金700ドルは時間の問題?
NY金は小幅反発。
本日はプラチナに来月初めのETF上場による需要増を見越した買いが
集まり大幅高、直近の高値を更新し1,300ドル台まで値を伸ばした。
プラチナETFに関しては生産者から強い反対意見が出ている他、最低投資金額も高く
参加者も限られるようだ。順調に運営が行われ実際に需要が伸びてくるのかは、
はっきりいって未知数だ。当面は期待感もありプラチナ主導の上昇が続くのかもしれないが、
銀ETFが初めて上場された時のような盛り上がりは期待しないほうが良いかもしれない。
金は買われ過ぎ感が相当高まっていると思われるが、プラチナの急騰に加えドル安も
下支えとなり、大きく手仕舞い売りは膨らまない。ここまで来れば700ドルも時間の
問題だろう。ただ、その後は達成感もあり、大きく値を下げる可能性は否定できない。
700ドルまでの後5-7 ドルを取りに行くには、リスクが高すぎるだろう。
本日はプラチナに来月初めのETF上場による需要増を見越した買いが
集まり大幅高、直近の高値を更新し1,300ドル台まで値を伸ばした。
プラチナETFに関しては生産者から強い反対意見が出ている他、最低投資金額も高く
参加者も限られるようだ。順調に運営が行われ実際に需要が伸びてくるのかは、
はっきりいって未知数だ。当面は期待感もありプラチナ主導の上昇が続くのかもしれないが、
銀ETFが初めて上場された時のような盛り上がりは期待しないほうが良いかもしれない。
金は買われ過ぎ感が相当高まっていると思われるが、プラチナの急騰に加えドル安も
下支えとなり、大きく手仕舞い売りは膨らまない。ここまで来れば700ドルも時間の
問題だろう。ただ、その後は達成感もあり、大きく値を下げる可能性は否定できない。
700ドルまでの後5-7 ドルを取りに行くには、リスクが高すぎるだろう。
原油続落
NY原油は続落。
前日精製能力の半分以上の生産回復を発表したバレロエナジーの
テキサス州マキー製油所に続き、スノコのフィラデルフィア製油所も
週末までにフル稼働に達するとの見通しを発表、ガソリンを中心に
大きく売りが膨らんだ。また、午後遅くには先週末にオイル漏れが
見つかり一部が稼動を停止しているカナダと中西部を結ぶパイプラインが
明日にも再開するとのニュースもあり、現在の市場はかなり弱気に
傾いているといっても過言ではないだろう。
ガソリン価格はこうした材料を受け先週の高値から15セント以上急落、
強気トレンドの中の一時的な価格調整とは言い切れない水準まで値を
戻している。これまでガソリンの上昇が続く限り原油も値を伸ばし
続けるとしてきたが、これだけ値を下げた以上、いつまでもそうした
前提を使い続けるわけにもいかない。ガソリンが再び上昇基調を
取り戻すまで(明日かもしれないが)、しばらくは価格調整が進むと考えた方が良いだろう。
もっとも、製油所のトラブルはまだ他にもあるし、これで全面的に
弱気転換というわけにもいかない。マキー製油所の予定外のトラブルで
技術者が不足、予定していた点検が後ろにずれ込んでいる製油所も
出てきていると聞く。製油所稼働率が上昇しガソリンの国内生産が増加、
在庫も積み増しに転じる兆候がはっきりと数字に表れてくるまでは、
中長期的な強気見通しを変える必要はないと思われる。
ガソリン主導の上昇は5月前半まで続くことが多いし、この先もトラブルが
続けば 7月あたりまで値上がりが続くことも十分に考えられる。
前日精製能力の半分以上の生産回復を発表したバレロエナジーの
テキサス州マキー製油所に続き、スノコのフィラデルフィア製油所も
週末までにフル稼働に達するとの見通しを発表、ガソリンを中心に
大きく売りが膨らんだ。また、午後遅くには先週末にオイル漏れが
見つかり一部が稼動を停止しているカナダと中西部を結ぶパイプラインが
明日にも再開するとのニュースもあり、現在の市場はかなり弱気に
傾いているといっても過言ではないだろう。
