君、以外。 8 | ★妄想変態恋愛小説★

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「な…にこれ…」



もうそろそろ行こうか、と留美に言われ学校を出た。



沖田先輩がバイトしてるコンビニは、学校から歩いて5分のところにあって、留美と行ってみたんだけれど…。



「噂通りスゴイ人ね」



留美も唖然としてた。



「ね、ね、留美。帰ろうよ!」



だって、店内女子高生だらけなんだもん…。



この中に入ってくの嫌だよ…。



「なに言ってんの。行くって言ったでしょ」



「でもさぁ…。他の学校の生徒もいるし、ウチの学校の先輩だっているんだよ!?」



目付けられたくないよ…。



その時だった。



「キャー!沖田先輩こっち来たわよ!!」



「あぁん!今日も格好良いわぁ!!」



外にいた女子達がざわめいた。



「ごめんねぇ、僕今仕事中なわけね?他のお客様の迷惑になっちゃうから、買い物終わったらお家に帰ろうねぇ」



どうやら店内が沖田先輩を見に来た人たちで溢れ返ったらしく、それを沖田先輩自ら誘導?追い出しに?出てきたらしい。



「ほら莉心、見える?」



留美に耳元で言われ、あたしは背が小さい為ピョコピョコ跳ねた。



そして…。



「………っ。」



―ポシュッ―



持ってた鞄を落とした。



「莉心…?」



留美の声なんか、あたしの耳に届かないくらい、あたしは沖田先輩に引き込まれていた。



つづく…。