よそうかい - トレーダーの独り言 2 -4ページ目

大豆大幅反発

シカゴ大豆は大幅反発。

先週金曜発表の強気の作付意向が改めて材料視された。

先週金曜の作付意向では、コーンの作付増とそれを受けたストップ安が
大きなショックとなり、本来ならかなりの強気材料であるはずの大豆の
作付減は隅に追いやられた格好となっていた。しかし、コーンの売りが
午前中に一巡したことで、改めて作付の数字を見た買いが集まることとなった。
数字だけを見れば、先週に8ドルを試す展開になっていても
おかしくなかっただけに、本日の反発自体は何ら驚くことではない。

問題は、こうした買いがいつまで続くかだろう。ブラジルの農業
コンサルタントのセレレスは同国の生産を5,860万トンと推定、
先週末にはサフラス・エ・メルカドが5,981万トンとの推定も出している。
ブラジルの豊作はほぼ確定的、今後も生産推定は引き上げられ
最終的に 6,000万トンに届く可能性もあるのではないか。同国産の大豆が
市場に出回り始めれば、当然米産の輸出が落ち込むことになる。

今のところこうした材料はほとんど注目されていないが、
作付意向発表後の混乱が収まれば、改めて前面に
出てくることも考えられる。5月限が8ドルを試す水準になれば、
売りのチャンスを探っても良いのではないか。


原油大幅続伸

NY原油は大幅続伸。

イランが当初予定していた英軍の女性兵士の解放を取りやめるなど、
両国間の緊張が高まっており、ペルシャ湾の石油供給に対する不安が高まった。

本日はイラン問題一色の展開といっても過言ではないだろう。
オイルムーブメントはOPECの石油輸出がこの先大きく増えるとの
見通しを発表したが、ほとんど売り材料視されることもない。
同社の推定はこれまでも度々価格下落の大きなきっかけとなってきたが、
今の状況ではOPECの輸出が減ろうが増えようが、全く関係ないといったところだろう。

イランと英国は現在、イラン軍によって兵士が拘束された地点を巡って
激しく対立しており、このまま両社が意地の張り合いを続けることも十分に
考えられる。いずれかの地点で両国が折り合いを付け、平和的に兵士が
解放されることになると思われるが、それに至るまでに予想以上に時間が
掛かる可能性も出てきたということだ。

現時点で両社が軍事衝突を起こし、ペルシャ湾からの石油輸出が停止して
しまうと言う最悪の事態を真剣に想定している向きはまだまだ少数派だろう。
問題が解決すれば一気に売りが膨らむことも十分に分かっているはずだ。
だからといって、現在66ドル台で推移する原油を割高だといって売ることが
出来る度胸がある訳でもない。結局、問題解決の兆しが見えるまでは
買いで攻めるしかない。兵士が解放され価格が急落する直前に、
一体何処まで値を伸ばしているのかは誰にも見当が付けられないだろう。


景気スローダウンとインフレ懸念が金を支える

NY金は反発。

イランによる英国軍兵士拘束事件をきっかけとした中東情勢の緊迫は、
市場にとって新鮮なサプライズになったようだ。イランの核開発に絡む
国際的緊張については皆が認識していたはずだが、原油にしろ金にしろ、
最近こうしたものを材料に大きく相場が動くことがなかった。結局は何も
起こらないのではとの見方がじわじわと広がっていたのは事実だろう。
拘束事件は恐らく数日中に解決されると思われるが、それで全てが
解決されるわけではない。今後はこの種のニュースに相場が反応し易くなりそうだ。

本日はバーナンキFRB議長の議会証言が行われた。景気の減速を
認めると共にインフレに対しても強い警戒感を示す内容を受け、
株式市場は大きく売りが膨らんだ。インフレへの警戒が強く、すぐに
利下げに転じることはないとの見方が広がったのは、金にはひとまず
弱気に働いたようだが、必ずしもそういうわけではない。