ガソリン価格はこうした材料を受け先週の高値から15セント以上急落、
強気トレンドの中の一時的な価格調整とは言い切れない水準まで値を
戻している。これまでガソリンの上昇が続く限り原油も値を伸ばし
続けるとしてきたが、これだけ値を下げた以上、いつまでもそうした
前提を使い続けるわけにもいかない。ガソリンが再び上昇基調を
取り戻すまで(明日かもしれないが)、しばらくは価格調整が進むと考えた方が良いだろう。
もっとも、製油所のトラブルはまだ他にもあるし、これで全面的に
弱気転換というわけにもいかない。マキー製油所の予定外のトラブルで
技術者が不足、予定していた点検が後ろにずれ込んでいる製油所も
出てきていると聞く。製油所稼働率が上昇しガソリンの国内生産が増加、
在庫も積み増しに転じる兆候がはっきりと数字に表れてくるまでは、
中長期的な強気見通しを変える必要はないと思われる。
ガソリン主導の上昇は5月前半まで続くことが多いし、この先もトラブルが
続けば 7月あたりまで値上がりが続くことも十分に考えられる。
プラチナETFで金続伸
NY金は続伸。
前半は原油の下落などを嫌気し売りに押される展開となったものの、
その後ユーロが引き続き堅調に推移していることや、スイスで銀や
プラチナのETFが上場されるとの発表を手掛かりに買いが進み、
最後は直近の高値を更新して終了した。
原油の下落に押され売りが膨らむ場面も見られたものの、最後は
ユーロ高などを受けた買いが優勢となった。今は原油よりユーロ/ドルの
動きを見た買いが一番活発なようだ。いずれにせよ、ここまでくれば
700ドルをつけるまで値を伸ばすのは確実だろう。
次の展開はそこから考えることになりそうだ。
他には週末に明らかになったスイスにおける銀、プラチナ、パラジウムの
ETF上場が材料となった。プラチナETFは以前にも市場の噂となり買いを
誘った経緯があるが、今回は噂ではなく上場開始の発表だったにも関わらず、
市場の反応はそれ程大きくない。現物市場の流動性が必ずしも十分ではない
プラチナにETF絡みの需要が加われば、相場が天井知らずとなる可能性も
十分あり得るのだが、ETFが実際に現物を買い付けると決まっている訳では
ないのも、市場が比較的冷静だった理由だろうか。
とにかく、詳細を見てみないことには何ともいえない。
前半は原油の下落などを嫌気し売りに押される展開となったものの、
その後ユーロが引き続き堅調に推移していることや、スイスで銀や
プラチナのETFが上場されるとの発表を手掛かりに買いが進み、
最後は直近の高値を更新して終了した。
原油の下落に押され売りが膨らむ場面も見られたものの、最後は
ユーロ高などを受けた買いが優勢となった。今は原油よりユーロ/ドルの
動きを見た買いが一番活発なようだ。いずれにせよ、ここまでくれば
700ドルをつけるまで値を伸ばすのは確実だろう。
次の展開はそこから考えることになりそうだ。
他には週末に明らかになったスイスにおける銀、プラチナ、パラジウムの
ETF上場が材料となった。プラチナETFは以前にも市場の噂となり買いを
誘った経緯があるが、今回は噂ではなく上場開始の発表だったにも関わらず、
市場の反応はそれ程大きくない。現物市場の流動性が必ずしも十分ではない
プラチナにETF絡みの需要が加われば、相場が天井知らずとなる可能性も
十分あり得るのだが、ETFが実際に現物を買い付けると決まっている訳では
ないのも、市場が比較的冷静だった理由だろうか。
とにかく、詳細を見てみないことには何ともいえない。
原油大幅高
NY原油は大幅続伸。
IEAは月報で世界需要見通しを引き下げる一方、OPEC減産による
消費国の在庫取り崩しが進んでいることに対して強い懸念を表明。
市場は後者の部分を手掛かりに買いが先行した。強弱材料が入り
混じる中、強気の部分に注目が集まるのはそれだけ地合いが
強いことの表れと、素直に強気にとって良いだろう。
