タイムスリップ 1 | ★妄想変態恋愛小説★

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「はぁ…。」



あたしは今日も汚いトイレで一人ランチをしている。



夏目 莉世。



17歳。



花の女子高生。



もっと楽しい高校生活を送るはずだったんだけど。



「はぁ…。」



もう何度目の溜め息だろうか。



数人の女子が入ってきた。



「夏目、またここでランチしてんじゃねー?」



「ふふっ。汚ねー。もっと汚くしてやろうか!!。」



またか…。



あたしはすぐに、お弁当を片付けた。



“ざっばーん”



「きゃはははっ!!」



奴等の甲高い声がトイレ内に響く。



もう、こんなの慣れた。



お弁当を片付けるのも慣れたもんだ。



「夏目ー。早く学校辞めろよなー。」



あたしだって辞めたいわよ。



でもあたしのお金じゃない。



親が一生懸命働いて通わせてくれてるんだ。



こんなことで親に迷惑はかけられない。



だから親には言ってない。



彼女らの笑い声が遠くなってく。



「ふぅ。」



あたしは慣れた手つきで制服を絞った。



そしてお弁当箱を持ち、ある場所へと向かった。



つづく…