市場のインフレ見通しを示す指標となるインフレ連動債(TIPS)と通常国債の
イールドスプレッドは、このところ拡大を続けている。金は特に拡大局面において、
このスプレッドとの連動性が高い。FEDもこの指標が落ち着きを見せるまで、
おいそれと利下げには踏み込めないだろうが、だからといって金が売られると
考えるのは早計だ。インフレへの懸念は本来金にとって大きな強気材料、
インフレヘッジとしての役割が改めて評価されれば、買いが集まることになるだろう。

また、インフレ懸念の再燃は株にとって大きな悪材料となる。サブプライム問題という
爆弾を抱える中で株価が下がり続ければ、FEDはどこかでインフレリスクを
取ってでも利下げに踏み切らざるを得ない状況に陥ると考える。

利下げをしなければ株を離れた資金の受け皿、利下げをすれば
インフレヘッジとしての需要増と、今の金にとっては結局買い材料に
つながるものばかりといえるのではないだろうか。




ドル小幅安

NY為替はドル小幅安。消費者信頼感指数が予想以上に落ち込んだ
ことなどがドル売りにつながった。NYでは消費者信頼感指数で
ドル売りが進む場面も見られたものの、明日のFRB議長証言を前に
様子見気分も強く、それ以上積極的な動きはなかった。

またNY午後遅くにはペルシャ湾でイランと米国か英国の軍事衝突が
起こったとの噂が流れ原油が急騰、一時的にユーロが買われたが、
その後噂が否定されたことで市場は落ち着きを取り戻しつつある。

本日は消費者信頼感指数が予想以上の落ち込みとなったこともあり
ドル売りが広がったが、明日のバーナンキ議会証言を前に取引を
控える向きも多かったようだ。消費者指数は株価急落とガソリンの
上昇のダブルパンチで予想以上に低下。本来ならもう少しドルが
売られても良かったと思うが、議長証言の他にも重要指標発表が
続くことが値動きを抑えたようだ。

バーナンキ議長は他のFRB高官同様にサブプライム問題が他の
分野に波及する可能性は低いとの見方を示すのだろうが、株価や
住宅関連指数に影響が出ているのは明らかなだけに、ある程度の
懸念は示すものと考える。そのあたりの言葉使いや、強気、弱気の
バランスなどが注目の的となるのだろう。

指標では明日の耐久財受注、明後日のGDPなどが注目される。
耐久財は大きく落ち込んだ前月の反動もありかなりの増加が
見込まれているが、果たしてその通りとなるか。GDPでは同時に
発表される企業収益により注目したい。企業が利益を出している限り
景気は大きく落ち込むことはないのだが、そう簡単にはいかないだろう。
あまり良い数字は出ないのではないか。

原油続伸

NY原油は続伸。イランを巡る国際的緊張が高まっていることや、
製油所事故を受けた石油製品価格の上昇が下支えとなった。

先週金曜に英国軍の水兵ら15名を拘束したイランは、週末に
国連安保理が新たな制裁決議を採択したことに反発、IAEAの
査察活動の一部を制限する意向を示した。久しぶりにイランを
巡る情勢が緊迫したことから原油にも買いが集まっているが、
ニュースの派手さに比べると、どうも動きが緩慢という印象を受ける。

最後まで63ドルの大台を抜け切れなかったところにも、
そうしたものが表れているのではないか。

本日はそれよりも、製油所トラブルを受けた石油製品が600ポイント以上
急騰したのが目に付いた。BPは本日になって 22日にインディアナ州
ホワイティング製油所で火災が発生していたことを発表、流動触媒装置
などが稼動を停止しており、再開の見通しも立っていないという。
日量41万バレルの生産能力を持つ製油所のトラブルだけに、
市場への影響も大きい。

