犯罪する人
アルコールなどの依存症の人
自虐・自傷する人
精神錯乱する人

共通点は
「共同体感覚が低い」ことです。

他者への貢献以外の方法で
居場所を得ようと
必死にもがいたら
「やっちゃった」のですね。



こんな人々は
相手よりも自分を優先するため
「誰かに援助される感じ」がなく
社会的に孤立して
自分の居場所がない感じばかりを
感じます。

その居場所がない感じを
なんとか紛らわせようと
犯罪したり依存症になってみたり
するわけです。



「他者への貢献」をして
共同体感覚を形成するだけで
孤立から解放されるけど、

その経験が乏しいために
最初の一歩を踏み出すのが
恐ろしい。

その一歩を踏み出したら
周囲は自分を嘲笑するに
決まってる、と確信してる。

嘲笑されたら
もう生きていけない...

だから
「他者への貢献」以外の方法で
居場所を得ようと試みる。

でも社会的な居場所を
得られる方法は
「他者への貢献」だけですから
その試みが成功することは
ありません。

例え
不名誉な注目を集めることで
一時的に社会的な居場所を
得られたとしても、
継続して幸せを感じるのは
難しいでしょう。



知っていることしか
やろうと思わないように
「他者への貢献」も
自分の知っていることを
想像します。

その想像が
「社会的にすごいと言われてること」
みたいに
今の自分には難しいことだと
実際にやろうとする気持ちは
簡単に消えてしまいます。

なので、そこは
逆に考えます。

「今の自分は誰を喜ばせられそうかな?」
「今の自分にできるのは何だろう?」

できないものよりも
できるものを見ることこそ
役立ちます。



人間関係は相手がいて成立しますが
自分一人のときの相手は「自分」です。

自分一人のときに、
あなたは自分を喜ばせてますか?

ついつい
「緊急じゃないけど重要なこと」を
後回しにしていませんか?

後回しにし続けるのは
「他人より自分を優先している」と
同じことです。

まず、自分にとって
「緊急じゃないけど重要なこと」を
予定に組み込んで、実行しましょう。



あとは「人生の課題」の順に
相手と行為を見て行けば
わかります。

まずは、仕事の課題です。
仕事など、何かを介した人間関係です。

仕事など、特定のことをして
相手に喜んでもらえたら、
共同体感覚は高まっていきます。



次に交友の課題です。

仕事などを介さず
相手と直接つながる人間関係です。

相手は「友人」と決まってますが
行為は決まっていません。

何をしたら相手は喜ぶかは
自分で考えて決める必要があります。

もし
相手を喜ばせるのが困難であれば
その相手との関係を解消することで
その相手との課題をなくすことが可能です。



その次は愛の課題です。
家族との人間関係です。

相手は家族。
どうやったら喜ぶかを
自分で考えて決める必要があります。

交友の課題と似ていますが
家族は関係を解消することが
できない点で違っています。



共同体感覚が低いために
感じる孤立感は
何かで紛らわせても
消えることはありません。

消えないからと
いくら強度を強めても、
消えることはありません。

消えるとしたら
共同体感覚が孤立感より
高まったときです。



共同体感覚は
「他者への貢献」をすると
高めることができます。

今日、
あなたができる
「他者への貢献」は
何がありますか?



お読みいただき、
ありがとうございます。

プロコーチ8年目、常楽でした。


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