結婚の解釈の話。



アドラー心理学の中で言えば
「愛のタスク」です。

人生のタスクというのがあって
①仕事のタスク
②交友のタスク
③愛のタスク
の3種類。

①が一番簡単で
③が一番むずかしい。

詳しくは↓こちら
アドラー心理学:人生のタスク

一番むずかしいが、
①と②では得られない喜びもある。




結婚したことがなければ
結婚とは?はわかりません。

しかも、相手ごとに違うので
一度したからといって
「知ってる」と言い切れないですよね。




結婚は、長期の契約をするのに似ている。
契約の期間は生涯。

そんな長い契約しても
契約時と、10年後は状況が違います。

契約時に想像できる10年後と
実際に時間が経過した10年後は
違いますね。

これが50年後だったら
もう想像すらできない。

山だって
登ってみないと
頂上に立つ感覚はわからない。



途中で「やっぱりやだ」といって
契約解除は契約時には想定していない。

想定できる結婚であれば
それは、
愛のタスクではなくて交友のタスクになる。


ぶっつけ本番で
解約不能の契約をする。

こう見ると、すごいですよね、結婚。


だから
結婚とは、試練の始まり、
新たな旅立ち、です。




「家族」という共同体を創造していく。
その過程で試練はたくさんあるでしょう。

対等さが崩れたり
自己犠牲を感じたり
自分の未熟さを叩きつけられたり。

その困難さを例えるなら
登ったことのない山を登るようなもの。

どうしたら良い?
と迷うこともあるでしょう。

登るまで大変ですから
主体性と創造性を駆使して登頂できたら
今まで登ったことがないわけですから
今まで感じたことのない喜びを感じますね。

さらに、登頂したと思っても
そこはまだ途中。
次の頂上が待っている。
試練も続くが、得られる喜びも続く。



あまりにも難しくて
登頂に犠牲が大きすぎる場合には
迂回ルートで回避することも、時に必要ですね。




試練は困難だけではなく
ギフトも提供してくれます。

そうして成長していけるんですよね。


互いに協力し尊敬し合うことで
困難の度合いも低められますね。

そして、何より
互いに「好き」がベースにあれば
何があってもあきらめずにやり抜けますね。





お読みいただき、
ありがとうございます。

プロコーチ7年目、常楽でした。



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