どうも、えびです。


まず、ゼミ選びの一番大きな軸は
「ゼミを一生懸命頑張りたいか、それともゼミを頑張りながら就活にも力をいれたいか」
によってゼミ選びは大きく変わってきます。

特に商学部のカリキュラムの中で3年生は一番忙しく、やることがたくさんありすぎて嫌になります。


これは典型的な商学部3年生がやるべきことですが、見ての通り多すぎです。

【アドバイス】TOEICは大学2年生のうちに目標点数を取っておくべき!!就活中に勉強するのは本当に頭ワルワルだと気づきました。


(ただ、もうすでに留学やインターンに行っている人・公認会計士の資格を取った人は別です)

私が想定しているのは、3年の6月にインターンに応募して、8・9月に夏のインターンに行くような一般的三田商学生です。



少し話を戻して、つまり、慶應商学部3年生は糞ほどやるべきことがあり、就活とゼミ活動両方ともガチるのはほぼ不可能です。

しかし、
「ゼミのみ頑張ること・ゼミと就活を頑張ること」、その結果として得られるゴール(内定)にさほど差はないと思います。
(ゴールを内定とすると近視眼的すぎると教授に怒られそうですが笑)

結局は自分がどっちを頑張りたいかでゼミを決めるべきです。(どっちも頑張らないはダメ🙅)


◯エグゼミに入るメリット
・ゼミを一途に頑張れる
→ゼミ活動がそのまま確固たる学生時代頑張ったこととして書ける
・同期、先輩とのつながりが密
→多くの就活の情報共有・テスト対策が自然となされる
・ゼミの名前が就活に有利に働く可能性
・高度な専門性を得られる

◯エグゼミのデメリット
・企業を調べる時間が少なくなる(有名企業しか知らず、そこしか受けなくなる)
・TOEIC、SPI、自己分析にかけられる時間が減少
・インターンにほぼ参加できない(体力お化けを除く)
→企業で何をやるか知らずに就職する可能性
・アルバイトはほとんどできない


◯緩いゼミに入るメリット
・就活との両立可能
・TOEIC、SPI、自己分析の対策に時間をかけられる
・インターンに参加可能
→企業の現場を見られたり、仕事を実際に体験できる
・課題がそこまでキツくない
・ゼミ以外の活動(サークル・バイト等)も続けられる
・ゼミ以外の活動とゼミ活動が学生時代頑張ったことにしやすい

◯緩いゼミのデメリット
・ゼミ員にチャラい人やフリーライダーが増える
・ゼミ活動が中途半端に終わる
・同期、先輩との関係が薄い可能性
(共同作業時間の不足による)

エグゼミの一番大きなメリットとしては、
これからの長い人生における考え方の基盤となるような、【深い学び】がゼミ活動を通して得られること」だと思います。
一方、緩いゼミに入る一番大きなメリットとしては、「今どういう企業が存在して、どういうビジネスが成り立っているのかきっちり調べられる時間が確保できることと、今まで自分が歩んできた道を見つめ直す自己分析の時間を作れること」だと思います。
まとめるとエグゼミ:深い学び、緩いゼミ:ゼミと就活の両立性を得られるということです。


ちなみに私は比較的緩いゼミを選びました。
比較的緩いはずなのにゼミ課題で手一杯な現状で、趣味をやめて、なんとか就活の時間を確保している状況です。

みなさんはどっちの軸を大切にしますか?
繰り返しますが、どちらを選ぶかは本当にその人次第ですし、どちらの道を選んだとしても、その道を努力して突き進めば得られる結果は変わらず尊いものだと思います。
私の考えは参考程度にして、
「自分は三田で何がしたいか」、よく考えてみて下さい。




では、読者のみなさんもゼミ選びの大きな軸が決まったと思うので、次のステップに行きましょう。
次のステップはゼミを構成する要素を見ていきます。自分がどの要素を重視するか選んでいき、適合する要素が多いゼミを探し出しましょう。
これが一番時間がかかることだと思います。先輩や同期の情報を信じる前に自分で情報収集してみましょう。


・ゼミのコマ数
本ゼミのみの研究会:1コマまたは2コマ
(教授が教えてくれます。1コマ90分)

