すれちがいの恋 1 | ★妄想変態恋愛小説★

★妄想変態恋愛小説★

ようこそ、妄想変態恋愛小説へ!!
遊びに来てくださった、そこの貴方様!!
どうぞ、ゆっくりとしていってくださいな~♪
コメント残してくれたりしたら、喜んじゃう~♪

暑い夏の夜。



あたしは、ビルの屋上にいた。



「もう…、疲れちゃったな…。」



そう呟き、そのままフェンスに手を掛け、足を掛けた。



「ここから飛び降りたら…、何もかも忘れられるかな。」



生きてるのが苦痛になった。



あたしが生きてる意味は…、なに?



もう…、楽になりたい…。



スーッと息を吸って、更に登ろうとした。



その時。



「ねぇ。」



後ろから、いるはずのない人の声が聞こえた。



「……え。」



思わず振り返った。



年は、あたしと同じくらい…?



いや、上だろうか。



黒髪で短めの髪に、少しふんわりとしたパーマが、かかっていた。



「何してるの?」



分かってるくせに…。



「もしかして、死ぬつもり?」



ほら、分かってんじゃない。



「何か、ツライことでもあった?」



うるさいな、もう…。



「まぁ、言いたくないなら別に良いんだけどさ。」



だったら、聞かないでよ。



「早くしなよ。」



「え……。」



彼の言葉に、言葉を詰まらせた。



「死ぬんでしょ?俺が見届けてやるよ。なんなら、押してやろうか?」



「は?何言ってんの。冗談やめてよ。」



「冗談なんかじゃないよ。君が望むなら、手伝ってあげるって言ってんの。だって、死にたいんでしょ?」



「…………。」



「本当は、死ぬの怖いんじゃないの?そんなんだったら、やめちゃえって。」



怖い…?



確かに…、怖い…。



でも、やめるなんて…。



「死ぬの…。」



「あっそう。なら、早く飛びなよ。ほらっ。」



彼が近付いてきた。



「こ…、来ないでよっ!自分のタイミングが、あるんだってばっ。」



「へぇ…。タイミングねぇ…?」



彼は、鼻で笑った。



絶対、死んでやるんだからっ。



そう決意してから、5分以上は経っていた。



「ねぇ?」



やっぱり…。



「いつ、死ぬの?」



もう…、帰ってよ。



あたしは、彼の言葉を無視した。



また、息を吸って…、吐いた時…。



「キャッ……!?!?」



あたしは、後ろから誰かに押された。



誰かにって…、アイツしかいないんだけど…。



落ちるっ!!!!



そう思い、ギュッ!!と目を閉じた。



けど…、落ちる感じも…、痛さもなかった。



目を開けると、あたしは手を掴まれ、下を見れば屋上から地上の高さにビビり、ガタガタと震えてきたのが分かった。



「ねぇ。」



頭上から、声が聞こえ上を見上げた。



「どうするの?死ぬの?生きるの?」


「………っ。」



あたしは、どうしたらいいの…。



「ほら、どうすんの。生きたいなら、このまま引っ張り上げてやるよ。」



「あ…、の…。」



「ん?」



「あたし…、生きたい。」



あたしの言葉が言い終わらないうちに、彼があたしを引き上げた。



そして、あたしの頬を両手で包み込みながら



「もう、死ぬなんて言うな。何があったかは知らないし、聞かない。けどさ、楽しいことだってあるだろ?」



そう言った彼は、少し悲しい瞳をしていた。



「分かったら、帰れ。」



彼は、あたしに背を向け歩き出した。



「あ…、あのっ!!」



そんな彼に、あたしは声を掛けた。



「んー?」



顔だけ、こっちを向けた彼に



「また、会えますかっ!?」



そう叫んでいた。



ニヤリ笑った彼は



「あぁ。生きてりゃ、会えるよ。」



そう言い残し、右手を上げ、去って行った。



次の日、あたしは会社に出勤した。



本当なら、死んでいた。



だから、会社にいることが不思議だった。



つづく…。



新連載~ww

これ、多分ゆっくり更新しまぁす☆

多分ねww

これは、ゆっちーの声想像して書きました♪

ゆっちー知ってる方、是非ゆっちーの声で妄想してくださいね♪

もちろん他の声にしてもOKですが☆

これはエロなしなので、消される心配ナッシング~♪

あれ、ガッカリした?ww

あたしだってエロばっかり書くわけじゃないのよ!!ww

好きだけども!!ww

って、ことで頑張りまぁす♪

まきちん。