ここまで上昇してくるとOPECの生産増が気になってくるところだが、
今のところそうした気配はあまり感じられない。最近の価格上昇を
受け彼らが生産を増やしたとしても、それが数字に出てくるのは
まだ1ヶ月は先の話。今のところOPECは、価格上昇は地政学
リスクなどによる一時的なものとしており、減産方針を転換する動きは
見せていない。オイルムーブメントによる輸出量推定は一ヶ月前に
比べ21万バレル増えているが、材料視されることはなかった。
また本日は午後からお決まりの製油所トラブルでガソリンが急伸、
直近の高値を2日連続で更新している。現時点で把握しているものは
コノコフィリップスの加州ウィルミントン製油所のガソリンユニット閉鎖、
シトゴのルイジアナ州レイクチャールズ製油所の蒸留装置閉鎖、
トタルのテキサス州ポートアーサー製油所の点検に伴う前倒し閉鎖など。
これだけ揃えば、高値更新も当然だろう。前日の在庫統計では製油所
稼働率が上昇したことよりもガソリン生産の減少を重視するべきと指摘したが、
こうした状況が続けば稼働率自体もまた下がってしまう恐れもあるだろう。
いずれにせよ、ガソリンが上昇トレンドを維持している限り、
原油もそれに追随すると思われる。
IEAは月報で世界需要見通しを引き下げる一方、OPEC減産による
消費国の在庫取り崩しが進んでいることに対して強い懸念を表明。
市場は後者の部分を手掛かりに買いが先行した。強弱材料が入り
混じる中、強気の部分に注目が集まるのはそれだけ地合いが
強いことの表れと、素直に強気にとって良いだろう。
ここまで上昇してくるとOPECの生産増が気になってくるところだが、
今のところそうした気配はあまり感じられない。最近の価格上昇を
受け彼らが生産を増やしたとしても、それが数字に出てくるのは
まだ1ヶ月は先の話。今のところOPECは、価格上昇は地政学
リスクなどによる一時的なものとしており、減産方針を転換する動きは
見せていない。オイルムーブメントによる輸出量推定は一ヶ月前に
比べ21万バレル増えているが、材料視されることはなかった。
また本日は午後からお決まりの製油所トラブルでガソリンが急伸、
直近の高値を2日連続で更新している。現時点で把握しているものは
コノコフィリップスの加州ウィルミントン製油所のガソリンユニット閉鎖、
シトゴのルイジアナ州レイクチャールズ製油所の蒸留装置閉鎖、
トタルのテキサス州ポートアーサー製油所の点検に伴う前倒し閉鎖など。
これだけ揃えば、高値更新も当然だろう。前日の在庫統計では製油所
稼働率が上昇したことよりもガソリン生産の減少を重視するべきと指摘したが、
こうした状況が続けば稼働率自体もまた下がってしまう恐れもあるだろう。
いずれにせよ、ガソリンが上昇トレンドを維持している限り、
原油もそれに追随すると思われる。
IMFレポートでユーロ円が上昇
為替は円売りが進行。
IMFは本日発表した世界経済見通しで、07年度の日本のGDP成長率を2.3%とする一方、
米国の伸び率を2.2%に引き下げ、16年ぶりに日米の経済成長率が逆転する結果となった。
もっとも、IMFは日本のインフレ率はゼロに近く、容認できる状況にはないとし、利上げは
出来るだけゆっくりと行うべきとも指摘しており、発表後はこちらがより材料視され円売りが
膨らんだ。同じ2.3%成長でも夏までにECBは金利を4%に引き上げるべきとした欧州とは対照的、
ユーロ/円が160円の大台をあっさりと上抜けたのも当然か。
午後にはFOMCの議事録が発表された。参加者全員がインフレは穏やかに沈静化するとの
見通しがはずれ(インフレが)加速するリスクを懸念しているとの記述があったのを手掛かりに、
今度はドル買いが膨らんだが、一方で景気の見通しについても不透明感が広がってきたとの
見方もあり、一方的なドル買いにはつながらなかった。この他、クリーブランド連銀の
ラッカー総裁が最近のインフレ指標の強さを懸念し追加利上げの必要性を示唆したが、
