを祈っています。
何か質問・感想があればDMでお願いします。
受験相談も受け付けておりますので、気軽にお声がけ下さい。
合わせて読みたい記事のリンクを貼っておくので気になった方はどうぞ。
・「2020年 慶應商学部を受験される方へ」
(試験直前のエールを書きました。試験当日、心から応援しております)
・「慶應義塾大学商学部 受験記」
(これは正直消したい黒歴史です。本当に!
受験前の緊張感で正常な判断ができなくなった人間の末路が記述されたとても貴重な資料です。
受験直前の浪人生がどれだけ追い詰められているか一目で分かるので浪人を決意した人は必見)
・「慶應義塾大学商学部 合格発表前後の出来事」
(今までの人生の中で最も嬉しかった日について詳細に記録したものです。合格というたった二文字のために4年間努力した受験生の感想が記述されています)
・「浪人のメリット・デメリット」
(浪人するか、それとも滑り止めに進学するか。この決断は今後の人生を大きく変化させます。双方の良し悪しを書いたので、ぜひ参考にしてより良い選択をして下さい)
・「慶應義塾大学に入学してよかったこと」
(進学選択で迷われている方へ。慶応の良いところについて書きました。)
・「慶應義塾大学商学部のメリット・デメリット」
(学部選択で迷われている方へ。慶應商学部のメリット・デメリットを挙げてみました)
・「経営学」
(私が専攻する学問について述べたものです。商学部の1分野に属するので興味が湧いたらぜひ商学部へ!)
・「慶應義塾大学商学部では何を学ぶ?」
(この記事の次に来るほどアクセスのある記事です。本当に慶應義塾大学商学部でいいのか迷った時、商学部って何を学ぶかわからなかった時にお読みください。未完成記事ですので後日追記します)
・「入学~4月にかけて後悔したこと」
(独り暮らしや大学生活のノウハウが短く書いてあります)
・「下宿する大学生におすすめの部屋の位置」
(これは多くの進学が決まった人に見てほしい。自分は何も考えずテキトーに部屋を決めてしまったばっかりに痛い目みたので本当に部屋は高いほうを選んだほうがいい)
・「新横浜駅から日吉キャンパスへの行き方」
(少し菊名駅の雰囲気変わりましたが、まだ使える情報です。下見としてご覧下さい。)
・「慶應日吉キャンパス受験生におすすめのホテル」
(日吉キャンパスでの受験におすすめのホテルが綱島にあります。日吉の1つ前の駅です。
ホテルの紹介だけでなく、日々の大学生活も書いてあり、イキった記述もあり少々うざいですがご了承下さい。特にスペイン語のくだりはぶっとばしたくなるほど)