失礼なことを
言いたいわけじゃなかったのに
相手が失礼と感じることを
言ってしまった。

どうしよう...




相手から
「あなた失礼だよ」
のサインを頂いたら
すぐに謝りましょう。

ただ、その謝罪は
「自分が失礼なことを言った」
についてのものではなくて

「あなたの気分を害してしまったこと」
についてするものです。




相手に失礼な思いをさせたかったら
目標達成です。
でも、そうじゃないですよね。


自分は相手に喜んで欲しい

または
自分の何かをわかって欲しい

そんな目標をもって
コミュニケーションをしたはずです。


その自分を悪として謝罪するのは
自分に厳しすぎな行為です。


自分に厳しすぎな行為は
自分を否定し続けることになるので
すればするほどツラクなっちゃいます。





謝るのは
出来事についてです。

相手に悪いことを
しようとしたわけではなく

した結果、相手の気分が悪くなったわけです。

つもり、と
出来事、は
区別して扱いたい。






言葉や行為は
受け取り手によって解釈が違います。

例えば、
Aさんには喜んでもらえるものでも
Bさんには怒りや悲しみを
感じさせるものだったりすることも
あります。


Bさんにダメだったからと
やめてしまえば
その言葉や行為は
Aさんにも使わなくなります。

そうして自分に制限をかけ続けると
コミュニケーションすることが
どんどん苦しくなってしまいます。

そうしてコミュニケーションすることが
怖くなってしまうと
生きていくことにも深刻な影響を
与えてしまうことになります。

だから
自分を責めること、
「自分が失礼なことを言った」
についての謝罪はしない方がいいです。






気分を害してしまって、すみません。
そう謝った経験は
前向きな経験です。

自分と相手
どちらが悪でどちらが善か、を
決めるようなコミュニケーションではなくて

自分と相手が
その間に起きた出来事を
見るコミュニケーションです。
その出来事を相手と「共有」したわけです。

「共有」ができた相手とは
心理的距離が近くなる感じですよね。






さらに、そこからよりよくしていくなら
相手から
「今の言葉や行為で、何を変えると
気分良く受け取れるのか」を
聞きたいですね。


自分を否定するように
制限をかけるのは苦しくなりますが

よりよくしていくアイデアをもらうことは
改善です。

すると、目的が
「相手の気分を害さない」ではなく
「もっと仲良くなる」になります。
(~ない、は目的にしない方がハッピーですよね)

コミュニケーションが
より楽しくなる目的です。

自分をダメと扱うよりも
起きた出来事を扱う方が
相手も、自分も、楽しく生きられますね。





お読みいただき、
ありがとうございます。

プロコーチ7年目、常楽でした。


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