今回もブルグミュラーアナリーゼシリーズです😊
だんだん何をやればいいか
分かってきたでしょうか??
曲の分析をするときの3つの柱は…
↓
①曲の構成を考える
②強弱にしるしをつけよう!
③和音を分析してみよう!
です。
今回はちょっと難しい!
「バラード」という曲です
それでは始めましょう😊
①曲の構成を考えよう
曲の構成を考えるときは
まず同じところを見つけましょう!!
この曲は最初と同じところが見つかりました!
そこをAとします
↑こんなかんじで
ABAつなぎCodaという構成の曲でした😊
緑色のつなぎの部分は「C」かな?
と思うかもしれないですが
「C」というにはメロディーもあまりはっきりしないかんじですし
他の部分よりも極端に短いので
BからAへ戻る「つなぎ」としてみました。
②強弱にしるしをつけよう
強弱というのは
p(ピアノ)ちいさい
f(フォルテ)おおきい
という大きさを表す記号のことでしたね。
今回は
cresc.(クレッシェンド)だんだんおおきく
dim.(ディミヌエンド)だんだんちいさく
などもでてきました😊
赤でしるしをつけてみました😊
sf(スフォルツァンド)その音をとくにおおきく
は赤ではなく青でしるしをつけてみました。
このsf(スフォルツァンド)の部分は
曲の全体像として大きくしたい
というよりは
その音だけを少し強調して弾きたい!
という意味だと思ったからです。
>(アクセント)のような意味合いですね😊
ちょっとポイントが欲しくて
ブルグミュラーさんは書いたのだと思います。
というわけで赤でしるしをつけた部分を
曲の構成の下に書き込みます
こんなかんじになりました
けっこう山の起伏がありますね
盛り上がりポイントは☆の部分です。
③和音の分析をしよう
この曲は全体がハ短調で
Bの部分でハ長調に転調しています。
ハ短調は
ド♭ミソ
シファソ
ドファ♭ラ
ハ長調は
ドミソ
シファソ
ドファラ
と楽譜に書いてみましょう
これはカデンツの和音ですよ〜!
私がやってみるとこんなかんじになりました〜!
↓
のところを膨らませて弾く
のところはちょっとだけ膨らませて弾くと
うまくいくことが多いですよ〜
は安心・安定の和音です。
そして
またで書けない部分が出てきました。
そこは「借りてきた和音」です。
「借りてきた和音」は特別
なところ
なのでちょっと違う雰囲気を感じて弾きましょう
高まる気持ちを表現できると良いですね。
ブルーの部分の「借りてきた和音」は
sf(スフォルツァンド)もついていて
ちょっとインパクトがある部分ですよね
普通とは違う意気込みで演奏してみると良いです。
Bの部分(ピンク)の借りてきた和音は
エレガントですよね〜〜
ここも高まる気持ちを表現してみましょう
(自分で和音を味わってみてね!!)
まとめ
というわけで
客観的に楽譜に書かれた事実から
分析してみましたが
いかがでしたでしょうか?
新しい発見はありましたか?
どんなことでも自分が感じたことは
真実なので大切にしてくださいね〜〜
この曲のポイントは
・左手の細かい音符がもつれずに綺麗に弾けるか?
・真ん中で調が変わる部分をパッと雰囲気変えて表現できるか?
・跳躍がうまくできるか?
・sf(スフォルツァンド)やスタカッティッシモ(強いスタッカート)の表現(鋭く強く美しく弾けるか?)
ですね。
こんな記事を読んで練習深めていってくださいね〜!!!
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