本ゼミとサブゼミがある研究会:
「本ゼミ2コマ+サブゼミ1・2コマ」の計3コマor 4コマor それ以上
(サブゼミは基本学生だけです。教授の人柄がいいとサブゼミにも教授が来てくれます)

このようにゼミには様々なコマ数が存在しますが、ゼミでもらえる単位はどこのゼミでも3・4年合わせて4年時に8単位もらえます。つまり、週1コマで普通の授業と同じコスパ(半期で2単位)になります。週4コマは本当にコスパが悪いです。
(ただし、カリキュラムが変わり、3年次に4単位・4年次に4単位もらえるゼミもあるそうです)

緩いとされるのは週2コマ以下
エグいのは週4コマ以上
さらにエグい週5コマなどもあります。
また週3コマと謳っておきながら、実際はゼミ以外の時間に集まって作業をするゼミもあるので注意です。
説明会で「ゼミ以外で活動する時間はありますか?」は絶対に聞きましょう。

また、サブゼミは3年春学期のみのところもあったり、3年次だけのところもあるので説明会で聞いてみて下さい。
(ちなみに、週1コマのゼミは基本的に体育会御用達です)

「サブゼミでどんなことをやるか」「先輩や教授はサブゼミにいらっしゃるのか」聞いてみるのもいいですね。
また週1コマのゼミだと、4限が3年生用、5限が4年生用とかっちり区別されるところもあり、そういうゼミは上とのつながりが薄そうだなって思います。(ただでさえ4年生とのつながりは通常薄いので)


・ゼミの形態
学生主導型と教授主導型に分かれます。
学生主導型(学生がメインになって進行していき、教授はそれを見ているだけのゼミ)のほうが基本的にエグゼミですが、就活に有利なゼミです。倍率が高い(人気がある)のが特徴。


・専門領域
私はどの分野にも興味があったので専門領域にこだわりはありませんでした。(会計学以外)
しかし、これは将来の職業選択(後述)で大きなウエイトを占めるので慎重に選んだほうがいいと思います。


・雰囲気
結構大事ですが、これを絶対視してはいけない。基本的にどこのゼミも雰囲気はいいと思います。雰囲気が悪いところは論外です。
先輩の仕草や口調などなど色々見てみて下さい。自分にあったゼミとそうでないゼミ、結構分かれると思います。
偏見ですが、説明会で机に座る先輩がいるゼミはチャラい可能性があります(笑)
絶対視してはいけないといっておきながら私は結局これでゼミを選んでしまいました。結果としては良かったと思いますが、雰囲気は前提条件だと思うのでこれで決めてしまってよいかは疑問符です。
例えば、雰囲気とその他の要素がほとんど自分に適していると考えた場合、その意思決定は良いと思います。(私はこの場合でした。)
ただ、「雰囲気だけ良かったからここにする!」というのは良くないですね。もっと情報収集するべきです。
また、私たちが見ることができるのは先輩の雰囲気であり、一番重要な同期の雰囲気はわかりません。ですので、雰囲気だけで決めるのは少しリスクが高いです。


・オープンゼミ
オープンゼミにいくことをおすすめします。オープンゼミとはいわば就活におけるインターンと同じことです。そのゼミが普段何をしているゼミなのか、先輩方の雰囲気などなど色々見るべき点があります。
私は商学部で一番多く回った自信があります(確か7個)。
オープンゼミに参加することで入ゼミ試験のESが書きやすくなります。(いわゆるオープンゼミがエピソードとして書けるので)


・教授
教授も色々な人がいます。かなり神経質な方からおおらかな人まで様々です。優しい教授のほうが良くないですか?


・倍率
ゼミによります。一次だと3倍がマックスだった気がする。二次だとマックス11倍とか。
楽なところは倍率が尋常じゃなくなる。
(第3回説明会で新規開講ゼミの紹介があります。新しいゼミも候補にしておくといいですよ)


