おはようございます。
プロコーチ7年目、常楽です。

コーチングの基盤としている
アドラー心理学。

「しあわせに生きる」という目的を
実現する手段としてあるのが
この「5原則」です。

①創造的自己
②目的論
③全体論
④対人関係論
⑤現象学

今回は4つめ
「対人関係論」についてです。


対人関係論は
自分の身に起きる問題は
すべて人間関係の問題だ、
と見ることです。


逆も見ると
人間関係の問題がクリアになると
すべてがクリアになる
ということです。


なるほど!
と知ったときに感動したことを憶えてます。

友達
恋人
配偶者
子供

職場の人たち
お客様
仕入れ先
などなど、人間関係がある中で、

その人たちとの関係が良好であることは
誰しも直感的に大切だと感じると思います。


では、次のような場合はどうなるのでしょう?

「ダイエットがうまくいかない」
「お酒を飲みすぎてしまう」
「愚痴ばっかり言ってしまう」

こんなときは
「自分と、自分自身との関係」と見ます。

全体論でも出てきましたが
自分の内には、いろんな自分がいます。

そのいろんな自分の人間関係を
見ていくわけです。



この人間関係を改善するために
今できることは?

と見ていくことで
状況をより善くしていくアイデアを
見出していくことができる、というわけです。


営業職時代に
「どうしたら売れるのか?」ばかりを考えていました。

そんな中で
部下に、売れるために改善すると良いことを
あれこれ伝えている自分を見つけました。

普段、何気なくやっていることが
意識に上がったわけです。

改善点を伝えた部下のほとんどは
売れるようになってくれました。

ある時に
「これって自分にも使えないかな?」と
思いました。

自分の中にあるものを
部下に伝えて、売れるようになった。

伝える相手を自分にしたら
自分も部下と同じように、
さらに売れるようにならないか?

なんか矛盾しているような感覚もありましたが
内から湧き出てくる言葉を見つけると
その通りに、行動に移してみました。

確かその言葉は
「できない理由探しよりも、今できることをやろう」
「作業で疲れない。エネルギーはお客様との商談に注ごう」
とか、そんなことだったと思います。

そして、その通りに行動をしたら、
売れました。
売れて、結果、評価が上がって、
昇進することができました。
自分でも驚きでした。

当時、アドラー心理学は知りませんでした。
でも、売れない自分を責めることをやめて
あれこれうるさいと思ってた自分の声に
耳を傾けることをした。

内なる自分は、声が届いて安心したのか
うるさくなくなった。

正確には
「うるさい自分」から
「役に立つ自分」へと
認識が変わったのですよね。


明日は
⑤現象学
についてお話しします。


お読みいただき、
ありがとうございます。

プロコーチ7年目、常楽でした。


《関連記事》
アドラー5原則:現象学
アドラー5原則:全体論
アドラー5原則:目的論
アドラー5原則:創造的自己
コーチングで最も大切なこと
コーチング、とは。7年目にして思うこと。