アルフレッド・アドラーは
人生の悩みは
すべて対人関係の課題である、
と言いました。

そして、その課題とは
次のたった3つです。

①仕事の課題
②交友の課題
③愛の課題



これが
ライフタスク」=人生の課題です。

悩み事が出てきたら、
これら3つのうちのどれだろう?
と見ていくことで、
解決の道が見えてくる
というわけです。



人生の課題の難易度は
①仕事の課題が最も低く、
③愛の課題が最も高くなってます。

①仕事の課題は
職場や学校、
趣味の集まりなど、
何かを介した
間接的な人間関係上の課題です。

②交友の課題は
何も介さない直接的な
人間関係上の課題です。
いわゆる友達との間の課題です。

③愛の課題は
直接的な上に逃げることが
できない人間関係上の課題です。
家族との間の課題ですね。

難易度高い課題をクリアできる人は
精神的にもそれだけ成長できて
低い難易度の課題よりも
多くの幸せを感じることができます。



仕事上での付き合いなら
なんとかこなせるけど、

仕事抜きで誰かと1対1でいると
何しゃべっていいかわからなくて
緊張しちゃう、なんて人いますよね。

この人の場合は
①仕事の課題は解消できるけど
②交友の課題はまだ未解消、
ということですね。



仕事の人間関係も良好。
友達付き合いも良好。
でも家族はばらばらで
家族と向き合うと面倒なので
家に帰りたくない。

この人は
①仕事の課題と
②交友の課題は解消できるけど
③愛の課題は未解消、
ということです。



家族との関係は良好。
でも職場の人間関係は最悪。

こんな場合、
職場は最悪でも
趣味やセミナー仲間との関係は
良好だったりします。

なので、
職場の人との関係を
良好にしたければ
良好にできるように努力すれば良いし
別に良好じゃなくても良い、
というのであれば
頑張る必要はありませんね。

どうしても嫌なら
職場を変えることで
状況を変えられたりも、します。



より多くの幸せを望むなら
③愛の課題を抱えるだけではなく
解消できるように
途中で投げ出さずに
向き合い続けることです。


一方で、
そこまでのしあわせは
なくても十分しあわせ、
という人であれば、

①仕事の課題や
②交友の課題を抱えて

向き合いたい部分だけ
向き合って解消してけば
それ相応にしあわせを
感じられるでしょう。



自分の掲げる理想があって、
それが現実になっているのなら
誰が何を言おうとも、
それが自分のしあわせです。

時間が経過して
「やっぱりもっとやりたいかも」と
新たな欲が湧いたなら、
そこが新たなスタート地点になる
ということです。




お読みいただき、
ありがとうございます。

プロコーチ7年目、常楽でした。



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