・入ゼミ課題
ゼミによります。
一般的なのは成績表とエントリーシートとレポートと面接です。
ほぼ全てのゼミで面接が課されます。
ゼミ課題には膨大な量の本を読ませて感想文を書かせるとこもあったり、一方でESと面接だけのところもあるのでここで結構分かれると思います。
ただ、ゼミ試験が3月で、準備時間は春休み1ヶ月全部使えるためかなりあると思ってもらって大丈夫です。
私のところは3500字ぐらいのレポート書きましたね。レポートは1週間ぐらいで完成できて、ESで滅茶苦茶悩みました。
各ゼミのブログにesの書き方を紹介しているものがあるので参考にするといいですよ。
esは同学年ではなく、就活した・している先輩に見てもらいましょう。完成度がダンチです】


・男女比(女子はゼミに落ちにくい?)
女子は落ちにくいと思います。商学部の男女比は7:3(6:4)なのに、ゼミの男女比を5:5にしたいゼミが多いので女子は優遇されますが、人気なゼミだと普通に落とされるみたいです。
あと商学部を見ていると基本的に女の子のほうが真面目なんですよね。だから男女比が女子に滅茶苦茶偏る年があります。ゼミは学問なので真面目な人を優先して取るのは当たり前ですよね。


・英語
これも重要な観点になります。英語論文を輪読するゼミもあるようで、英語が苦手なら出来るだけ使わないところを選びましょう。
ただ、私の場合、英語以外の要素が全部自分に適合しており、なくなくこの点は妥協して英語を少し使うゼミを選びました。
【追記】英語を使わないゼミはほとんどないと思ったほうがいいと思います。商学部の教授ってだいたい海外で博士号取ってるので。


・顔で落とされるのか
例えば、自分よりも少し能力が低いイケメンと席を取り合うことになった時、優先されるのは顔ですね。正直学生がやってきたことってたいしたことないので(全国大会優勝などを除く)、もし拮抗した場合、顔がいい方を取るのはしょうがないことだと思います。ゼミ試は模擬就活とも言われてますから。
失礼ですが、そういう時は先輩方の顔を見ましょう。整っているゼミ生が多いと危険です。ゼミのTwitterに挙げている写真を見るのもいいですね。
ただ、顔が絶対条件ではなく、顔はよくても終始むすっとした表情だと印象は悪いですね。だから私みたいなブサメンはとにかく笑顔で面接受けましょう。それしかやるべきことはありません。あとは整形するしかない


・先輩がいると受かりやすい?
受かりやすいと思います。ゼミ面接では大体、教授との1対1面接と、ゼミ生との1対多の面接があります。そこで先輩がいるとやはり優遇されますが、これも就活に置き換えると、リファーラル採用で就活が終わるという話はよくあるものです。
しかし、私みたいにノンサーで、全く先輩とのつながりがない人間でも受かることができたのでそこまで悲観することはないと思います。大事なのは入ゼミ課題に真剣に取り組むことです。


・ゼミでの遊び
ゼミ員で合宿やディズニーに行くところもあるらしい。私の界隈ではディズニーに行くゼミを陽キャゼミ認定しています(笑)
ゼミによってはホームパーティーや新歓合宿などもあり、教授がそういったイベントごとに参加してくれるか否かも重要な差別化要因だと思います。学生と積極的に交流してくれる教授は神です。


・夏休みの忙しさ
これを先輩に聞くのも大事です。ゼミは大抵夏休みは暇ですが、ゼミによっては6月から三田祭論文を書き始めるところがあるので、そういったところは夏休み中も集まって作業する可能性があります。もし作業するとなるとインターンにはいけそうですが、TOEICや企業研究などの時間は確実に奪われます。


・普段の課題
これも聞いて見ましょう。あるとこはあります。エグいところだと毎週本読ませてレポート提出とか。
「ない」って言っててもあります。そういうところは輪読課題を無視しています。輪読とは担当を決めて、担当者がその教科書を事前に読み、要約してみんなの前で発表するというものです。この準備がエグい。教科書読んで、原稿書いて、パワポ作って・・・。
輪読あるとこは「どれくらい準備時間かかりますか?」と尋ねましょう。


・就活との両立(「就活とゼミは両立できますか?」)
この質問はなんの意味もなしません。絶対に聞かないで下さい。エグゼミの先輩方は例外的なゼミ員を上げて、「うちのゼミでもインターンに行ってる人はいるよ」とぬかしてきますが、それは「(体力に自信のあるやつは)行ってるよ」という意味なので騙されないで下さい。
この両立は本当に人次第です。バイトをやらなければ、多少のエグゼミなら就活もできると思います。ガチガチのエグゼミだとバイトをやめても就活できないところもあります。


