おはこんにちばんは、クロです。

北は積雪、東西はコロナ、南は海。
逃げ場がありません。
緊急事態宣言して、落ち着いてくれれば良いのですが、前回よりも意識が低いのではないか?という意見もあるように、少し不安もありますね。
色々と気疲れもするでしょうが、頑張っていきましょう。



さて、久しぶりにエフェクター的な独り言。

エフェクターというより、エフェクト的な。



イコライザーのお話。

ここでまず理解しなければ話が進まないHz(ヘルツ)のお話。
Hzは色々な分野に使われていますね。
Wifiだって、2.4GHzとか5GHzとか。
テレビもラジオも、BluetoothだってHzを使うんですね。
ちなみに人間が聞こえるのは20Hz~20kHz(20000Hz)位ですが、これを可聴域といいます。
可聴域は個人差はありますが、20代位から狭まっていきます。
簡単に言うと、可聴域の超低音や超高音が聞こえなくなっちゃうんですね。
これが酷くなると難聴になったり、って話になりますがこれは別の話。

んでもって、先にあげた通信機器などの周波数はとんでもなく高い数値なので、人ではまず聞こえません。
動物だとしても聞こえないと思います。
イルカやコウモリでも100kHzや150kHzあたりが限界でしょうから、2.4GHzとか、異次元の高さですね。

ちなみに、人間が最も聞こえやすいのは1000Hzあたりですね。
どれくらいかというと、救急車などの「ピーポー」の「ピー」の部分が約1000Hzです。
あれはちゃんと意味があってあの音の高さなんですね。


前置きはここらへんにして、イコライザーですね。

ここで言うエフェクトのイコライザーというのは、ある一定Hzの音を強くしたり弱くしたりするエフェクトです。
楽器のエフェクターやアンプなどにも搭載され、感覚的に使う人も少なくないと思います。
でも、少し理解して使うと、また違った感じになったり、イコライジングが上手くなったりするかもしれませんね。


色んな本に低域・中域・高域の表記がありますが、Hz数の境界線がさまざまなので、僕はここが低域で~ここが中域で~みたいな話はしませんが、利便上言葉としては使います。


可聴域外超低音(~20kHz)

この域の調整って、普段はほとんど使わない気がします。
そもそも聞こないし、体感的にどうかな?って気がするので、僕は無視してます。


可聴域超低音(20Hz~50Hz)

ここ、割と使います。
主に50Hzあたりですが、ベースギターなどの低音楽器に使うと良い結果が出る事がありますね。


低音(50Hz~80Hz)

はい、中途半端な数字ですみません。
この80Hzって、バスドラムの調整に良く使うので別枠として載せただけです。
こことこの下の、音域を楽器の住み分けみたいにすると、同じ音域で喧嘩しにくくなる気がします。


低音(80Hz~250Hz)

ここら辺は、割とベースギターだったり、全体の調整なんかに使える音域ですね。
全体の音抜けを良くしたり、様々です。


中低音(250Hz~500Hz)

ここも割と全体調整に関わる部分かなと思います。
少しカットすると抜けが良くなったりしますね。


中音(500Hz~2000Hz)

ここらへんは人の耳に入りやすい音です。
なので調整が凄く難しいと思ってます。
あげ過ぎれば耳が痛くなるし、下げすぎるとモコモコした音になっちゃうので、なにかない限りは大きくはいじりません。


中高音(2000Hz~4000Hz)

割とここも耳につく音域ですよね。
アタック感を削ったりですね。
4kHzあたりも微調整してあげると、割とまろやかな聞き心地になりますね。


準高音(4kHz~8kHz)

この音域は割と要になる気がします。
楽器の住み分けもそうですが、ボーカルや楽器の煌びやかさとか、ボーカルの子音に影響がでやすい場所なので、ボーカルにイコライザーをかける時は割と調節します。


高音(8kHz~10kHz)

ここらへんになると音が高くなるのがわかります。
シンバルの余韻だったり、耳につく感じでギラつく音ならここをカットします。


高音(10kHz~18kHz)

高音ですね。
シャカシャカした音らへんです。
ここはドンシャリには必須のシャリの部分。
シンバルや、割と他の楽器も倍音が含まれてるので音の質感が変わります。


超高音(18kHz~20kHz)

ここはですね……
歳をとるとこの音域は聞こえないんですよね。
なのにへんに上げたり下げたりすると質感が変わったりします。


可聴域外超高音(20kHz~24kHz)

この帯域が聞こえたら人じゃないね。
って言うのは冗談で、聞こえる人は聞こえるんです。
そして、ハイレゾと言われる音源は割とこの帯域まで綺麗に出ていますが、再生する機器やスピーカー、ヘッドホンによってはこの帯域まで鳴らせないのもありますので、ハイレゾを聞く時は周波数帯を確認したり、ハイレゾ対応かを確認して買いましょう。


可聴域外超々高音(24kHz~)

まぁ普通は聞こえないと思います。
気にしない気にしない。



長々となりましたが、イコライジングはこうした周波数帯を強くしたり弱くしたりするもので、ミックスする時には地味ながら非常に助かるエフェクトですね。

ここからは僕的な使い方になりますが、僕は基本的にイコライザーで加算はしません。
一定周波数を減算するエフェクター、みたいな使い方をしています。
ギターアンプでもよく、イコライザーをフルテンにしてから減算する、というやりかたをします。
ただこれはアンプによって構造がさまざまなので、ゼロから加算すると良い時もありますね。








これを読んだ方が僕の説明で分かってもらえるかは凄く微妙な感じしかしません、はい。
長文だったので、誤字脱字や理論的に違うところがあったらすみません。