このニュースを受けてガソリンは2ドルの大台をあっさりと上抜けている。

それにしてもBPは節目節目で決め手となるトラブルを起こしてくれる。
死者まで出したテキサスシティー製油所の事故解明はほぼ終了したが、
コスト削減のために安全管理を怠った同社の体質は、一製油所だけに
とどまるものではないだろう。あれから徹底的に安全対策が講じられて
いるはずなのだが、BPのトラブルがよく目に付くのは確か。

さて、今回は何処まで問題が露呈するのだろう。


NY金反落

NY金は大幅反落。週末を前にポジション整理の売りが大きく膨らんだ。

地政学リスク、マネーの流れ、インフレ懸念と、現在の金の変動要因を
乱暴に3つに分けた場合、マネーの影響力が高まっていることは本日の
動きを見るだけでも明らかだろう。原油を大きく押し上げたイラン軍による
英国軍兵士の拘束事件をほとんど材料視することなく、中古住宅販売の
強気の数字を嫌気した売りが膨らんだ。

ここまでの上昇がハイペースだったから、週末を前に手仕舞い売り圧力が
高まっていたことを割り引いて見ても、結構な下げだったのではないか。

ただ、こうした指標結果を受けた動きは長続きしないことも多い。
サブプライムローンの問題が何処まで影響するかは別にしても、
中長期的に見ると株から金などに資金が流れ込む可能性は高い。
イラン問題で地政学リスクが高まる可能性が出てきたし、
インフレ見通しも徐々に高まっている現状を考えれば、
この程度の価格調整で大騒ぎする必要はないだろう。


ドル大幅反発

為替はドルが大きく反発。前日のFOMC後のドル売りは
行き過ぎだったとの見方が広まった。

前日はFOMC声明文で追加引き締め(Additional firming)という文言が
なくなったことを受け目先の利下げ期待が高まり、ドルが大きく売られたが、
一夜明けると状況は一転。すぐに利下げを行う訳ではないとの見方から
大きくドルが買い戻された。混乱はある程度予想されたものだったが、
ドル/円が一気に118円台まで値を伸ばしたのには驚いた。
円は本当にいつまでもキャリートレードの影響を引きずっているようだ。

しかし最近の市場は上へ下へと本当によく値が動く。こういう状況で
あまり短期的な値動きに振り回されていても仕方がない。FOMCの内容が
ドルに対して本当に弱気だったのかは、昨日今日の動きだけで絶対に判断すべきではない。

中長期的に見ると、FOMCはやはりドルに対して弱気だろう。少なくとも
目先の追加利上げの可能性が大きく後退したことだけは確かだ。
今回の声明文は中立に戻しただけで、利下げの可能性を示唆した
訳ではないとの見方がドル買い戻しの背景にあったようだが、
そんなことは当たり前の話。

「追加引き締め」が、いきなり「緩和的措置」に変更されることなどあり得ない。
FEDが将来的に利下げに動く予定であっても、緊急事態でない限り中立的な
表現を間に挟むのは当然のことだ。特に対ユーロでは、追加利上げに
意欲満々のECBと、ほとんど引き締めの可能性がなくなったFRBとの差は歴然だ。
対円は値動きも日銀の方針も相変わらず訳が分からないので、
しばらくはユーロを中心に戦略を組み立てるべきだろう。


FOMC受け金は電子取引で上昇

本日はポジション整理の動きがほとんどで、あまり見るべきところもない
一日だったといえよう。注目はもちろん、引け後に発表された
FOMCの声明文。内容はこれまでの情勢判断ではインフレの進行や
景気の弱含みを認めたものの、目先の景気判断ではそれまでの
見通しを維持するというパターン。見通しが外れた後の頑固な
アナリスト・レポートのような感じもする。

それでも今後の金融政策の部分では、これまでは将来の金融
引き締めを前提に書かれていたのが、利上げ、利下げどちらも
あり得るとの表現に変更された。この流れでいくと、次回か
その次には金融緩和に傾き、8月あたりで利下げというシナリオを
描くことが出来る。