もともと超タカ派の総裁だけに大きく反応することはなかった。バーナンキFRB議長も
スピーチを行ったが、こちらは経済やインフレ見通しについての言及はなし。
足下の物価指標を見る限り、FEDがすぐに利下げを行うことは難しい。しかし一方では
住宅市場の落ち込みや設備投資の伸び悩みなど、景気後退へのリスクが高まっている。
インフレの高止まりがFEDの利下げを必要以上に遅らせるようなことになれば、景気や
株価に大きな影響を与える恐れも十分に考えられる。後手を取ったFEDがあわてて
50ポイントといった緊急利下げを行うような事態となれば、ドルにもかなりの売り圧力となるだろう。
明日はECBの理事会が行われる。こちらの方は相変わらずインフレ警戒モード一色、
5月の利上げを示唆する内容がトリシエ総裁の口から出てくれば、
更にユーロ買いの圧力が高まることになりそうだ。
IMFは本日発表した世界経済見通しで、07年度の日本のGDP成長率を2.3%とする一方、
米国の伸び率を2.2%に引き下げ、16年ぶりに日米の経済成長率が逆転する結果となった。
もっとも、IMFは日本のインフレ率はゼロに近く、容認できる状況にはないとし、利上げは
出来るだけゆっくりと行うべきとも指摘しており、発表後はこちらがより材料視され円売りが
膨らんだ。同じ2.3%成長でも夏までにECBは金利を4%に引き上げるべきとした欧州とは対照的、
ユーロ/円が160円の大台をあっさりと上抜けたのも当然か。
午後にはFOMCの議事録が発表された。参加者全員がインフレは穏やかに沈静化するとの
見通しがはずれ(インフレが)加速するリスクを懸念しているとの記述があったのを手掛かりに、
今度はドル買いが膨らんだが、一方で景気の見通しについても不透明感が広がってきたとの
見方もあり、一方的なドル買いにはつながらなかった。この他、クリーブランド連銀の
ラッカー総裁が最近のインフレ指標の強さを懸念し追加利上げの必要性を示唆したが、
もともと超タカ派の総裁だけに大きく反応することはなかった。バーナンキFRB議長も
スピーチを行ったが、こちらは経済やインフレ見通しについての言及はなし。
足下の物価指標を見る限り、FEDがすぐに利下げを行うことは難しい。しかし一方では
住宅市場の落ち込みや設備投資の伸び悩みなど、景気後退へのリスクが高まっている。
インフレの高止まりがFEDの利下げを必要以上に遅らせるようなことになれば、景気や
株価に大きな影響を与える恐れも十分に考えられる。後手を取ったFEDがあわてて
50ポイントといった緊急利下げを行うような事態となれば、ドルにもかなりの売り圧力となるだろう。
明日はECBの理事会が行われる。こちらの方は相変わらずインフレ警戒モード一色、
5月の利上げを示唆する内容がトリシエ総裁の口から出てくれば、
更にユーロ買いの圧力が高まることになりそうだ。
原油反発
NY原油は反発。
前日の急落はファンドのポジション調整による部分が大きかったこともあり、
本日の反発は予想の範囲内。むしろ期近の上昇幅は物足りないくらいだ。
イランが商業規模のウラン濃縮の開始を発表するなど、それなりに材料は
あるのだが、英兵士が解放されてからというもの、材料に事欠く感は否めない。
ファンドのポジション整理が加速したのも、なんとなく理解できる。
明日は在庫統計が発表されるが、はたして大きく相場を動かす手掛かりに
なるのだろうか。前週はガソリン在庫が大幅取り崩しとなったが、原油を
押し上げるには至らなかった。事前予想では小幅の増減にとどまるようだが、
あまり偏った見方をしない方が良いだろう。製油所稼働率が大きく上昇する
ようなら、強気姿勢はやや控えめにした方が賢明だ。
中国税関総局の発表によると、同国の3月原油輸入は前年比で8.9%増加した。
昨夏から始まっている戦略備蓄の積み増し需要が輸入増の背景にあるのは
