★妄想変態恋愛小説★

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「はい、これ。君の…だよね?」



「え…?」



見とれてる間に、いつの間にか沖田先輩が目の前にいて、あたしの鞄を差し出していた。



「これ、この鞄。君のでしょ?」



違うの?と、首を少し傾げた沖田先輩に



「あっ…あたしの…です」



鞄を受け取った。



「うん、それじゃぁね」



鞄は落とさないように…と、笑顔をくれた。



「あ、あのっ!!」



咄嗟に沖田先輩の腕を掴んだ。



「ん?なにかなぁ?」



顔だけ、あたしに向けた。



「あ、あたし!!先輩に一目惚れしましたっ!!」



気付けば、そう叫んでた。



「ちょっ、理心っ!?」



留美は驚き



「なに、あの子…」



回りにいた女子には冷たい目で見られた。



「君、おもしろいね。名前は?」



「理心…理科の理に、心って書いて理心っていいますっ!!」



更に叫べば



「理心ちゃん、ね。可愛い名前だねぇ。でも、僕年下に興味ないんだよねぇ」



ごめんね?と、謝る沖田先輩は、やっぱり笑顔だった。



「僕もう行かないと。じゃぁね?」



あたしの初恋は…呆気なく終わった。



つづく…。

完結した小説、今書いてる小説の紹介をしたいと思います☆



批判とか悲しいから止めてね…。



全ては自己満の小説です♪



読んでくれた全ての皆さまに感謝!!



それと、アメンバ申請はとっても嬉しいのですがメッセくれてない方は許可しておりません。



未成年の方も、あたしの小説が多少18禁入っているのでとりあえずメッセください。



申し訳ありませんが、よろしくお願いします!!



タイムスリップ  全18話(薄桜鬼)  


復讐 愛のかたち  全9話(薄桜鬼)


短編小説 各1話ずつ。(薄桜鬼。バースデー薄桜鬼も含めます。)


私の好きな人 全19話(薄桜鬼) 


約束の空  全13話(薄桜鬼) 


約束の空 卒業  全6話(薄桜鬼) 


あなたを好きになってもいいですか?  全49話(オリジナル) 


彼は同居人!?  全17話 (オリジナル) 


あたしだけを見て…。 全17話 (オリジナル)


すれちがいの恋   全13話 (オリジナル)


305号室の男
全79話(薄桜鬼)

「な…にこれ…」



もうそろそろ行こうか、と留美に言われ学校を出た。



沖田先輩がバイトしてるコンビニは、学校から歩いて5分のところにあって、留美と行ってみたんだけれど…。



「噂通りスゴイ人ね」



留美も唖然としてた。



「ね、ね、留美。帰ろうよ!」



だって、店内女子高生だらけなんだもん…。



この中に入ってくの嫌だよ…。



「なに言ってんの。行くって言ったでしょ」



「でもさぁ…。他の学校の生徒もいるし、ウチの学校の先輩だっているんだよ!?」



目付けられたくないよ…。



その時だった。



「キャー!沖田先輩こっち来たわよ!!」



「あぁん!今日も格好良いわぁ!!」



外にいた女子達がざわめいた。



「ごめんねぇ、僕今仕事中なわけね?他のお客様の迷惑になっちゃうから、買い物終わったらお家に帰ろうねぇ」



どうやら店内が沖田先輩を見に来た人たちで溢れ返ったらしく、それを沖田先輩自ら誘導?追い出しに?出てきたらしい。



「ほら莉心、見える?」



留美に耳元で言われ、あたしは背が小さい為ピョコピョコ跳ねた。



そして…。



「………っ。」



―ポシュッ―



持ってた鞄を落とした。



「莉心…?」



留美の声なんか、あたしの耳に届かないくらい、あたしは沖田先輩に引き込まれていた。



つづく…。

「ねぇ…留美。本当に行くの?」



今は、まだ教室。



平助には先に帰ってもらい、クラスにいるのは、あたしと留美だけ。



沖田先輩だって学校にいるわけだから、今コンビニに行ったところで仕事はしてないだろうから、と留美と話してることになったのだ。



「当たり前。行くに決まってんでしょ」



「ど…どうして、そこまで沖田先輩にこだわるのよ…」



「莉心は女の自覚がなさすぎなのよ。スカート穿いてんのに足は開く」



ハッ!!として足を閉じた。



「言葉遣いは悪い」



それは留美だってそうじゃん…心の中でつぶやいた。



「だからどんな女もメロメロになっちゃうくらい素敵な沖田先輩見て、あんたも恋しなさいって意味で見に行くのよ」



そしたら莉心も女っぽくなるでしょ、と。



「ど…どんだけ格好良いか知らないけど、一目惚れとかマジありえないから」



「そんなこと言ってられるのも今のうちだけよ」



ビシッと留美に言われた。



一目惚れなんて、有り得ない。



「そ…そういう留美は、平助とどうなのよ」



「どうって、どうもないわよ」



「告白…しないの?」



初めて聞いてみた。



何となく聞いちゃいけないような気がしてたから。



「好きな人…」



「え?」



留美の声が急に小さくなって思わず聞き返した。



「平助…好きな人、いるから…」



「えっ、そうなのっ!?あたし聞いてないよ!!誰っ!?」



思わず身を乗り出すと



「そのうち分かるよ」



留美は、それ以上何も教えてはくれなかった。



つづく…。

「ば…バカって」



そんなハッキリ言わなくてもいいじゃんね…。



「よし、決めた」



あたしの言葉を無視した留美。



何かイヤな予感がするんだけど…。



「る、み…?」



恐る恐る留美を見ると



「あたしたちも沖田先輩見に行くよ!!」



あぁ…やっぱり…。



留美は言い出したらきかないからな…。



絶対なんだろうな…。



「あの…それ…」



「ダメ、行くよ」



うん…やっぱりね…。



「はぁ…。分かったよ…」



渋々頷いた。



そして放課後がこなければいいと思った。



「莉心、留美カラオケ行かねぇ?」



こなければいいと思ってた放課後は、あっという間にきた。



そして平助にカラオケに誘われた。



本来ならそっちに行きたい。



「留美、平助とカラオケ…」



「今回はダメ!!平助ごめん、また今度誘って?」



どうしてそこまで沖田先輩にこだわるんだろうか。



留美は平助と一緒にいたいはずなのに。



「あぁ、そっかー。どっか行くのか?」



「それが聞いてよー、留美ったらね…」



「莉心っ!」



それ以上は言うなという目で訴えてきた。



「莉心…?」



「あー、ちょっと留美と行くところがあって…」



でもカラオケ行きたいからさ、また誘ってよ!!そう言って何とかごまかした…多分。



つづく…。