おはこんにちばんは、クロです。
朝晩が寒くて日中が暖かく、服装に困る陽気です。
なにか羽織るものがあると便利ですよね。
まぁ、仕事中は作業着なので、限界があるクロさんです。
さて、今日はコーラスエフェクター。
コーラスと聞くとボーカルみたいに聞こえますが、今回はギターエフェクター等のコーラス。
単純に言えば音に深みやアンサンブル感を出すエフェクターです。
これにはディレイが深く関わってきますし、フランジャーやフェイズシフタ―なんかもコーラスと兄弟みたいな感じです。
まずディレイの根本的なところから。
その昔、ディレイはテープを使っていました。
使い方は簡単。
録音ユニットのすぐ後ろに再生ユニットを置くだけ。
そうすれば録音された音がすぐ再生されるので、ディレイになるわけです。
また、テープの再生速度を変えたり、ユニットの間隔が違えばディレイの時間が変わりますよね。
さてコーラスの話に戻ります。
コーラスは短いディレイとモジュレーションを掛け合わせ、作られています。
モジュレーションは音を揺らす、ようなエフェクトです。
原音に20~40ミリ秒のディレイをかけ、モジュレーションですこし長めに揺らす、その音を原音と一緒にだす。
うん、簡単ですね。
ちなみに1ミリ秒は1000分の1秒なので、0.001秒です。
ということはコーラスは0.02秒から0.04秒の超ショートディレイをかけてることになりますね。
ちなみに、15ミリ秒あたりになるとフランジャーに変わります。
さらに早くして位相をずらすレベルになるとフェイズシフターとなります。
なので原理はほぼ変わりませんから、兄弟的なエフェクター、揺れ系エフェクターと言われます。
まぁディレイ使って更に揺れさせて、
原音と加工音を1つずつ鳴らそうなんて考えず正直にコーラスエフェクター使えば済みますから、知識レベルの話にはなります。
ちなみに、それがRolandのJC-120に採用されてるのは有名な話で、あれはスピーカーが2つついていて、片方は原音、もう片方は加工音が鳴ってるという理想のコーラスです。
だからあれは、片側だけ鳴らしては本領発揮はしないのです。
僕がギターに使う手法としてはがっつり掛けるときはPOD HD500に内蔵されている、TRI-CHORUSあたりでガチガチに効かせます。
ただ、普段使いとしては凄く軽めに普通に聴いてて分かるかどうか、って位にかけてます。
ボーカルで高音域を歌うときコーラスをかけるとい
う手法を用いている場合も見掛けますね。
また、僕のエフェクターボードサイドには、BOSSのギカディレイがあります。
さらに普通にコーラスも入っています。
こっちのコーラスは常にオン状態で使用して、音に明るさを出してる感じなので、コーラスかかってるか分からない位です。
なら、ギカディレイはというと、こいつはプリセットが4つほど設定できまして、そのうちの1つはさっき説明した20~40msのコーラス域のディレイをがっつりかけてます。
HD500のTRIがエフェクターボードには無いので、こいつで代用してるってわけです。
普通にディレイとしても使ってるのでなかなか重宝しています。
コーラスに関しては、正直なところ、
『聞けばどんな効果か分かる』
っていうエフェクターなので、本当に無駄な知識かもしれません。
ソフトコンプレッサーのような、分かりにくいエフェクターと違って、オンにすれば、あからさまに音が変わりますからね。
ただ、ステレオ接続出来る機器がれば、アンプのスピーカーの構造やコーラスの原理を使って、ドライの音と、コーラスを入れた音の左右のバランス(PAN)をイメージして、割り振ってあげると、音がJCっぽくなるかもしれないですね。
コーラスに関してはこんな感じです。
もし、試せる環境があるひとはディレイでコーラスを遊びで作ってみてください。
実際にやってみると楽しかったり、新しい発見があるかもしれませんから。
いつキャスやろうかなぁ……