間違いない。5月からは米国でも積み増しが再開されるが、こうした需要も
合わせればバカにならない量となる。
65ドルを超える水準では売りが膨らむ可能性は高まるが、流れが下向きに
転じるまでには至らないだろう。製油所トラブルやイラン情勢不安などを
手掛かりに、またまた堅調な値動きが続きそうだ。5月前半あたりを
当面のピークに、70ドル近くまで値を伸ばすのではないか。
前日の急落はファンドのポジション調整による部分が大きかったこともあり、
本日の反発は予想の範囲内。むしろ期近の上昇幅は物足りないくらいだ。
イランが商業規模のウラン濃縮の開始を発表するなど、それなりに材料は
あるのだが、英兵士が解放されてからというもの、材料に事欠く感は否めない。
ファンドのポジション整理が加速したのも、なんとなく理解できる。
明日は在庫統計が発表されるが、はたして大きく相場を動かす手掛かりに
なるのだろうか。前週はガソリン在庫が大幅取り崩しとなったが、原油を
押し上げるには至らなかった。事前予想では小幅の増減にとどまるようだが、
あまり偏った見方をしない方が良いだろう。製油所稼働率が大きく上昇する
ようなら、強気姿勢はやや控えめにした方が賢明だ。
中国税関総局の発表によると、同国の3月原油輸入は前年比で8.9%増加した。
昨夏から始まっている戦略備蓄の積み増し需要が輸入増の背景にあるのは
間違いない。5月からは米国でも積み増しが再開されるが、こうした需要も
合わせればバカにならない量となる。
65ドルを超える水準では売りが膨らむ可能性は高まるが、流れが下向きに
転じるまでには至らないだろう。製油所トラブルやイラン情勢不安などを
手掛かりに、またまた堅調な値動きが続きそうだ。5月前半あたりを
当面のピークに、70ドル近くまで値を伸ばすのではないか。
NY金反落
NY金は反落。
グッドフライデーで市場が休みの間に発表され、予想以上に強気の内容だった
雇用統計などなかったかのように前半は買いが先行したが、中盤以降は
原油の急落に引きずられる格好で値を下げた。雇用統計は賃金上昇など
インフレ懸念を煽る側面もあるので、結果が強くとも一概に金に対する売り材料に
なるとはいえない。一方、先週の上昇でかなり買われ過ぎ感が高まっていたのも
事実だから、原油に連れ手仕舞い売りが膨らんだのも納得の行くところだ。
目先はこうした売りがどの程度続くのかが焦点となるだろう。売りがあと1、2日で
収まり、670ドル台を維持するようなら、地合いは相当強いと考えてよい。上昇を
再開すればすぐに直近の高値を上抜け、690ドルあたりまでは値を伸ばすだろう。
しかし、660ドルを割り込むようなら少しポジションを縮小し、
今後の流れを慎重に見極めた方が良いと思われる。
グッドフライデーで市場が休みの間に発表され、予想以上に強気の内容だった
雇用統計などなかったかのように前半は買いが先行したが、中盤以降は
原油の急落に引きずられる格好で値を下げた。雇用統計は賃金上昇など
インフレ懸念を煽る側面もあるので、結果が強くとも一概に金に対する売り材料に
なるとはいえない。一方、先週の上昇でかなり買われ過ぎ感が高まっていたのも
事実だから、原油に連れ手仕舞い売りが膨らんだのも納得の行くところだ。
目先はこうした売りがどの程度続くのかが焦点となるだろう。売りがあと1、2日で
収まり、670ドル台を維持するようなら、地合いは相当強いと考えてよい。上昇を
再開すればすぐに直近の高値を上抜け、690ドルあたりまでは値を伸ばすだろう。
しかし、660ドルを割り込むようなら少しポジションを縮小し、
今後の流れを慎重に見極めた方が良いと思われる。
原油小幅続落
NY原油は小幅続落。
イースターの連休を控え、全般的には動意の薄い展開。イランに拘束されていた
英兵士の解放を受けた売りが残り上値を重くするものの、ガソリンが直近の
高値を更新する展開となる中で積極的に売るむきも出てこない。結局は64ドルを