グリーンスパン元議長が予想する景気後退の兆候が今後明確に
表れてくるようなら、6月末の会合の可能性もあるだろう。
明日はバーナンキ議長がクレジットリスクについての講演を行う。
サブプライム・ローン問題が景気後退を助長するのか、彼の分析が注目される。

FOMC後に電子取引で買いが先行したのを見ても分かるよう、
この先利下げの見方が強まるようなら、金の上昇にも勢いがつくだろう。
直近の高値を上抜け700ドルだいを達成するのは5月頃との見方を
示していたが、早ければ4月中にもそうした場面が見られるかも知れない。



バーナンキ議長のお手並みは

為替は対円を中心にドルが反落。

朝方発表された住宅着工件数は予想を上回ったものの、市場は
建築許可件数が弱かったことの方に反応。また中国人民銀行総裁が
エマージング・マーケット誌とのインタビューで外貨準備をこれ以上
積み増ししないとの意向を示したと伝えられたこともドル売りを誘った。

朝方発表された住宅着工では、予想を大きく上回った新規着工件数より、
先行指標となる建築許可の落ち込みの方に反応、こういうところにも
サブプライム・ローンの影響が見え隠れする。一方、中国人民銀行の
周総裁の発言は、今ひとつピンと来ない。外貨準備の積み増しを
止めるというのは、人民元を市場に連動させて為替介入を止めるということと、
ほぼ同じ意味を持つが、現時点でそういうことを行うとは到底思えないからだ。
ドルを買うことなしに人民元を安値にとどめておく秘策があるのなら話は別だが・・・

明日のFOMCでは、バーナンキ議長も非常に微妙な舵取りを要求されそうだ。
声明文の内容もかなり微妙なものとなるだろう。サブプライム問題や住宅市場の
落ち込みは十分に考慮されるとは思うが、一方でインフレに関する指標が
全く改善していないのも事実。インフレが許容範囲を大きく超える水準で
高止まりする中、まだ具体的な兆候が表れていないサブプライム問題を理由に、
どこまで緩和の方向に舵を切るのかが注目されるところだ。

景気判断の部分に変更を加えることはあっても、目先の金融方針については
あまり大きく変えないのではないだろうか。

景気後退懸念とインフレ懸念、まさに前門の虎、後門の狼といった心境だろう。


ガソリンの高値更新で原油も強気

NY原油は限月間でまちまち。

明日納会を迎える期近4月限は手仕舞い売りに押される一方、
期先はガソリンの上昇を好感し小幅ながら値を伸ばした。

ガソリンは先週EIAやOPECが相次いで弱気の見通しを出したことから
先行きにやや不安が広がったが、結局は本日の上昇で直近の
高値更新となった。製油所稼働率の回復で需給が緩む可能性が
あるのは確かだが、今のところそこまで心配する必要はないようだ。
ガソリンが堅調に推移する限り、原油も引き続き強気見通しを維持することにしよう。

週末には中国人民銀行が0.27%の利上げを行い、好調だった需要が
伸び悩むのではとの懸念が広がったが、こちらも大きな影響は見られず。
中国が金融引き締めを行うのは、それだけ経済が強いことの表れとも
取ることができるし、仮に効果が表れるとしても半年以上先のことだろう。
中国の需要は相場への影響が大きいだけに、注意して推移を見守る
必要はあるが、現時点で必要以上に神経質になる必要はないと思われる。

また、市場では先週末に明らかにされたエネルギー省による戦略備蓄
積み増しも意識されているようだ。5月には400万バレルの積み増しを計画、
1994 年以来で市場から直接買い付けるという。買付は7月まで続くと見られる。
大まかな計画は既に織り込み済みとはいえ、具体的な計画が出てくると市場の
雰囲気も変わってくるだろう。日量10万バレルを超える需要が
新たに出てくるのだから、春の不需要期とも言っていられなくなる。