ファンドマネーが金相場を押し上げる | よそうかい - トレーダーの独り言 2

ファンドマネーが金相場を押し上げる

NY金は大幅反発。

英国軍兵士が解放されれば手仕舞い売りが広がり、かなりの相場下落に
つながると見ていた向きは多かったと思うが、結局そういった展開には
ならなかった。ISMサービスなど弱気の指標を受けドルが下落したことや、
GFMSの強気のレポートなどが下支えとなったのも確かだが、
一番大きいのはファンドからの資金流入ではないだろうか。

新たな四半期に入ったことを受け、ファンドの資金がETFをはじめ様々な
投資手段を経て金市場に流入、相場を押し上げていると考えるのが一番
無理のない考えではないかと思われる。指数系のファンドやETFは短期的な
材料に左右されることはないから、イランによる兵士解放が材料に
ならないのも当然だ。短期的にポジションを動かす向きよりもはるかに大きな
動きが相場を下支えすれば、本日のような展開になることは容易に想像できる。

サブプライム問題をはじめ、米景気の先行きに不透明感が強まっていることから、
FEDがこの先利下げに転じるとの見方は確実に広がっている。利下げによる
流動性増加への期待と株式市場への不安から、代替投資先である金市場に
資金が向かいやすい状況にあるのは確か。もちろん地政学リスクへの不安もある。
この推測が正しいのなら、ファンドによる買いはその先数日間続き、
特に買い材料がなくても10ドルほどは更に相場を押し上げることになるだろう。