【追記】
・ゼミ必修
ほとんどのゼミにはゼミ必修授業というものがあり、ゼミ員は絶対にとらないといけない授業が存在します。これは普通の授業なので単位はゼミの単位と別で通常半期で2単位きます。
ゼミ必修は大抵ゼミの担当教授のゼミですが、ゼミの教授以外の授業もゼミ必修になることがあるので注意です。
ゼミ必修とゼミで相互に学習することによってより密度の高い学習になります。実際、経営学を3コマ勉強するとその学びは凄まじいものです。
しかし、あるゼミではゼミでやっていることとゼミ必修授業でやっていることが違うこともあります。その場合、そういった相乗効果(シナジー)は得られないためあまりおすすめしません。
「ゼミ必修とゼミ内容はリンクしていますか?」を説明会で聞いてみましょう。

また、ゼミ必修にはエグ単が存在します。たとえば、YB教授(日吉で統計学教えてる)の計量経済学など。ゼミで忙しいのに授業でも課題に追われると就活なんて一生できません。ゼミ必修がエグいか聞いてみましょう。


・ゼミ員の仲の良さ
やはり雰囲気が良いゼミはゼミ員の仲が良いゼミですね。
それを見るにはどうすべきか。
1つの指標として、「ゼミ説明会に4年生の先輩がいるかどうか」を見てみましょう。
普通、ゼミ説明会やオープンゼミは3年生が主体となって動くため、4年生は来ません。
しかし、3年と4年の関係が親密であれば、4年生も説明会に参加してくれると思います。
3年と4年が親密であれば、それだけ先輩と共有できる時間があるということであり、逆説的に、「3年生同士も共有する時間が長い」=「3年も仲が良い」という可能性があります。つまり、ゼミ全体仲良しであるということです。
まとめると、全体として仲の良いゼミは、説明会に4年生がいるかどうかで分かるわけです。
天才的な考え方でしょ?(笑)

ただし、例外もあり、例えば3年のゼミ生が参加できる人数があまりにも少ない時の補充用員として4年生が参加する場合であったり、その4年生が異常に先輩風をふかせたい人の場合であったりですかね。

まあこれは結構珍しいケースなので、1指標としての精度はかなり高いと思います。


【2019/10/11追記】
・教授と学生との関係
教授も学生と同様に色々な人がいらっしゃいます。
やはり教授と接点がたくさんあるゼミのほうがいいですよね。ただ、ゼミ選びの優先順位的には低いかも。
見るポイントとしてはやはり、教授のゼミ説やオープンゼミの参加率ですかね。特に土日に行うゼミ説に教授が来られるゼミはかなり仲が良いと思います。
あとはゼミ員に「ゼミ活動でどこまで教授がいらっしゃるか」聞いてみましょう。私はこれを聞き忘れて、入ってからのギャップにびっくりしましたが、優しい教授であることはかわりなかったのでまあ何とも言えませんね。


・インゼミ
インゼミを行っているゼミが多く存在します。うちはやっていませんが、インゼミで共通して言われているのは「めんどくさい」ということです。インゼミですので、授業中ぼーっとしてることはないと思いますし、やはり発表はあると思います。
そのためインゼミがないゼミよりも発表回数が増えるわけです。


