おはようございます。
プロコーチ7年目、常楽です。

今回はコーチングの基本
最後の5つ目は
「時間管理はコーチがする」です。


コーチングのセッション時間を
守ることって、
対等性を維持するために
そしてお客様の安心のために
とても大切なことですよね。

90分間の約束が
知らず知らずに120分間になった
なんてなったらその後の予定に
深刻な影響を与えてしまうかも。

逆に
90分間の約束が
「はい、終わりました」と言われ
時計を見るとまだ60分を経過したところ。
自分が短縮を言い出したわけでなかったら
不満ですよね。



コーチングでは「感じること」を
よくします。

感じているときに
時間を気にしていたら
感じることに集中しずらいですよね。


そこでコーチングに入る前に
「時間管理はコーチがします」
とお伝えします。

そしてその日の大まかな予定を
お伝えします。


コーチングでは
テーマを見つける段階

テーマが見つかったら
そのプロセスを進める段階

プロセスが進み
その日からの行動プランを
挙げていく段階

ここで時間がまだあるなら
他のテーマへと移っていきます。

そして、
終了10分前あたりから
今回のまとめの段階に
入ります。

こんな感じです。



この流れを進める中では
コーチが時間を管理します。

ただし、お客様に
「時間を見ないでください」と
いうことではありません。

時間が気になるときは
時間を確認すると
その後しばらくは
気にならなくなります。


なので、
これは個人差がありますから
全部コーチに任せる方
自分でも把握しておきたい方
いろんな方がいますから

そのお客様が
最も自分らしいと感じる方法を
選んでいただきたいと思ってます。



また、
コーチングでは
涙が流れることもあります。
よくあります。

そんなときには
時計なんて見てられません。

終了10分前に
そんな状況になった場合
どうしましょう?


まず終了10分前あたりで
ソフトに着地できるように
流れをつくっていくことが
大切です。

でも、その時の流れで
終了10分前に感情がこみ上げてきた。

それは全然OKです。
残り10分程度でまとめていきたい旨を
お伝えした上で、
その10分間で着地へと導きます。

お伝えするとお客様も
協力してくださるので、
ほとんどの場合は
その10分間で終わります。


しかし、終わりそうもない場合は
その流れにしたコーチの責任ですから
「15分間程度、時間のびても大丈夫ですか?」
と確認します。

OKならそのエキストラタイムで
着地まで導きます。

もし延長ができない場合は
「今日の時間で扱うのは
難しいテーマです。
次回、改めて扱うように
してもよろしいでしょうか」と
提案します。

私の経験では、
すべてこの範囲で、できています。

ここからは「もしも」ですが
延長できない
次回持ち越しもできない
という場合。

その場合は
可能な限り早い時期に
再度コーチングセッションの場を
持つことで対処します。


時間=人生の一部、ですから
とても大切ですよね。

そこでコーチングの基本に
時間管理を入れているわけです。



お読みいただき、
ありがとうございます。

プロコーチ7年目、常楽でした。


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