ケーキ、
甘くておいしいですよね。
そんなケーキであっても、
贈り方によっては
相手を悲しませてしまう。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210214/08/yurushino/8e/75/j/o0640096114896074571.jpg?caw=800)
ケーキを贈るとき
相手はケーキを好むことが
前提になってる。
確認してから贈れたら良いけど
たいてい問題なかったりするから
あまり確認しようと思わない。
ギャンブル性も含みつつ
贈ることになるけど、
そこまで意識が及ばないことも。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210214/08/yurushino/5c/a1/j/o0640047114896075372.jpg?caw=800)
10代の頃まで
私はケーキがダメでした。
食べると、気持ち悪くなる...
(今は食べすぎなければ
平気なんですけどね。)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210214/08/yurushino/18/e1/j/o0640042714896075459.jpg?caw=800)
父親が何かの用事で出かけたときに
その利用する駅にケーキ店が
ちょうどよくあって
理由はわからないけど
毎回そこでケーキを買ってくる。
家族にケーキを買ってくることで
良い父親になれると信じているようで
買ってくると毎回
自慢げに「ケーキを買ってきたぞ」と
ケーキの時間に家族全員が
強制参加させられる。
母親やきょうだいは
ケーキ好きらしくて
うれしい時間なので
強制参加ではなくて
積極参加だった。
自分はダメだから
いらない、と不参加を表明するも
家族全員から
「そんなのはダメだ」と
袋叩きにでもされるように
扱われた。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210214/08/yurushino/a7/21/j/o0640030114896075840.jpg?caw=800)
参加しなければいけない理由は
「おとうさんが一生懸命買ってきたから」
「ケーキいらないと言うのは贅沢、
そんな贅沢は許されない」
「お前以外全員参加してるから
その平和を乱すことは許されないから」
「買ったケーキは無料じゃないから」
「お前の分が残るのは許されないから」
「ケーキは今食べないと悪くなるから」
などなど
いくら
「食べたら気持ち悪くなるからいらない」と
伝えても、
「それはおかしい」
「そんなことありえない」
と食べることを強要される。
ケーキを食べて
気持ち悪くなる、という事実が
どうにも理解できない人々だ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210214/08/yurushino/7a/49/j/o0640042614896076005.jpg?caw=800)
ケーキは
悪くない。
食べると気持ちが悪くなる人は
ケーキを食べようと思わない。
買ってきたケーキを
食べないことを悪とされるのは
自分の思い通りにならないお前は悪だ
と言われているに等しい。
当時、それが見えたのは
家族の中で自分だけだった。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210214/08/yurushino/2f/01/j/o0640041614896076480.jpg?caw=800)
悪として孤立し続けるのも
辛かったので、我慢して食べた。
そして、気持ち悪くなる...
なんとかしようと
お茶や水をたくさん飲んでみたり
お茶漬けやカップラーメンを食べたりして
ごまかしていた。
家族は、そんな自分を見て
「ケーキの後にそんなの食べて、おかしいね」
と嘲笑してた。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210214/08/yurushino/ed/b4/j/o0640085214896076848.jpg?caw=800)
ある時、いい加減察したようで、
「そのケーキが悪いんだな。
気持ち悪くならないケーキは何?」
と父親が訊いてきた。
は?
ケーキがダメだって
いってんだろ、このやろう!
人の話をきけ!
食べてもないもの、わかるわけないだろう!
って気持ちだけど
言うとまた家族から袋叩きにあうので
「わからない。プリンとかかな?」
と答えてみた。
「プリンはケーキじゃないよ。
ちゃんとおしえて」と父親。
もう心のエネルギーはゼロで
怒る力もないので、
適当に大丈夫そうな
チーズケーキ、と答えてみた。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210214/08/yurushino/bd/bb/j/o0640048014896077143.jpg?caw=800)
すると父親は
意気揚々とまたケーキを買ってきた。
「今度は気持ちわるくならないよ」
は?何を根拠に?
「お前が大丈夫と言ったケーキを
買ってきたよ。」
この人、本当に理解する気が
ないんだな...
本当に自分の都合だけだ...
食べないと
また袋叩きなので
お茶漬けとカップラーメンを
あることを確認して食べた。
...やっぱり気持ち悪くなった。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210214/08/yurushino/17/e1/j/o0640043214896077411.jpg?caw=800)
何年こんなことが続いたんだろう?