・三田論
ゼミの忙しさを決める重要なファクター。特に秋学期の忙しさを決定すると思います。
まず、説明会で聞くことは「三田論いつから始めましたか?」です。これは本当にゼミでわかれます。4月・7月・9月などなど。早ければ早いほど本気で取り組んでいると思います。
あとは夏休みから結構集まって作業するか、個人的にそれぞれ作業できる研究なのかですかね。集まってだとなかなかメンバーの日程調整に苦労します。個人的にやれる作業だと集まる必要はないんですが、作業の指示や作業の提出締切などなどチームリーダーになった時にすごく苦労します。
私の場合は後者で、9月始め誰も三田論に取り組まず、このままではヤバいと思い、人生で初めて?リーダーという立ち位置を体験させていただいています。しかし、この経験って結構貴重で、実際この経験からes書いて、この前インターンの選考通過したので、リーダーになって損という感情は今のところないですかね。(仕事量の格差は不満ですが😠)
また、三田論のメンバーは本当に大切です。仕事を振っても期限通りにやってきてくれないとスケジュールがぐちゃぐちゃになるので、釘を指したり催促しないといけないのはめんどくさいです。
なので、メンバーはちゃんと決めたほうがいいですが、あみだで決めることもあるのでそこはどうしようもありません。(緩いゼミだと全員真面目ではないのでそこがマイナスポイントです)
とにかく三田論は忙しいので、「三田論で苦労したこと」とか聞いてみるといいかもです。
【2019/12/18 追記】
三田祭論文なんとか書き上げられました。1年前の自分が論文を書けるなんて夢にも思ってなかったので、貴重で充実した体験でした。
今まで個人の活動が多かったためチームで動くというのは大変なんだと改めて思いましたね。特にゼミは勉強の延長なので、仕事とは違って金銭的なインセンティブをメンバーに与えることが出来ません。皆が同じ志で論文に取り組んでいるわけではないので、その調整を行うのが本当に難しかったです。
それでもゼミ内で最速の論文提出ができたことはリーダーとして一番の誇りです。


【2019/12/18 更新】
・フリーライダー問題
ゼミで一番問題になるのはこれだと思います。フリーライダーとは、例えば三田論で全く作業に参加してないのにチームで頑張ったように見せる人です。
特にコマ数が少なくなればなるほどこういった人間が現れます。また、チーム人数が多いと現れやすくなります。
一番の対策はコマ数の多いゼミに入ることです。(真面目な人が集まるため)
次に、「ゼミでフリーライダーはいますか?フリーライダーを出さないために何か対策はされていますか?」を説明会で聞きましょう。
ゼミの一番の懸念点は同期が誰になるかだと思います。しかし、同期は選べません。同期がフリーライダーであった場合、一番迷惑を被るのが自分です。なので、フリーライダーに関しては出来るだけ質問しておきましょう。



まとめると、
コマ数・ゼミ進行形態・専門領域・雰囲気・オープンゼミ・倍率・教授の人柄・入ゼミ課題・男女比・英語・顔・先輩・遊び・普段の課題・夏休みの忙しさ・就活との両立・ゼミ必修・仲のよさ・教授との関係・インゼミ・三田論・フリーライダー

ゼミの要素はこんな感じですね。
こんなにあります。ここから自分に最適なゼミを選んでいくわけです。ものすごく大変です。ですが、就活はこれよりももっと多くの企業から50年働くかもしれない企業を選ぶわけですから、そう思うとゼミ選びは就活の前哨戦です。
ここでテキトーに選ぶのはおすすめしません。
ゼミは三田生活の忙しさを左右する重要な要因ですので、しっかり情報を集めて、自分に適したゼミを選びましょう。

また、完全に自分の理想と合致したゼミは存在しません。ここいいなって思ったら週4コマだったり、英語を使ったりと必ず理想と反する要素が出てきます。その時重要なのが、「何を自分は重視するか?」という観点です。どの要素なら妥協できるかを考えて、全体的に自分に適したゼミ選びができるといいですね。
(部分最適 全体不最適にならないように選びましょう)



ゼミに入ってよかったと思えることは、
・授業の情報を先輩が教えてくれる
(今まで一人で履修決めてきた自分にとっては涙が出るほど嬉しかった。結局履修は一人で組んだんだけど(笑))

・この忙しさが快感
(3年生は大学で一番成長する時期なのではないでしょうか?ゼミに就活、今までにない新しいことに果敢に挑戦しなければならない時期です。私も今年はかなり成長したのではないかと考えています。)

プレゼンテーションの機会の増加
(個人的に一番嬉しいのはここです。プレゼンの機会って組織に入ってないと本当に少ないので、ゼミでこういう機会を頂けるのはありがたいことです。他人に分かりやすく伝えるというのは非常に難しいですし、準備不足だと教授に突っ込まれるので前もっての準備が大切になります)

・就活の相談にのってもらえる
(先輩方は本当に優しいです泣 自分が先輩になったら後輩に恩返ししていかないといけないですね)