はさんだ比較的狭い値幅での上下を繰り返す格好となった。
製油所は春先の定期点検を終了し、ドライブシーズンに向けガソリンの生産を
本格化させる時期に来ているが、本日はそれに水を差すようなトラブルが
相次いで伝わってきた。BPのテキサスシティー製油所では落雷、先月から
FCCが追試しているインディアナ州ホワイティング製油所では新たに火災が発生。
エクソンモービルのボーモン製油所ではガス漏れ騒ぎ、ライオンデルの
ヒューストン製油所では原因不明のトラブルでFCCが停止と、
把握しているだけでもこれだけをすぐに挙げられる。
前日の在庫統計でガソリン在庫が500万バレル以上取り崩されたのを見ても
分かるよう、製油所の生産能力はかなり下がってきている。消費した原油に
対する石油製品生産比率も下がってきており、稼働率の推移で見る以上に
製油所のトラブルが深刻な可能性も高い。一部では製油所トラブルは
ガソリンの上昇につながる一方、原油消費を鈍らせ原油には弱気に働くとの
意見もあるようだが、逆立ちしてもこれには賛成できない。やはり、今の時期は
ガソリンが上昇すればそれに連れて原油も値を伸ばしていくと考えるのが筋だ。
イースターの連休を控え、全般的には動意の薄い展開。イランに拘束されていた
英兵士の解放を受けた売りが残り上値を重くするものの、ガソリンが直近の
高値を更新する展開となる中で積極的に売るむきも出てこない。結局は64ドルを
はさんだ比較的狭い値幅での上下を繰り返す格好となった。
製油所は春先の定期点検を終了し、ドライブシーズンに向けガソリンの生産を
本格化させる時期に来ているが、本日はそれに水を差すようなトラブルが
相次いで伝わってきた。BPのテキサスシティー製油所では落雷、先月から
FCCが追試しているインディアナ州ホワイティング製油所では新たに火災が発生。
エクソンモービルのボーモン製油所ではガス漏れ騒ぎ、ライオンデルの
ヒューストン製油所では原因不明のトラブルでFCCが停止と、
把握しているだけでもこれだけをすぐに挙げられる。
前日の在庫統計でガソリン在庫が500万バレル以上取り崩されたのを見ても
分かるよう、製油所の生産能力はかなり下がってきている。消費した原油に
対する石油製品生産比率も下がってきており、稼働率の推移で見る以上に
製油所のトラブルが深刻な可能性も高い。一部では製油所トラブルは
ガソリンの上昇につながる一方、原油消費を鈍らせ原油には弱気に働くとの
意見もあるようだが、逆立ちしてもこれには賛成できない。やはり、今の時期は
ガソリンが上昇すればそれに連れて原油も値を伸ばしていくと考えるのが筋だ。
ファンドマネーが金相場を押し上げる
NY金は大幅反発。
英国軍兵士が解放されれば手仕舞い売りが広がり、かなりの相場下落に
つながると見ていた向きは多かったと思うが、結局そういった展開には
ならなかった。ISMサービスなど弱気の指標を受けドルが下落したことや、
GFMSの強気のレポートなどが下支えとなったのも確かだが、
一番大きいのはファンドからの資金流入ではないだろうか。
新たな四半期に入ったことを受け、ファンドの資金がETFをはじめ様々な
投資手段を経て金市場に流入、相場を押し上げていると考えるのが一番
無理のない考えではないかと思われる。指数系のファンドやETFは短期的な
材料に左右されることはないから、イランによる兵士解放が材料に
ならないのも当然だ。短期的にポジションを動かす向きよりもはるかに大きな
動きが相場を下支えすれば、本日のような展開になることは容易に想像できる。
サブプライム問題をはじめ、米景気の先行きに不透明感が強まっていることから、
FEDがこの先利下げに転じるとの見方は確実に広がっている。利下げによる
流動性増加への期待と株式市場への不安から、代替投資先である金市場に
資金が向かいやすい状況にあるのは確か。もちろん地政学リスクへの不安もある。
この推測が正しいのなら、ファンドによる買いはその先数日間続き、