5~10年の間、毎月1回はあった。
高校生になった頃、
いいかげんにわかってもらえない状況に
憤怒爆発。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210214/08/yurushino/ac/af/j/o0640042614896078464.jpg?caw=800)
もう
どうなってもいいから
ケーキは食べない、と
ケーキの時間の参加を拒否した。
「ねえ、おとうさんが買ってきた
ケーキを食べよう」
「せっかく買ってきてくれたから
食べないのは悪いことだよ」
「買ってきてくれた人の気持ちを
考えたら、食べないといけないよ」
親が悲しむ
子にとってそれはつらいこと。
その「親が悲しむ」を行使されて
今まで不本意ながら自己犠牲の上で
参加してきた。
でも、もうやだ。
だから不参加。
何言われても不参加。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210214/08/yurushino/76/32/j/o0640096014896079012.jpg?caw=800)
そしたら
そこまで嫌なことだと
感じたようだった。
でも、そんなことがあっても
父親はまたケーキを買ってきた。
「家族に一人だけ
ケーキがないなんて
そんなひどいことはできないよ」
父親は
自分てすげえだろ
みたいな顔して
言ってくれた。
は?
気持ち悪くなるのをわかってて
ケーキをたべさせようとする方が
ひどいでしょ。
そんなの伝わらないし
理解する気もない人々なので
また食べる食べないで
もめないといけなくなる。
本人の意思なんかより
自分の都合がどうしても優先したくなる親。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210214/08/yurushino/0b/d7/j/o0640095914896079702.jpg?caw=800)
それでも拒否し続け
ケーキをプリンに変えたりしてきたけど
拒否はもう変えずにいた。
家族からの非難の集中砲火は
悲しかったけど、
これ以上の自己犠牲の方が
もっとイヤだから、ケーキは食べない。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210214/08/yurushino/56/d3/j/o0640045614896079981.jpg?caw=800)
私に割り当てるケーキだけ
買わないようになるのに
1年くらいかかった。
その後は
ケーキを買ってくること自体が
なくなった。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210214/08/yurushino/34/7b/j/o0640042714896080460.jpg?caw=800)
一家団欒を乱すのは、悪。
でも一家団欒の定義を
親だけがしたら、
本当の一家団欒にはならない。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210214/08/yurushino/67/8f/j/o0640042714896080779.jpg?caw=800)
平和は
相手も、自分も、安心できないと
成立しない。
ケーキひとつでも
やり方次第で
平和にもなるし、
平和が乱れることにも
なりますね。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210214/08/yurushino/89/ff/j/o0640042714896081158.jpg?caw=800)
お読みいただき、
ありがとうございます。
プロコーチ7年目、常楽でした。
《関連記事》
・嫌なことはしない、を実施する。方法は「確認する」。
・するのは相手のためか、自分のためか
・相手の大切を大切にすること
・してあげて喜ばれないこともある
・家族の食卓の目的
甘くておいしいですよね。
そんなケーキであっても、
贈り方によっては
相手を悲しませてしまう。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210214/08/yurushino/8e/75/j/o0640096114896074571.jpg?caw=800)
ケーキを贈るとき
相手はケーキを好むことが
前提になってる。
確認してから贈れたら良いけど
たいてい問題なかったりするから
あまり確認しようと思わない。
ギャンブル性も含みつつ
贈ることになるけど、
そこまで意識が及ばないことも。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210214/08/yurushino/5c/a1/j/o0640047114896075372.jpg?caw=800)
10代の頃まで
私はケーキがダメでした。
食べると、気持ち悪くなる...
(今は食べすぎなければ
平気なんですけどね。)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210214/08/yurushino/18/e1/j/o0640042714896075459.jpg?caw=800)
父親が何かの用事で出かけたときに
その利用する駅にケーキ店が
ちょうどよくあって
理由はわからないけど
毎回そこでケーキを買ってくる。
家族にケーキを買ってくることで
良い父親になれると信じているようで
買ってくると毎回
自慢げに「ケーキを買ってきたぞ」と
ケーキの時間に家族全員が
強制参加させられる。
母親やきょうだいは
ケーキ好きらしくて
うれしい時間なので
強制参加ではなくて
積極参加だった。
自分はダメだから
いらない、と不参加を表明するも
家族全員から
「そんなのはダメだ」と
袋叩きにでもされるように
扱われた。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210214/08/yurushino/a7/21/j/o0640030114896075840.jpg?caw=800)
参加しなければいけない理由は
「おとうさんが一生懸命買ってきたから」
「ケーキいらないと言うのは贅沢、
そんな贅沢は許されない」
「お前以外全員参加してるから
その平和を乱すことは許されないから」
「買ったケーキは無料じゃないから」
「お前の分が残るのは許されないから」
「ケーキは今食べないと悪くなるから」
などなど
いくら
「食べたら気持ち悪くなるからいらない」と
伝えても、
「それはおかしい」
「そんなことありえない」
と食べることを強要される。
ケーキを食べて
気持ち悪くなる、という事実が
どうにも理解できない人々だ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210214/08/yurushino/7a/49/j/o0640042614896076005.jpg?caw=800)
ケーキは
悪くない。
食べると気持ちが悪くなる人は
ケーキを食べようと思わない。
買ってきたケーキを
食べないことを悪とされるのは
自分の思い通りにならないお前は悪だ
と言われているに等しい。
当時、それが見えたのは
家族の中で自分だけだった。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210214/08/yurushino/2f/01/j/o0640041614896076480.jpg?caw=800)
悪として孤立し続けるのも
辛かったので、我慢して食べた。
そして、気持ち悪くなる...