・専門性を培える
(日吉でやってきた学問はいわゆる表面的な内容しかやれません。自分でテキストを読んでそれをまとめて発表したり、論文を書くことで専門性を磨くことが出来ます。これはゼミならではの良さですね)


最後に、私が説明会でいつも使っていた質問リストをアップしておきます。ぜひ説明会で先輩に直撃取材してみてください。もしかしたら私が答えることになるかもです。

先輩が迷ったゼミはぜひ聞いたほうがいいと思います。
あとレポートやES・面接の注意事項ですね。


みなさんのゼミ選びが上手くいくことを祈っています。
質問があればどしどしDMお願いします。





【追記】
自分のゼミは経営学ですが、経営学はかなり面白いということを宣伝しておきます。
日吉時代の経営学は個人的に糞つまらなかったです。知識だけが無駄にあり、定量分析を行わない経営学に飽き飽きしていました。
しかし、ゼミに入って自ら積極的に経営学を学ぶことでその面白さに気づくことが出来ました。
経営学は商学部の各専攻を総合的に取り入れた学問です。計量経済学からデータ分析の手法を取り入れ、会計学から財務諸表の見方やそれに基づく各種の収益性指標や安全性指標を作成し、マーケティングは事業戦略策定の手法となっています。そして、経営学は1企業をマクロ的に見た場合、どのように企業を経営していくかを示唆してくれます。
つまり経営学は商学部のいいとこ取りの学問だなと気づきました。それに気付けた時、経営学への疑念はなくなりましたね。
以上より、私は経営学をおすすめします(^-^)v


【2019/12/18 追記】
「思いだけでも・・・」
ゼミに入れたとしてもやめてしまう人がいます。それはゼミのリサーチ不足もありますが、自分に関しての自己分析不足でもあると言えます。
「私はこのゼミで○○したい」という思いがあっても、そのゼミでやっていける体力・精神力がなければ続きません。ゼミ選びの次は就活です。ただ○○したいだけでは大人とは言えません。今自分の体力はどれくらいあり、ゼミの忙しさがこれだけならやっていけるなど、根拠を持って行動すべきだと思います。
ゼミの要素で選ぶのももちろん大事なことですが、
「自分は何ができて、何ができないのか」も考慮に入れるべきです。
(ただし、本来ならもっと上を目指せるかもしれないのに自分で限界を定めてしまう場合もあるのでかなり悩ましいですね笑)



【2020/1/26 追記】
将来を見据えたゼミ選び
なかなか難しいことですが、ぜひ一度考えてみて下さい。自分はもっと先の将来何がしたいか、そのためにこれからどんな経験が必要で、それを得るためにはどのゼミに入るべきか。ここまで逆算して考えられると素晴らしいと思います。その逆算はそのまま説得力のある志望理由として書けるので、将来から逆算したゼミ選びは一番オススメです。

私の今の夢は「地方創生」です。特に私は温泉が好きなので、温泉街のさらなる発展に貢献できるような職に就きたいと考えています。
そうやって考えると、温泉街では中小企業が多いので、中小企業に対して融資を検討する仕事であったり、訪日外国人を温泉街に招くためのマーケティングを行う仕事に就きたいですね。
そこから逆算すると、入るべきゼミは経営学かマーケティングのゼミになりそうです。
と、ここまで逆算しましたが、これは将来の夢を最近思い付いた私が今さっき逆算したのでもう手遅れですね。
ここまで考えて私はゼミを選ぶことは出来ませんでした。
今は逆に、今までやってきたことから将来の職につなげられることはないかを考えています。私はゼミで企業分析をやってきたので、上記の職で言えば、中小企業への融資というのはかなり合っているのかもしれません。
つまり、ゼミに入ってから将来の夢を決めても大丈夫なんです。だから、そこまで逆算にこだわらなくてもいいですよ。
ただ、逆算してゼミを選べればそれは必殺技にもなり得る代物だということです。
将来の夢を考えるのはほんとに難しいので、今から考えておくと就活で楽になりますよ。ポイントは自分が何が好きか、今までどんなことにワクワクしたか、どんなことにやりがいを感じたかですかね。




【追記】ゼミに入るか迷っている方へ
・「慶應義塾大学商学部 ゼミとノンゼミの比較」
(ゼミとノンゼミのメリットとデメリットをそれぞれ比較しました)