自分の望まない結果になった。
そんな自分、きらい。



でも、いくら嫌っても
自分は自分。
そのままです。

嫌っても
進みません。

嫌うより
そんな自分を
「かわいい」と
感じられたら、
進みます。



自分にダメ出ししても
それは過去を見てるだけです。

過去を否定しても
今は変わりません。

今を変えられるのは
今から起こす行動によってです。

だから
間違っちゃった自分を
「ダメだ」と責めるより
「かわいい自分だ」と
存在を肯定すると
とっとと先へと進めます。



アルフレッド・アドラーは
「自分に何が与えられているか、より
自分に与えられているものを
どう使うかの方が、大切です」と
言っています。

間違った自分に
ダメ出しするのは
今の自分に
「無いものが無い」と
言うだけで終わります。

「無い」ものが
「無い」のですから
何も変わりません。

例えば、
私の身長は
理想まであと10センチ
足りないとします。

その10センチ足りないことを
いくら「足りない」と言っても
何も変わりません。

変わらないことを
一生懸命したら
苦しくなります。



私の身長は
10センチ足りない。
そう思ってる自分って
かわいい自分だ。

こうして
「足りない」にこだわるより
「かわいい自分」と結べば
この件は完了します。

完了すれば
次へ進みます。

完了したくない人は
「足りない」にこだわることで
完了させないことができます。

自分で選べることですね。



ある集まりで
一緒になった人と
仲良くなりたくて
訊きました。

「なんてお呼びしたら良いですか?」

すると
「○○って呼んで」と
聞こえました。

名前で呼び捨てなんだ。
壁を感じない友好さだ。
そう思って呼んでみました。

「○○」

すると意外な反応。

「おい、呼び捨てすんな!」

え?なんで激怒するの?
さっき呼び方確認して
その通りに呼んだんだけど...



他の人に
この件を話すと
その理由がわかりました。

なるほど。

「ああ、あの人は
”○○ッティ”と
呼んで欲しいらしいよ」

「○○って呼んで」と
「○○ッティ」とを
聞き間違えたのですね。

聞き間違って
気を悪くさせてしまったことを
謝ろうと話しかけようとしても
聞く耳もたずで、叶いませんでした。

聞いてくれないけど
ごめんね。



故意に気を悪くさせようと
したわけじゃなくて
ベストを尽くしただけ。

その中で間違っちゃった自分。

激怒されたときは
「自分の何がダメだったのか?」と
自分を責めてました。

そのまま責め続けてたら
苦しくなるだけでした。

間違いすることもあるね。
こんな自分はかわいい自分。

そう完結させたら
次へ進める感覚を感じました。



今の自分に無いものが
無いから自分はダメ、よりも

今の自分に有るものを
どう使ったら
感じるしあわせが増えるだろう?と

思考する方が大切です。

迷ったら
「無いもの」よりも
「有るもの」に注目したいですね。





お読みいただき、
ありがとうございます。

プロコーチ8年目、常楽でした。



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