特に買い材料がなくても10ドルほどは更に相場を押し上げることになるだろう。
英国軍兵士が解放されれば手仕舞い売りが広がり、かなりの相場下落に
つながると見ていた向きは多かったと思うが、結局そういった展開には
ならなかった。ISMサービスなど弱気の指標を受けドルが下落したことや、
GFMSの強気のレポートなどが下支えとなったのも確かだが、
一番大きいのはファンドからの資金流入ではないだろうか。
新たな四半期に入ったことを受け、ファンドの資金がETFをはじめ様々な
投資手段を経て金市場に流入、相場を押し上げていると考えるのが一番
無理のない考えではないかと思われる。指数系のファンドやETFは短期的な
材料に左右されることはないから、イランによる兵士解放が材料に
ならないのも当然だ。短期的にポジションを動かす向きよりもはるかに大きな
動きが相場を下支えすれば、本日のような展開になることは容易に想像できる。
サブプライム問題をはじめ、米景気の先行きに不透明感が強まっていることから、
FEDがこの先利下げに転じるとの見方は確実に広がっている。利下げによる
流動性増加への期待と株式市場への不安から、代替投資先である金市場に
資金が向かいやすい状況にあるのは確か。もちろん地政学リスクへの不安もある。
この推測が正しいのなら、ファンドによる買いはその先数日間続き、
特に買い材料がなくても10ドルほどは更に相場を押し上げることになるだろう。
原油大幅反落
NY原油は大幅反落。兵士拘束を巡るイランと英国の対立が
まもなく解決するとの期待から大きく手仕舞い売りが膨らんだ。
イランが前日拘束した兵士を国内で裁判にかけるつもりはなく、
あくまでも外交での解決を希望するとのコメントを出したこともあり、
解決は近いのではとの期待が広がったが、一方では英国が
領海侵犯を認めるのが条件となっており、期待通りにことが
運ぶかどうかは微妙なところ。一方、英国のブレア首相は
今後2日間が非常に重要とし、その間に兵士が開放されなければ
新たな局面に入る可能性を示唆するなど、イランへの警告とも取れる発言をしている。
実際に問題解決に動いたわけではないにもかかわらず
1ドル以上値を下げるなど、相場がかなり買われ過ぎの
状態にあるのは間違いない。もし早期に問題が解決すれば、
更に1ドル以上値を下げることになるだろう。
しかし、それ解決以前に現在の水準で積極的に売りを
仕掛けることは難しい。僅かながらも軍事衝突に発展する
可能性があるうちは、70ドルまでの上昇も念頭において
トレードをする必要があるからだ。ブレア首相が「2日間」 と
いっているのだから、どちらの方向に向かうにせよ金曜までに
大きく状況が変わることになるのではないか。
まもなく解決するとの期待から大きく手仕舞い売りが膨らんだ。
イランが前日拘束した兵士を国内で裁判にかけるつもりはなく、
あくまでも外交での解決を希望するとのコメントを出したこともあり、
解決は近いのではとの期待が広がったが、一方では英国が
領海侵犯を認めるのが条件となっており、期待通りにことが
運ぶかどうかは微妙なところ。一方、英国のブレア首相は
今後2日間が非常に重要とし、その間に兵士が開放されなければ
新たな局面に入る可能性を示唆するなど、イランへの警告とも取れる発言をしている。
実際に問題解決に動いたわけではないにもかかわらず
1ドル以上値を下げるなど、相場がかなり買われ過ぎの
状態にあるのは間違いない。もし早期に問題が解決すれば、
更に1ドル以上値を下げることになるだろう。
しかし、それ解決以前に現在の水準で積極的に売りを
仕掛けることは難しい。僅かながらも軍事衝突に発展する
可能性があるうちは、70ドルまでの上昇も念頭において
トレードをする必要があるからだ。ブレア首相が「2日間」 と
いっているのだから、どちらの方向に向かうにせよ金曜までに
大きく状況が変わることになるのではないか。