ブルグミュラー25の練習曲から
「無邪気」を分析(アナリーゼ)していきたいと思います
曲の分析3つのステップはこちら!
①曲の構成を考える
②強弱にしるしをつけよう!
③和音を分析してみよう
① 曲の構成を考えよう
♪ラソファミファミレドレドシラド〜シシ〜
というメロディーが最初のところしかなかったですよね
なので
Aは一回しかないようです
そしたら次は
雰囲気の変わるところをBにしましょう
雰囲気が変わるのは…
10小節目から!!
パッと楽譜を見たときにも全然違いますよね!
Aは上から音が下がっているのに
Bは上がってる感じです
リズムもAとBでなんだか違います
なのでそこからをBとします
曲の構成についてはこちら
② 強弱にしるしをつけよう!
強弱にしるしをつけて
曲の構成の下に書き込みます
Q.いちばんもりあがるのはどこかな?
p(ピアノ)ちいさい
f(フォルテ)おおきい
でしたよね
ということは
f(フォルテ)おおきい
のところが
もりあがりポイントかな???
そして音が高くなっていくところも
もりあがりポイントでしたね
そうすると
どこかな〜〜〜〜???
ということで
もりあがりポイントは
☆のところ!!
と分かりますね
Bの途中と一番最後です
そこに向かってもりあげて弾いてみましょう〜〜〜😊
もりあがるところの見つけ方はこちら
小さいところの見つけ方はこちら
③ 和音を分析してみよう!
この曲は「ヘ長調」なので
ヘ長調のカデンツの和音を書き込んでみます
ファラド→○
ミ♭シド→△
ファシレ→□
で書き込みたいと思います
分からないところは書かないでOK
ファラド→○
ミ♭シド→△
ファシレ→□
に当てはまらないところは
この曲の中での
特別な和音ということです
そうすると2段目のところが
全て○△□に当てはまりません!
実はここはハ長調の和音を借りてきていました
(ハ長調の和音→ドミソ○シファソ△)
ということは
ちょっと特別😍
ということです
いちばんもりあがるのは
Bの真ん中や最後だけれど
Aの部分でちょっともりあがるのは
2段目だ!
ということが和音からも分かります☺️
(「cresc.クレッシェンドだんだん大きく」もかいてあるのでここで少しもりあがることが分かりますね)
さて!!!
なぜ!?
と書いたところ(4小節目の最後)は
なぜ#がついているでしょうか??
#なしでファラドのままでも
よいわけです。
Q.なんでドに#ついてるのかな?
「#なし」の「ふつうのド」でもひいてみましょう〜〜
どんなきもちがするかな???
😍
😊
😍
弾きました??
😍
😊
は〜弾いてあげたい!!
レッスンだったら弾いてあげるところ!!!
😍
正解はないのですが笑
このあと「借りてきた和音」ゾーンに入るので
ちょっとした特別なかんじをだしているのかな??
とか
ただのおしゃれかな??
とか
ドよりもド#のほうがレに近いので
つながりをスムーズにするためかな?
とか
考えられます
ということは
どんな理由にせよ
このドの#は
ちょっと特別😍
ということです。
だってドのままでも曲は成立するから!!
そこにわざわざブルグミュラーさんが#にしたということは
ちょっと特別なかんじ
特別扱いしてる!!
ということです。
なので
ドの#をちょっと味わって聴きながら弾けるといいですね☺️☺️☺️💓
まとめ
ということで
「無邪気」を弾く時に気をつけるのは…
・もりあがりポイントを意識してひいてみよう〜〜
・「借りてきた和音」ゾーンもすこしもりあげてみよう〜〜
・ドの#のひびきをあじわってひいてみよう
でした。
f(フォルテ)おおきい
で、もりあげよう!!
と思うと肩や手首に力が入ってくるので
力を抜いて弾きましょう〜〜☺️☺️☺️
そしてこの曲は細かい音符(16分音符)が特徴的です。
そこがもつれないできれいに弾けたらいいですね
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