なんとかしようと
お茶や水をたくさん飲んでみたり
お茶漬けやカップラーメンを食べたりして
ごまかしていた。
家族は、そんな自分を見て
「ケーキの後にそんなの食べて、おかしいね」
と嘲笑してた。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210214/08/yurushino/ed/b4/j/o0640085214896076848.jpg?caw=800)
ある時、いい加減察したようで、
「そのケーキが悪いんだな。
気持ち悪くならないケーキは何?」
と父親が訊いてきた。
は?
ケーキがダメだって
いってんだろ、このやろう!
人の話をきけ!
食べてもないもの、わかるわけないだろう!
って気持ちだけど
言うとまた家族から袋叩きにあうので
「わからない。プリンとかかな?」
と答えてみた。
「プリンはケーキじゃないよ。
ちゃんとおしえて」と父親。
もう心のエネルギーはゼロで
怒る力もないので、
適当に大丈夫そうな
チーズケーキ、と答えてみた。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210214/08/yurushino/bd/bb/j/o0640048014896077143.jpg?caw=800)
すると父親は
意気揚々とまたケーキを買ってきた。
「今度は気持ちわるくならないよ」
は?何を根拠に?
「お前が大丈夫と言ったケーキを
買ってきたよ。」
この人、本当に理解する気が
ないんだな...
本当に自分の都合だけだ...
食べないと
また袋叩きなので
お茶漬けとカップラーメンを
あることを確認して食べた。
...やっぱり気持ち悪くなった。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210214/08/yurushino/17/e1/j/o0640043214896077411.jpg?caw=800)
何年こんなことが続いたんだろう?
5~10年の間、毎月1回はあった。
高校生になった頃、
いいかげんにわかってもらえない状況に
憤怒爆発。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210214/08/yurushino/ac/af/j/o0640042614896078464.jpg?caw=800)
もう
どうなってもいいから
ケーキは食べない、と
ケーキの時間の参加を拒否した。
「ねえ、おとうさんが買ってきた
ケーキを食べよう」
「せっかく買ってきてくれたから
食べないのは悪いことだよ」
「買ってきてくれた人の気持ちを
考えたら、食べないといけないよ」
親が悲しむ
子にとってそれはつらいこと。
その「親が悲しむ」を行使されて
今まで不本意ながら自己犠牲の上で
参加してきた。
でも、もうやだ。
だから不参加。
何言われても不参加。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210214/08/yurushino/76/32/j/o0640096014896079012.jpg?caw=800)
そしたら
そこまで嫌なことだと
感じたようだった。
でも、そんなことがあっても
父親はまたケーキを買ってきた。
「家族に一人だけ
ケーキがないなんて
そんなひどいことはできないよ」
父親は
自分てすげえだろ
みたいな顔して
言ってくれた。
は?
気持ち悪くなるのをわかってて
ケーキをたべさせようとする方が
ひどいでしょ。
そんなの伝わらないし
理解する気もない人々なので
また食べる食べないで
もめないといけなくなる。
本人の意思なんかより
自分の都合がどうしても優先したくなる親。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210214/08/yurushino/0b/d7/j/o0640095914896079702.jpg?caw=800)
それでも拒否し続け
ケーキをプリンに変えたりしてきたけど
拒否はもう変えずにいた。
家族からの非難の集中砲火は
悲しかったけど、
これ以上の自己犠牲の方が
もっとイヤだから、ケーキは食べない。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210214/08/yurushino/56/d3/j/o0640045614896079981.jpg?caw=800)
私に割り当てるケーキだけ
買わないようになるのに
1年くらいかかった。
その後は
ケーキを買ってくること自体が
なくなった。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210214/08/yurushino/34/7b/j/o0640042714896080460.jpg?caw=800)
一家団欒を乱すのは、悪。
でも一家団欒の定義を
親だけがしたら、
本当の一家団欒にはならない。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210214/08/yurushino/67/8f/j/o0640042714896080779.jpg?caw=800)
平和は
相手も、自分も、安心できないと
成立しない。
ケーキひとつでも
やり方次第で
平和にもなるし、
平和が乱れることにも
なりますね。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210214/08/yurushino/89/ff/j/o0640042714896081158.jpg?caw=800)
お読みいただき、
ありがとうございます。
プロコーチ7年目、常楽でした。
《関連記事》
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・するのは相手のためか、自分のためか
・相手の大切を大切にすること
・してあげて喜ばれないこともある
・家族の食卓の目的